【徹底比較Ankerプロジェクター】Nebula シリーズ

今回はAnkerから新しく発売されたNebula Home Projector Serieを「サイズ / 重さ」「明るさ」「解像度」「色の鮮やかさ」「音響」「補正機能」「操作性等」の観点で徹底比較します。

今回のシリーズはどれもハイスペックで、価格も199,900円 (税込)からと本格的なシアター体験がしたい方、テレビの代わりとなる高解像度のプロジェクターをお探しの方にかなりオススメなシリーズになっていました。

「自宅で4Kの綺麗な画像で映画鑑賞したい」「昼間でも明るいプロジェクターが欲しい」そういった方にオススメのプロジェクターです。今回は使ってみた感想・操作感を徹底レビューします。
実際の「音質・画質」はこちらのYouTube動画でチェックして見てください！

Ankerについて

Ankerは言わずとしれたガジェットブランドで、デザイン性とクオリティの高さで人気なブランドです。充電器、ロボット掃除機、ポータブル電源が特に有名だと思いますが、今回ご紹介するようなハイスペックのプロジェクターはもちろん、小型の手軽なプロジェクターのラインナップも充実しています。

個人的には、サイズのバリエーションや光源が「レーザーor LED」の物などしっかり差別化された製品ラインナップで、ユーザーとしても製品を選びやすいブランドといった印象があります。

Nebula Home Projector Serieのスペック比較

	Nebula X1	Nebula Cosmos Laser 4K	Nebula Cosmos 4K SE
解像度	4K (3840 x 2160 画素)	4K (3840 x 2160 画素)	4K (3840 x 2160 画素)
輝度	3500ANSIルーメン	2200ANSIルーメン	1800ANSIルーメン
画面サイズ	40-300インチ	60-150	20-200
スピーカー	ウーファー 15W x 2 + ツイーター5W x 2 / Dolby® audio	10W x 2 + ツイーター 5W x 2 / Dolby® Audio	15W x 2 / Dolby® Audio
オートフォーカス	○	○	○
自動台形補正	○	○	○
サイズ	約282 × 186 × 246mm	約220 × 165 × 263mm	約220 × 165 × 263mm
重量	プロジェクター：約6.2kg サテライトスピーカー：約1.5kg / 台	約4.9kg	ll
その他	電動ジンバルで投影位置を調整

〜Nebula X1〜
「とことん映像と音質にこだわりたい方」
①五感を刺激する、⽐類なき映像体験。
3⾊レーザー (RGB) による3500ANSIルーメンの圧倒的な明るさ、5000:1のコントラストによ
る深みのある黒の表現、全⾯ガラス製のレンズによる精緻な映像を。
②⽴体⾳響による、没⼊の極致を。
公式サテライトスピーカー使⽤で、4.1.2chの⽴体⾳響を実現。合計200Wの圧倒的な出⼒が
⽣み出す迫⼒のサウンドで、聴こえるを超えた、「感じる」究極の没⼊体験。
③指先ひとつで、空間に最適化。
プロジェクター本体に内蔵された業界初の⾓度調節可能な電動ジンバルと卓越した先進的補
正機能によりボタンひとつで、映像が最も美しく映える投影位置を⾃動で調節。さらに光学
ズームにより、画質を損なうことなく画⾯サイズを⾃由⾃在に変えられる、極上の操作性。
スローレシオ
④機能美を極めた、インテリジェント設計。
独⾃技術を駆使した液体冷却システムにより、約26dBの静⾳性と、⾼い放熱性、そして無駄
を削ぎ落としたスマートなフォルムを実現。
⑤すべての映像体験が、この⼀台に。
Google TVの多彩な動画サービスと、臨場感あふれるかつてないゲーム体験。あらゆるコン
テンツをシームレスに楽しめる、洗練されたエンターテインメントの新境地。

