【リフォーム費用実例】寝室リフォームの相場|業社の選び方を解説

今回は我が家の寝室リフォームの費用について公開したいと思います。複数社への見積もりをした結果、「見積もり金額」「施工期間」などなどの違いが見えてきたので紹介します。以下の方にオススメの記事となっていますので要チェックです。
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・リフォームの相場が知りたい
・工務店かハウスメーカーか悩んでいる

工務店とハウスメーカーの違い

まずは、リフォームをするのに際してテーマになる「工務店orハウスメーカー」の違いについてご紹介します。ちなみに、これらを明確に定義する物はないようです。

一般的な違い

まずは一般的に言われてる、リフォームをするという観点での違いは以下の通りです。

工務店の特徴

・工務店が建築する住宅は、主にハウスメーカーの住宅のように規格化されていない
・地域密着な場合が多い
・費用が安価でできる場合が多い
・営業、現場監督、コーディネーターを一人で賄っている場合も多い

どちらも良い・悪いはなく、ハウスメーカーでは関わっている人数が多いぶん、費用が高くなる傾向があるということです。また、リフォームをする際には、リフォーム専門業社という物も存在します。こちらは以下のような特徴があります。

リフォーム専門業社の特徴

・リフォームに特化した知識と経験が豊富
・ハウスメーカーより安価な傾向がある
・既存の住宅の構造を理解して施工の可否を判断してくれる

見積もり時に感じた違い

後ほどご紹介するのですが、見積もり時にはハッキリした違いが出てきました。
これは、「金額」だけではなく「対応」に関しても違いが出てきたと感じました。一方でこれは私の経験での視点なので参考程度に。

リフォーム専門業社A

・現地調査なしでプラン図のみで見積もりを提示してきた

リフォーム専門業社B

・現地調査を実施して工法や要望を詳細にチェックしてくれた
・既存の扉の使い回しなど丁寧に提案してくれた

ハウスメーカーC

・現地調査を複数回実施して大工も参加して打ち合わせしてくれた
・現場監督もいる点が安心
・施工期間は3週間未満と少し長めの印象

工務店D

・現地調査をして見積もりを提示してきた
・施工日程が2週間以内と少しタイトな印象

信頼できる会社の見つけ方

「信頼できる会社」については、今回のリフォーム業社選択の際にもかなり注意しました。
私が重視した点は以下のポイントです。

 建設業許可の有無

1点目は「建築業許可」の有無です。これは許可を取っていなくても軽微な工事は行えるので、しっかり許可を得ている企業を選択しました。「建築業許可」を取っているかは、各都道県ごとにホームページから確認することができます。

建築業許可なしで行える工事

①建築一式工事以外の工事で、1件の請負代金の額が500万円未満の工事
②建築一式工事で、請負代金の額が1,500万円未満、もしくは延べ面積が150平方メートル未満の木造住宅の工事

見積もり段階で現地調査があるか?

2点目は、見積もりの段階でしっかり「現地調査」を行なっているかが重要です。
特にリフォームでは、以下の点はしっかり現地を見ずに見積もることはできません。今回は、リフォームのプランずを提示して、4社に見積もりを依頼しましたが、その内1社は現地調査せずに見積もりを提示してきました。

https://kaitai-mado.jp/base/kaitai-genchichousatohasyuruiyahiyouha/
現地調査する理由

・実際の寸法があっているか確認
・建築工法や耐力壁の確認
・全面道路の広さ
・顧客の要望のヒアリング
・施工日程や行程の確認

施工事例の多さ

https://www.misawa.co.jp/reform/

3点目はホームページを確認して、施工事例を確認しました。理由としては以下の点があります。

施工事例する理由

・施工事例の内容でデザイン性へのこだわりや対応可否をチェック
・ホームページに力を入れていない業社は運営内部の余裕度に違いが出る

リフォーム内容

今回のリフォームは以下のようなプランを作成して依頼をしました。
「2つの部屋を繋げて11.5畳の寝室を制作する」といった内容です。完成に関しては後日、YouTube動画などでご報告したいと思います!

既存の壁の撤去と新設

今回のリフォームでは、約3メートルの壁を撤去して、4メートル程度の壁を新設しました。これは、2つの部屋を1つの部屋に繋げるための工事です。

照明やコンセントの移設

照明の新設については、7箇所
コンセントの新設については、7箇所
照明デザインやコンセントについては、使い勝手を考えて移設や新設をしました。

ヴィータスを採用

まずは、リクシルのヴィータスを採用しました。これは、新築時の時にもテレビボードで採用したのですが、
「自分で大きさや扉をカスタマイズできる」
「コストパフォーマンスが高い」
「一枚板の収納がスッキリしていて気に入っている」

ノエル3を採用

まずは、南海プライウッドのノエル3を採用しました。これは、他の動画でも紹介しているのですが以下の点を理由で採用しました。
「アッシュウォールナットの色が優秀」
「奥行きや棚の配置の自由度が高い」
「海外風な雰囲気のクローゼットが欲しかった」

ノエル3と一体化したワークスペース

こちらは南海プライウッドのノエル3と同色のアッシュウォールナットの「ランバーシリーズの板」を購入して、造作のデスクを制作しました。ウォークインクローゼットとの一体感があってとても満足な仕上がりになりました。

見積もり結果の比較

それでは、見積もり結果について以下の通り紹介します。これを見ると一番高額だったのがハウスメーカーではなく、リフォーム業社であったのが意外でした。

4社見積もりの結果

リフォーム専門業社A:210万円
リフォーム専門業社B:156万円
ハウスメーカーC:179万円
工務店D:127万円
※ノエル3や照明器具等の値段は除いた価格

選んだ業者はどこか?

