【円卓×ダイニングテーブル】メリット&デメリット|購入体験から解説

今回は、Re:CENOの円卓ダイニングテーブル「folk(フォーク)」を購入して分かった円卓のメリットデメリットを詳しく解説します。実際に円卓に買い替えて分かった発見も含めてプロ目線での解説をします。

円卓を選択した理由

まずは、我が家が何故円卓を購入したのかについて解説します。

元々使っていたダイニングテーブル

今まで使っていたダイニングテーブルはunicoのアディシリーズのW150cmでした。オイル塗装のダイニングテーブルで木質がとても豊かで気に入っていました。大きさも十分で来客が来た際にも重宝していたテーブルです。

他方、ライフステージが変わると少し不自由さを感じる場面も出てきていたのも事実、、
「子供がいるとオイル塗装のテーブルはメンテナンスが困難」
「ダイニング周りに回遊導線が欲しかった」

円卓に惹かれた理由

個人的には長方形のダイニングテーブルしか使ってこなかったこともあり、円卓には以前から憧れに近い気持ちがありました。具体的には以下の点です。

・空間に柔らかな印象を持たせたい
・円卓を使ったことがなく実生活での使用感を体感したい
・円卓を配置するには、ある程度スペースが必要?という疑問に自分なりの答えを出したい

円卓が難しいとされる理由

それでは、円卓にはいくつかの懸念点があると言われています。この点も今回は検証する意味合いもあり、円卓をセレクトしました。

空間効率が悪くなりやすい?

円卓は四角いテーブルと比較してスペース効率が悪くなる傾向があります。特に日本の住宅のように限られたスペースに家具を配置する場合、円卓は壁や角に寄せて置くことができず、必ずある程度の空間を四方に確保しなければなりません。

そのため、部屋の中心付近にしか置けず、周囲の動線を確保する必要もあるため、レイアウトが制限されます。さらに、円形ゆえに一見柔らかく開放的な印象を与えますが、視覚的にも“抜け”が少ないため、圧迫感を感じやすくなるケースもあります。こうした空間効率の問題は、コンパクトな住環境では特に顕著になり、インテリア全体のバランスや使い勝手に影響を与えるため、使い方が難しいと感じられるのです。

視線やコミュニケーションの設計が難しい

円卓は「全員が平等に会話できる」というメリットがよく挙げられますが、それが必ずしもプラスに働くとは限りません。例えば、少人数での食事ではテーブルが広く感じられ、間延びした印象になることがあります。

また、人数が増えれば増えるほど、中央が遠くなって料理を取りにくくなり、結果的に回転台(中華テーブルによくある)が必要になることも。さらに、円形に配置された視線はどこか定まりにくく、インテリアにおける「視線の抜け」や「フォーカルポイント」の設計が難しくなる要因となります。空間の中において視線や重心が分散しやすく、全体のまとまりが弱くなるため、設置する際には他の家具配置や照明との組み合わせに工夫が求められます。

我が家のダイニングの間取りと円卓

我が家の間取りがこちらのようになっています。
ダイニング部分の有効スペースは「360cm×270cm」程度です。これは約6畳程度ということになります。円卓の直径は110cmで、椅子に人が座った時のスペースを60cmと考えると「110+60+60=230cm」となります。

我が家の場合には斜めに配置しないと動線幅がしっかり確保できないので、こちらのように斜めに椅子を配置しています。これによって人が座っていない時には回遊動線を確保することができています。

なお、170cmにエクステンションした場合にはこんな感じです。誕生日席のような配置はできませんが、6人で食事することもできるようなサイズ感なので来客時に活躍してくれそうです!

購入したダイニングテーブル紹介

それでは、購入した円卓のダイニングを紹介します。今回はお店の方と色々と検討しながら選びましたので動画でも是非みていただければと思います。

Re:CENO|伸長式ダイニングテーブル folk/NA

今回採用したのは、Re:CENOの伸長式ダイニングテーブル folk/NAになります。以前から知っていた製品で、今の我が家のライフスタイルに最適なダイニングテーブルだということで採用しました。
スペックは以下の通りです。価格としてはオークの突板のダイニングテーブルとしては標準的で、円卓のエクステンション機能がついたダイニングテーブルとなっています。

スペック

価格:133,000円(税込)
サイズ:本体:幅 110cm/170cm × 奥行き 110cm × 高さ 68cm/72cm
素材:
天板:天然木オーク突板(ウレタン塗装)
脚部:天然木オーク無垢材(ラッカー塗装)

購入理由は?