〜Nebula Cosmos Laser 4K〜
「レーザー＆4Kにこだわって行きたい、日中もじっくりプロジェクターを楽しみたい」
【特徴とポイント】
①レーザー光源の、圧倒的な明るさ
映像の明るさを左右する光源に⼀般的なLEDランプではなくレーザーを採⽤。
レーザーだからこその圧倒的な明るさを実現。
②4Kの⾼クオリティ映像
表現豊かな⾊彩で、臨場感あふれる超⾼精細映像をお楽しみいただけます。
③強化されたコントラストで、より鮮明な映像に
ネイティブコントラスト⽐1000:1で、より深みのある⽩と黒の表現を。
Rec.709 100%の広い⾊域で、より精緻な⾊表現。
④Dolby® Digital Plusの、⼤迫⼒の⾳を
スピーカードライバー
10Wの⾼出⼒スピーカー2基に加え、5Wのツイーターを2基搭載。
低⾳から⾼⾳までクリアに響き渡る⾳を。
⑤Android TV 10.0対応※2で、⾃由にエンターテインメントを
サイズ
約220 × 165 × 263mm (※ハンドル部分を除く)
Android TV 10.0対応で、7,000以上の⼈気アプリをお楽しみいただけます。
リモコンにはYouTube、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+のボタンがあるので、ワンタッ
プですぐにアプリをご使⽤いただけます。

〜Nebula Cosmos 4K SE〜
「4Kプロジェクターデビュー、4K&レーザープロジェクターをコスパよく購入したい」
①Dolby Vision®で、ワンランク上の映像体験を
Dolby Vision対応のコンテンツは最⼤40倍の明るさ、50倍のコントラスト、
そして優れた映像の再現性で映像本来の美しさをお楽しみいただけます。
②Nebula初のハイブリッド光源を採⽤し、より明るく、鮮やかな映像に
LEDとレーザー光源を組み合わせたハイブリッドビーム技術を採⽤。
1800ANSIルーメンの明るさと10.7億⾊もの広⾊域を実現し、より緻密な⾊彩で映像を表現します。
③NebulaMaster™で、全てのフレームに映像本来のディテールを
Nebulaの独⾃エンジンは、フレームごとに精密な映像調整を施します。
鮮明なコントラストと正確な⾊彩で、よりリアルな映像をお楽しみいただけます。
④Dolby® Digital Plusで、より臨場感溢れるサウンドを
15Wのスピーカードライバーを2つ搭載。
⼤迫⼒かつ臨場感の溢れる、まるで映画館のようなサウンドを⾃宅で楽しめます。
⑤Google TVで、豊富なコンテンツをよりシームレスに
Google TV搭載で、10,000以上の⼈気アプリをお楽しみいただけます。
また、NetflixやYouTube、Amazon Prime Videoの視聴は、リモコンのボタンを押すだけ。

独自ジンバルで投影面を簡単に調整

Nebulaシリーズ共通で使えるジンバルがかなり便利でした。
設置方法としては、専用のステイを本体に取り付け、ジンバルにはワンタッチでロックすることができます。専用のステイだけでも水平方向に360度回転することができます。
潜PLUSはほうのジンバルスタンドを使うことで、垂直方向に90°傾けることができるので、天井投影も簡単にすることができます。

充実のサポート体制

海外ブランドですが、日本語サポートを用意しているのが安心ポイント。
Anker会員であれば、24ヶ月保証を受けることができる。

画面サイズのズームが便利

Nebula シリーズの使い勝手の良さが、ズーム域の広さと細かさです。
他のプロジェクターでは、数段階にしか分かれていない場合もありますが、Nebula シリーズでは画面サイズを小さくする調整が細かくできます。
プロジェクターをある程度、壁から離して視聴する方だとこれはかなり便利だと言えます。
※起動するたびにズーム域はリセットされてしまう。。

利用可能アプリ

Nebula シリーズは、リモコンに「Netflix」「YouTube」「Amazonプライム」のショートカットが存在します。これも個人的によく使うアプリの３つなのでとても使いやすかったです。
その他、GoogleTV対応のアプリはストアで購入できるようなのでアプリがなくて困るということは個人的になかったです。

Nebula シリーズは昼間でも使える？

Nebula シリーズを昼間使うと以下のように感じです。
画像では分かりにくいですが、「明るい部屋でなければ使える」といった印象。プロジェクターの永遠の課題だと思いますが、暗い部屋の方が見やすいのは絶対。
「昼間に光が多く入る部屋ではプロジェクターの使用は厳しい」が結論です。

