今回は「部屋の生活感をなくす方法」について、ポイントを8個ご紹介します。これから、
一人暮らしを始める
新居に引っ越しする
など、インテリアを頑張ってみたい方におすすめの観点をわかりやすく解説します。
生活感のないインテリアとは?
そもそも、生活感のない部屋とはどんな部屋か?
そんな部屋に共通するキーワードが以下の3つです。一つずつ見ていきましょう。
テイストがハッキリ
生活感のないインテリアとは、
「完成度が高くインテリアのテイストがハッキリしている部屋」
だと言えます。まずは、ご自身の好みのインテリアを設定してコーディネートしましょう。インテリアのテイスト別のコーディネート方法は以下のYouTubeチャンネルでもお伝えしていますので参考に!
開放感
もう一つの共通点は
「開放的で余白のあるコーディネート」
だと言えます。ただ広い部屋が良いわけではなく、「家具の配置」「卓上のモノ」「壁面のアート」など
”もう少しモノが置けそう”
”飾る場所がまだある”
そのように思えるようなモノの配置や数を意識するようにしましょう。
情報を削ぎ落とす
最後の共通点は
「視線に入る情報量を減らす」
ことだと言えます。具体的には以下のようなモノを減らすと生活感が出にくくなります。
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この点に関しては、むやみに「文字が書かれているモノを飾らない」であるとか「隠す収納を心がける」ことが重要だと言えます。
1.インテリアのテイストごとの生活感
インテリアには様々なテイストがあり、その特性上、どうしても生活感を感じられるモノがあります。しかし、これはデメリットではなく、そのテイストにとっては「生活感をあえて出してそれを活かしている」と言えるでしょう。
生活感の出にくいテイスト
生活感が出にくいインテリアのテイストはこちら、
・シンプルモダン
・北欧インテリア
・ホテルライク
特徴としてはモノが少なく情報量が少ないと様になるテイストです。これらのテイストが好きな方は、「隠す収納を多く取り入れる」「家具はシンプルな素材・形状」を意識することが重要です。
生活感を活かしたテイスト
生活感を活かしたインテリアのテイストはこちら、
・ブルックリン
・ポップインテリア
・インダストリアル
これらのインテリアは「モノが多くあることが良い影響を生む」と言えます。
他方、多くのモノで構成されたインテリアでも統一感は必要。以下の点に注意して完成度の高いインテリアを目指しましょう。
「テイストにあった雰囲気のモノを飾る」
「カラートーンは統一することが重要」
カラートーン:明度&彩度で構成されたマトリックス上のグループ
2.収納量を意識した間取り
収納はインテリアにとって重要な要素です。
モノが散らかっている部屋はどんなに良い家具をおいてもオシャレに見えません。その点で、
・普段から部屋を片付ける
・適切な収納量を知ることが重要
収納量の目安
一般的な収納率(収納面積➗延べ床面積)の目安は以下の通り、
・マンション&アパート:8~10%
・戸建て:10%~15%
他方、これはあくまで目安です。仮に120m2(平方メートル)の延べ床面積の戸建ての10%の広さは、12m2です。これは、7.5畳程度の広さ4LDKの間取りだとすると、各部屋に1.5畳程度の収納があることになります。
、、しかし、これでは玄関収納やパントリーなどを含めると十分な収納とは言えません。
可能であれば収納率は15〜20%を目安にすると概ね公開の少ない収納だと言えるでしょう。
収納量が足りない時にアイディア
収納率の理想をお伝えしましたが、なかなか現実的にはマンションなどではリノベーションしない限り、そんな間取りの物件は少ないです。収納が足りない時には以下の項目をチェックしましょう。
〜収納付き家具を置く〜
収納付きの家具を置くことで、既存の家具スペースが収納場所に変わります。特に大きな家具で収納付きの場合には、大容量でクローゼットが一つ増えたような効果があります。
ex.収納付きベッド、収納付きソファ
〜デッドスペースを探す〜
収納スペース内にもデッドスペースがあり空間を十分に活かしきれていない場合もあります。まずは、すでにある収納を見直すことも大切。
ex.収納棚の縦の空間を活かした実例
ex.クローゼットのハンガーパイプのデッドスペース
〜断捨離〜
断捨離は最も盲点になりやすい。「いつか使う」は「いつ使うのか明確ではない」とも言えます。
例えば、「2年使っていない物は捨てる」などマイルールを決めることが重要です。