結果として、「ハウスメーカーC:179万円」です。一番安くはないですが4社中で2番目に高額でした。一番安かった工務店とは50万円ぐらいの差が出て、かなり悩んでの選択となりました。今回、複数社で見積もりした結果としては以下の発見がありました。

4社見積もりの感想

・ハウスメーカーが一番高いとは限らない
・現地調査なしで見積もりを提示する業者がいる
・工務店はやっぱり見積もりが安い
・業者によって価格差はかなり発生する

つまり、リフォームの際には数社見積もりを行うことがすごく重要だと言えます。
また、2社目以降の見積もりの際には既に見積もりを取っている業社との価格や対応の比較ができてオススメです。

リフォーム業社の選択理由は?

私の場合、4社見積もりを行ったので、それでかなり知見を得られたと感じました。今回のハウスメーカーCを選択した理由は以下の通りです。

・現地調査があった上で見積書を提示してきた
・大工の同行での現地調査だった
・現場監督を配置してくれる約束
・一番安価ではないが他の業者より安心して依頼できると考えた

業者ごとのリフォーム費用の違いはどこから出てくるのか?

リフォームの総見積もりの違いは分かりましたが、内容を見ていくと違いがありましたので解説します。ここの内容での違いが見えたのが以下の点です。
他方、どの個々の業者で安い部分と高い部分が混在しており、それを足すと総額に差が出てきたと言えます。

電気工事費用

リフォーム専門業社A:139,200円
リフォーム専門業社B:56,700円
ハウスメーカーC:186,200円
工務店D:75,000円

大工工事費用

リフォーム専門業社A:683,000円(総額表示のみ)
リフォーム専門業社B:674,900円
ハウスメーカーC:813,000円(詳細表示あり)
工務店D:555,000円(詳細表示あり)

ヴィータス費用

リフォーム専門業社A:定価20%OFF
リフォーム専門業社B:割引なし
ハウスメーカーC:定価30%OFF
工務店D:定価40%OFF
※定価146,600円

クロス張り替え費用

リフォーム専門業社A:210,000円
リフォーム専門業社B:108,000円
ハウスメーカーC:152,000円
工務店D:202,000円

クリーニング費用

リフォーム専門業社A:57000円
リフォーム専門業社B:33000円
ハウスメーカーC:26000円
工務店D:記載なし

意外に費用がかかると思った点

今回は、「ハウスメーカーC」へ依頼することになりましたが、結果として意外に費用がかかると感じた点をまとめました。

〜間仕切り壁〜
今回の業者では、壁を新設する場合には「5万円/m」となっており壁を新設するだけでも意外に高いのだと感じました。
また、それ以外にも以下のような費用間であることはとても勉強になりました。

大工工事費用の一例

・壁の新設は「5万円/m」
・ニッチは1.5mで29000円
・寝室の腰壁の造作は73000円(これが一番意外に高かった)

〜壁と天井の下地〜
これは総額表示で、117000円となっていました。。
ノエル3やヴィータス、天井照明やプロジェクターの下地など、下地が必要な箇所が多かったからか、意外に費用が高かった結果となりまし。

〜コンセント移設〜
今回採用した「ハウスメーカーC」では、コンセントの移設や新設の単価は「16000円/箇所」となっていました。他の業者では、7000円程度だったのでこれも少し高い印象。

知っておくと便利なこと

今回はリフォームの経験から、これは知っておいた方が良いかなと感じたことをいくつか共有したいと思います。

現地確認の丁寧さ

リフォームでは現地確認をして見積もりを出すのが基本だと考えています。理由としては以下の通り。
・構造の耐力壁や柱をカットして大丈夫なのか図面や現地で調査する
・実際の寸法を計測して見積もりに反映させる
・ヒアリングされて気づく希望も多い

3社以上の見積もりが大切

今回は、4社見積もりを行いましたが金額や対応で大きな違いを感じました。
安ければ良いという話ではないので、見積もり段階のやり取りで「安心感」や「丁寧さ」を感じる業者を選択することをオススメします。
また、工務店・ハウスメーカー・リフォーム業社で見積もりを同時に取ると、金額や対応でいろんな違いがわかるなと感じました。

工程が短すぎる業者には注意

今回は、4社見積もりを行いましたが、一番短い工程を提示してきたのは工務店でした。
結果、18日ほどかかった工事ですが、工務店では1週間ちょっとの行程表を提示してきました。これは結果として、1週間程度でこの工事は終わらないだろうなと感じました。
なので、短すぎる行程表を提示してくる場合には要注意と言えるでしょう。

施工前に契約書を結ぶかどうか

今回は契約書を結んでリフォームを依頼しました。
業者によっては、契約書がなかったりするようなので、「必ず施工前に金額が掲載されている契約書」を結ぶ業者であることを確認しましょう。
また、契約書は何かトラブルがあった際に、「業者と施主」の約束を確認するための証明になります。よほど軽微な工事以外では契約書を結ぶことをオススメします。

まとめ

今回は、寝室リフォームの費用の実例を紹介しながら、業社の選定方法について解説しました。あくまで、私の経験からの考えとなりますので参考までに。
皆さんの夢や自分らしい空間づくりが実現するリフォームを応援しています!

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