何故、今回の製品を購入したのかご紹介します。たくさんの観点から、今回の製品において全てちょうど良いと感じました。

〜普段使いのミニマルなサイズ感〜
現在、我が家は妻・子供の3人暮らしです。そう考えた時に以前の150cmのダイニングテーブルでなく、110cmの円卓がちょうど良いサイズ感でした。円卓にしたことによって、ダイニング周りに回遊導線ができ、「生活しやすくなった」といった率直な感想です。

〜オーク材の風合い〜
我が家のインテリアはナチュラルモダンテイストです。フローリングもオーク材で、ダイニングテーブルも木製の物で探していました。「伸長式ダイニングテーブル folk」はオークの突板を使用しており、ウレタン塗装ではありますが、しっかり木質を豊かに感じられる点がとても気に入っています。

〜伸長式のダイニングテーブル〜
普段は110cmの円卓で良いのですが、来客時にはやはり大きなテーブルが必要です。そう考えた時に170cmのオーバルのダイニングテーブルは6人程度で余裕で食事ができる点も採用理由です。

〜伸長式感のないルックス〜
「伸長式ダイニングテーブル folk」は、中間部の板を完全に取り外すタイプの形式になっています。これにより、側面から見ても天板を見ても、伸長式であることが目立ちにくいルックスになっています。

ダイニングテーブルの種類

今回はRe:CENOの店舗にお邪魔して、その他のダイニングテーブルも拝見してきたので少しそちらについても見ていきます。
今回は円卓を採用しましたが、形状が違うダイニングテーブルもどんな違いがあるのか?という観点でみていただければと思います。

culum(クルム)/NA

まずは、こちらのベンチタイプのダイイングテーブルです。
天板は少し低めの68cmでベンチとの相性がとても良いです。サイズは130cmとなっておりコンパクトなサイズですが、L字のベンチで囲むことで、サイズ以上に大人数で利用することができます。

〜オーク&ラタンのナチュラルな風合い〜

スペック

価格:¥89,800(税込)
サイズ:幅 130cm × 奥行き 80cm × 高さ 68cm
素材:天然木オーク無垢材、ラタン(天板:ウレタン塗装、その他:ラッカー塗装)

ダイニングテーブル OAK(オーク) サイズオーダー

こちらは、サイズオーダー可能なダイニングテーブルのOAK(オーク) です。
名前からもわかるようにオークの無垢材がふんだんに使われており、木(モク)の家具が好きな方にはぴったりな製品です。
展示品は大きめのダイニングテーブルで、スタンダードな長方形タイプです。
スタンダードだからこそ使いやすい形状ですし、サイズを考えるのも部屋のどこに配置するのかも、シンプルな考え方ですみます。

スペック

価格:88,000円(税込)〜
サイズ:幅 40〜200cm× 奥行き 60 ~ 100cm× 高さ 30 ~ 74cm
天板厚:2.8cm or 4cm
素材:天然木ホワイトオーク無垢材
仕上げ:オイル塗装orウレタン塗装

実際に感じた円卓のメリット

それでは、実際に円卓を使ってみて感じたメリットをご紹介します。

空間の雰囲気が柔らかくなる

今まで長方形のダイニングテーブルを使ってきましたが、スタンダードな形状でとても気に入っていました。他方、少し空間の雰囲気をガラッと変えたいという思いもあり今回は円卓を採用しました。配置前からわかっていましたが、円卓は印象が柔らかくなってよりフレキシブルな空間となったと感じています。

空間にゆとりが生まれた

単純に今まで、150×80cmのダイニングテーブルから110cmの円卓へ変更したことによって、動線がかなり広くなった印象があります。
今までキッチン側に片寄していたダイニングテーブルで導線が片方しかなかったですが、円卓では周囲に動線を確保できるようになりました。
これによって空間が広く感じられたり、生活動線がかなり楽に感じられるようになりました。

座り方の自由度が高い

家族で円卓を囲む場合には、「近くに座る」、「十分な距離を確保する」といったケースバイケースで、椅子の配置を変えられるのが便利だと感じました。
子供がいる家庭では、どうしても子供の近くに椅子を寄せたりするシーンがあると思うので、その際にも長方形のテーブルよりも自由度が高いのがとても良いと感じました。

円卓を購入する際の注意点

それでは、最後に円卓を購入する際の注意点をご紹介します。メリットの多い円卓ですが、注意点があるのも事実です。

壁寄せしずらい

円卓は形状の特性上、直線的な部分がありません。そのため、壁に寄せた際にバランスがとても悪くなります。また、デッドスペースも生まれるので、円卓を壁に寄せることはお勧めできません。

他方、カフェテーブルのような雰囲気の物を壁に寄せるのは自然な雰囲気があるので、NGだとは考えていません。

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配置に必要なスペースを確認する

円卓は前述の通り、直径プラスで椅子に座れるだけのスペース(60cm程度)が必要です。
椅子をどの角度に配置するかで、必要なスペースが変わってくるので、注意しましょう。
例えば、110cmの円卓の場合には直線的に配置すると230cm四方ですが、斜めに配置することで、165cm四方のスペースになり、かなり必要なスペースに差が出ます。

中心部のスペースに注意

円卓のサイズが大きくなればなるほど、対角線の距離が伸びます。通常の長方形のテーブルでは80cm程度の奥行きのテーブルが多いので、円卓では中央のスペースが大きすぎるというケースも出てきます。部屋のスペースに余裕がない場合には、この部分もデッドスペースになってしまうので注意が必要です。

まとめ

今回は我が家の新しい円卓、「Re:CENO|伸長式ダイニングテーブル folk/NA」を中心に、円卓のメリット・デメリットについてご紹介しました。是非、みなさんもダイニングテーブルを購入する場合には、スタンダードな長方形タイプだけではなく、いろんな形状の物を視野に入れて検討していただければと思います。

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