〜トランクルーム〜
トランクルームは我が家でも以前活用していました。
・広い物件に引っ越す費用・手間
これを考えた時には意外に手軽な選択肢になるのでは?特に趣味のキャンプ用品やレジャー用品など嵩張るモノをトランクルームに収納するのは有効的。
3.モノを飾りすぎない
「モノを飾ればオシャレになる」
これは残念あがら間違いです。しっかり、「選定されたモノ」を「意図した飾り方」で飾ることが重要です。
ディスプレイは場所を限定する
モノを飾るスペースは限定することをオススメします。
「生活感のない部屋には余白が必要」だから。
部屋の中でもチェストの上、スツールの座面など、 て場所を増やすか検討しましょう。
センスのある”飾る”テクニック
〜三角構図を意識する〜
最もスタンダードで間違いない観点が「三角構図」なんとなくモノを飾るのではなく、全体視した時に高低差のあるメリハリを感じられるディスプレイになっているかチェックしましょう。
〜高さの異なるアイテム〜
「三角構図」を作るためにも、高さの異なるアイテムを取り入れましょう。特に背の高い花瓶やオブジェを取り入れるだけで、全く異なる印象になります。自分の好みで飾るモノを選ぶとついつい同じようなモノばかり集まってしまいます。。
〜素材感を複数揃える〜
ディスプレイアイテムにとって大切な要素は「素材感」です。
スタンダードな考え方としては、「木・ガラス・樹脂・陶器」など異なる素材感のアイテムを集めること。インテリアに複雑性が増して洗練された雰囲気になるでしょう。
この時にもアイテムを集める上で、カラートーンを統一することを忘れないようにしましょう。
4.玄関収納は特に重要
玄関は家の顔です。
そこが散らかっていると第一印象が、、スッキリした玄関を目指してインテリアの第一印象をよくしましょう。
玄関は生活感が出やすい
玄関は以下のような様々なモノが集まりやすい空間です。しかも、収納するのに必要なスペースも異なるモノが多い。しっかり計画的に収納計画を練る必要がある場所と言えるでしょう。
・シューズ
・園芸用品
・清掃用品
・レジャー用品
玄関に必要な収納は3つ
〜土間収納〜
まずは、室内に持ち込みたくないモノを収納する際に必要なスペース
・ホースドラム
・高圧洗浄機
・ゴミ箱(生ごみ)
家庭によってモノは異なりますが、土間(タイルスペース)に収納したいモノをリストアップして必要なスペースを考えてみましょう。
〜オープン棚〜
オープン棚には以下のモノを収納することが多いです。
・シューズ
・レジャー用品
・清掃用品
必要な収納の「奥行き」と「横幅の総全長」を把握しましょう。
例えば、シューズであれば一足あたり
「奥行き32cm程度」
「横幅24cm(男性)20cm(女性)程度」となります。
これが分かれば棚に何足の靴が並ぶのか計算することができます。
〜扉収納〜
玄関には扉付き収納が必要です。来客時に中身を見られたくない部分は必ずあるでしょう。
理想としては、シューズクロークや壁面収納に扉がついていると良いです。
賃貸でそうはいかない場合には、「突っ張り棒」と「カーテン」で収納の中身が見えないように工夫することをオススメします。
5.コード類を隠す・まとめる
・携帯の充電器
・家電の配線
これらは生活には欠かせないモノですが、ごちゃついた印象が出て生活感を感じさせてしまします。以下の工夫によって、スッキリした配線計画をしましょう。
コードを隠すテクニック
〜無印良品の配線ボックス〜
こちらは無印良品から販売されている配線ボックス。
正式名称は”スチールタップ収納箱フラップ式”という名前。ミニマルなデザインが生活感を感じさせない印象があります。
配線は「前面上部」と「両サイドの下部」から出すことができます。ACアダプターなどかさばるモノを収納するのにこのような配線ボックスは有効的でしょう。
コードをまとめるテクニック
〜シリコンチューブ〜
シリコンチューブは半透明の筒状のアイテムです。複数の配線を同じ方向に這わせたい場合にオススメです。特に数十センチ以上の距離をスッキリさせたい場合に効果的だと言えます。
〜マジックテープ〜
マジックテープは100円ショップなどで購入することができてコストも低く配線をスッキリさせれられるアイテムです。こちらは、使わない配線を束ねておく際に有効的でしょう。
6.テーブルの上をスッキリさせる
机の上は帰宅した際にモノをついついおいてしまう場所。
筆者も人のことを言えない立場であるが、机の上にモノがあると生活感が出てしまうのは簡単に想像できるのではないでしょうか?