現状、最善の選択肢となるプロジェクター

他方で、Nebula シリーズは昼間にプロジェクターを使いたくて予算が10万円台であれば、「高輝度」「３色レーザー搭載」という点で、現状の最善の選択肢の一つだと言えます。
正直、今まで使ったプロジェクターの中で「一番画質が綺麗」だと感じました。

プロジェクターのある生活とは？

我が家はここ数年、毎日プロジェクターを使って生活をしています。テレビも使っている部屋があるのですが、「プロジェクターのある生活」とはどのようなものなのかご紹介します。

視聴の準備が楽しい

プロジェクターはテレビと異なり、「スクリーンを下ろす」「角度の微調整」「0秒起動でない」など、一見すると手間に感じられる動画が必要です。
他方、私の場合にはそれも楽しく感じています。「これからアニメや映画をダイスクリーンで見るぞ」と言った楽しみが増えた感覚があります。

デザイン性の高さ

これは見ていただいてわかる通り。
今までのプロジェクターとは全く異なるデザインとなっており、それがプロジェクターであることを感じさせたない印象があります。インテリアとの親和性を感じられるデザインとなっています。
「グレー色の高級感のあるルックス」がそれに寄与しているのではないでしょうか。

台形補正＆オートフォーカス

プロジェクターの設置で毎回設定する必要があるとストレスを感じるのが、「台形補正」「オートフォーカス」です。特に設置場所を変えることがある人にとっては、重要な機能と言えます。
Nebula シリーズ台形補正＆オートフォーカスは高速でストレスを感じることは、全くなかったです。

上下に自由に回転できるジンバル機構

Nebula シリーズは垂直方向に127°することができるジンバル一体型の機構で、お部屋のどんな場所からでも理想の位置に投影することができます。さらに真上に向けて天井への投影も可能！
※左画像：最上部　右画像：最下部

3色レーザーで驚異の色域を実現

色を正確に表現するのには、光の三原色と言って「赤、緑、青」の光が必要となります。
他方、世の中に出回っているレーザープロジェクターの多くは、２色レーザーで正確な色表現ができないものが多い。
しかし、Nebula X1は３色レーザーを採用しており
　・色の表現できる幅が広い
　・色の再現性が高い
といった特徴があります。

レーザー光線による圧倒的コントラスト比

Nebula シリーズは強力でまとまりのあるレーザー光線によって、暗い部分をより暗く、明るい部分をさらに明るく投影し、圧倒的なコントラスト比を実現しました。
プロジェクターの光源には以下の3種類があります。
　・ランプ光源
　・LED光源
　・レーザー光源
レーザープロジェクターはこの中でも、「色が濃くて見やすい」特徴があります。
普段から地上波やバラエティなどもプロジェクターで見る方は、レーザープロジェクターを選ぶことをオススメします。

起動速度・操作感は？

〜起動は早い〜
Nebula シリーズには「スリープモード」が搭載されており、普段からよくプロジェクターを使う方にはオススメ。リモコンで電源ボタンをONにしてから数秒で起動するのでストレスは感じません。ちなみに、シャットダウンしてからの起動は約45秒程度でした。
〜操作感〜
操作感はNebula シリーズではAndroid TVにだったので正直、「アプリの起動に少し難があり」と言った感想でした。しかし、今回のNebula シリーズでは、Google TVが搭載されているので、起動は本当に早いです。携帯のアプリを操作している感覚に近くなったと感じました。

購入の際の注意点

ここからは、総じてオススメのNebula シリーズですが、購入する前に知っておきたいポイントをご紹介します。実際に使ってみての実体験を踏まえての意見になります。

スピーカーのボリューム

スピーカーの評価としては、「８畳程度の部屋までは十分なクオリティ」と言ったことろ。
狭い部屋では十分な迫力・ボリュームですが、我が家のような２０畳近いLDKでは物足りなさを感じました。我が家の場合にはBluetoothでホームシアターと接続させることで音質・迫力をカバーしました。

〜まとめ〜

いかがでしたでしょうか？Nebula シリーズは、どれもハイスペックな4Kプロジェクターになっていました。気になる方は是非以下のキャンペーン情報からチェックしてみてください！