今回はインテリアの予算配分について解説します。「ソファ」「チェア」「照明」などインテリアを構成する要素はたくさんありますが、限られた予算をどのように配分するのか?おしゃれなインテリアを実現しながらどのような工夫をすれば良いのか解説します。
予算は人それぞれで異なる
まずは、前提としてインテリアにどの程度予算をかけられるのかは、個人差が大きいです。
LDKに100万円を使える方もいれば、5万円までという方もいるでしょう。
今回の記事の趣旨も相対的なバランスで見ていただければと思います。
予算配分の大まかな考え方
例えば、「ダイニングテーブル:ソファ:チェア」という3つの家具があったとします。
この3つの家具の価格バランスが仮に
「ダイニングテーブル:ソファ:チェア(一脚)=4:4:1」がオススメだとします。
そうすると、
「ダイニングテーブル:ソファ:チェア(一脚)=20万円:20万円:5万円」の人もいれば
「ダイニングテーブル:ソファ:チェア(一脚)=4万円:4万円:1万円」の人もいるということです。
ダイニングテーブル・ソファ・キャビネット・テレビボード=4
チェア・サイドテーブル・ラグ・フロアライト=1
センターテーブル=2
(例:4=20万円、2=10万円、1=5万円)
家具や照明の予算配分は人それぞれの価値観によって変わります。また、どのような家具が必要になるかも異なってきます。
家具を購入する前に考えること
それでは、家具やインテリアを「新規購入」や「買い替え」する際に、事前に考えておく必要があることを確認していきましょう。
必要な家具を考える
まずは、「必要な家具」を考えてみましょう。
「生活スタイル」「家族構成」によって、どんな家具が何個必要なのか変わってきます。
〜一人暮らしのLDK〜
こちらでは、円卓を囲んでチェアが2つ配置されています。一人暮らしの場合には少人数の来客を意識する程度の家具のセレクトになることが多いでしょう。
〜ロースタイルのダイニングテーブル〜
2世帯の家族構成でも、ソファを置かずに「ロータイプのダイニング&ベンチ」とすることでも必要な家具の数が変わってきます。
生活スタイルの変化は?
続いての観点が、生活スタイルの変化です。
「一人暮らし→2世帯」
「マンション→戸建て」
など、もし今後生活スタイルの変化が予想できているようであれば、それも考慮して家具を購入すると良いでしょう。
例えば、我が家の場合には、「賃貸アパート→戸建て」といった変化が予想されていたので、少し大きめの家具を事前に購入していました。正直、賃貸には少し大きすぎるサイズでしたが、買い替えの費用を考えて先に購入しました。
・150cm幅のダイニングテーブル&チェア4脚
・190cm幅のソファ
・65インチの有機ELテレビ
資産価値としてのインテリア
インテリアアイテムには、「資産価値」としての意味合いもあります。人気の家具では、購入時とあまり変わらない価格でリセールできたりもします。
なので、購入したいアイテムが中古市場でどの程度の価格で販売されているかチェックするのも良いでしょう。
〜中古家具という選択肢〜
日本ではまだまだ一部の方にしか注目されていないですが、家具を中古で購入するという選択肢も良いと考えています。
作りの良い家具は、住宅の寿命以上に長く使うこともできます。
「木の経年変化を楽しむ」「ファブリックを張り替える」といった考えがあれば、ヴィンテージの家具として中古家具を楽しむこともできます。
そもそもどの程度予算を使うべき?
インテリアにどの程度の予算を費やせるかは、人それぞれの価値観や生活スタイルによって異なります。
また、高価なものを購入すれば「快適」「おしゃれ」な生活を手に入れられる訳ではありません。家具の購入は余剰資産で無理のない範囲で予算を設定するのがオススメです。
予算配分の一例
それでは、今回はのメインテーマである家具の予算配分の一例を見ていきます。
金額が異なっても、それぞれの生活スタイルに応じて相対的な予算配分を参考にしていただければと思います。
子供がいる2世帯住宅
まずは、子供が1〜2人いる2世帯の住宅の家具購入を考えましょう。この場合には、まずは以下のような家具のサイズ感(個数)が必要となるでしょう。
・ダイニングテーブル(幅120〜150cm)
・チェア4脚
・ソファ(幅180cm〜)
※その他、照明・ラグ・キャビネットetc
・ダイニングテーブル:7万円
・チェア:2万円(1脚)
・ソファ:5万円
夫婦二人の世帯
一人暮らしの世帯
予算をかけても良いアイテム
続いて、予算をある程度かけても良いと感がている家具を紹介します。どんな観点で予算をかけても大丈夫と言えるのか解説します。
名作家具
一般的に「名作家具」と言われるような家具では中古市場で価格が下がりにくいという傾向があります。もし必要でなくなった場合にも売却すれば良いと考えられる家具では、資産価値があるのである程度予算を欠けても良いと考えられます。
〜Yチェア(CH24)〜
〜バタフライスツール〜
〜スツール60〜
ラグ(絨毯)
ラグ(絨毯)は高価な物だと数十万円するようなモノから、数千円で購入できるものがあります。
他方、ラグ(絨毯)は以下の観点で注意が必要です。
・部屋の形状、サイズが変わる場合にはラグが使えなくなる場合がある
・子供、ペットがいる家庭では汚れがついて買い替える場合がある
カーテン
カーテンも引越しなど、ライフスタイルの変化の可能性がある場合には注意です。
窓の寸法は様々ななので、高価なものを購入したのに買い替える必要があるという事態にもなりかねません。
〜ieno textile(イエノテキスタル)〜
バブリックデザイナーの南村 弾 Namura Dan. さんがデザインするカーテンはサイズを選ばずに使えたりもするのでオススメです。
照明器具
続いて照明器具も「生活スタイルによらず使っていける」という点で費用をかけても良いと考えられます。
特に部屋の大きさに関係なく使っていける、
・デスクライト
・ポータブル照明
は一度購入すると生活スタイルが変化しても使っていきやすいです。
〜大きなフロアライトは要注意〜
一方で「部屋の大きさ」「家具のレイアウト」に制限されてしまうような、「大きなフロアライト」だとライフスタイルの変化とともに使用できなくなるかもしれないので注意。。
予算を必要としないアイテム
続いて、メインの家具・照明とは別に考えて他方が良いアイテムを紹介します。
ここには「予算を割く」というよりは、「買い足していくのを楽しむ」というスタイルがオススメです。
〜オブジェ〜
まずは、オブジェです。これは、「サイズ」「素材」「カラー」など、どんな物を購入すれば良いのか分からないという方も多いのでは?YUKICH NO HOMEの動画も参考に是非、ノウハウを少し理解してから少しずつ揃えていくのがオススメです。
〜壁面アート〜
続いて壁面アートです。特に壁面に飾るアートは、部屋のインテリアのテイストを象徴するような物をセレクトしましょう。そういう観点でも、インテリアの方向性が定まってから購入するのがオススメ。
〜観葉植物〜
最後に観葉植物です。観葉植物はインテリアの有機的な要素をプラスしてくれるので、是非取り入れていただきたいアイテムです。
他方、生活スタイルや部屋の大きさが定まっていないのに購入すると、植物の命を無駄にするようなことにもなりかねません。こちらも徐々に集めていくのがオススメの家具です。
〜まとめ〜
今回は「インテリアの予算配分」をテーマにお伝えしました。ぜひ、これから家具・照明を買い足したい方は参考にしてみてください。