なるべく、そうした生活感を出さないアイディアとして以下のことに注目してみましょう。
カバン&書類は住所を決める
特に帰宅した際にその流れで、「カバン」「郵便物」を机の上や椅子の上に置いてしまう人も多いのではないでしょうか?「カバン」「郵便物」には所定の場所(住所)を決めるマイルールがオススメです。
カバン:寝室にしまう
郵便物:クロゼットorシュレッター
鍵・スマホ:専用のトレーに置く
このように、整理整頓の一部をルーティン化させると部屋に生活感が出にくいのでオススメです。
卓上にオススメなアイテム
卓上はスッキリさせた方が生活感が出にくいと言いましたが、モノを飾るスペースとしては最適です。そんな、卓上にオススメのアイテムをご紹介します。
〜フラワーベース〜
フラワーベースは陶器でできたモノなど素材感のあるモノを選びましょう。ポイントとしては、
「花を挿さなくても映えるベース」
をチョイスすること。
〜木製トレー&オブジェ〜
木製のトレーは特にオススメのアイテム
・上に載せたアイテムが映える
・木製テーブルとの相性も良い
などインテリアする要素がたくさん詰まったアイテムです。
7.書類・郵便物
書類は生活感が出る原因
「紙」というのは非常に生活感が出やすいモノです。
意図して飾るアートなどは別として、「郵便物」「宣伝チラシ」「カタログ」「雑誌」など意図して飾るモノ以外は極力見えないようにするのが大切なポイントです。
オススメの書類整理方法
〜ファイリング〜
書類もファイリングすることで本棚にスッキリ収納することができます。
ちなみに、我が家では以下のモノはファイリングしています。ファイリングすることでカテゴリーごとに整理できたりもするので取り出す時にも利便性が高いと言えます。
・取扱説明書、保証書
・公的文書
・領収書
個人情報はシュレッダー
少し生活感の話からはそれますが、郵便物で「住所・名前・電話番号」が書かれている部分はシュレッダーにかけるのがオススメ。特に段ボール箱に貼ってあるステッカーなど剥がさずに捨てることは避けましょう。
〜シンプルでオススメのシュレッダー〜
ナカバヤシ パーソナルシュレッダー PUT(プット) ホワイト
SPEC
- サイズ:H78×W168×D60mm
側面ワイヤー・背面フックを引き出した場合/H78×W280×D72mm - 重量:約430g
- 投入幅:110mm
- 最大細断枚数:A4縦二つ折1枚(コピー用紙64g/平方メートルまで)、郵便はがき1枚(厚み0.2mmまで)
Asmix(アスカ) マイクロクロスカット電動シュレッダー
SPEC
- サイズ:幅375×奥行き95×高さ184mm
- 重量:約2.9Kg
- 投入幅・最大用紙サイズ:A4コピー用紙/219mm(最大A4用紙)
- 細断方式:マイクロクロスカット(マイクロカット)
- 細断サイズ:2.0×10mm
- 定格細断枚数:A4用紙/2枚
8.中身の見えないゴミ箱
ゴミ箱も生活感が出やすい部分です。理由は以下の点が挙げられます。
・ビニール袋を被せてしまう
・ゴミ箱の中身が見えている
この点を解決するためのオススメのゴミ箱をご紹介します。
キッチンにオススメのゴミ箱
〜ZitA(ジータ)〜
シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴的な”ZitA”。機能面でもオススメのポイントがあります。
・手をかざすだけの自動開閉
・ニオイが漏れにくい横開き
・約30万回の開閉が可能な耐久性
・大開口で大きなゴミも入る
・しっかり45Lの容量
リビングにオススメのゴミ箱
〜SWING BIN〜
こちらは究極にシンプルな円柱型のゴミ箱。日本人デザイナーの作品です。
・袋留めのシートが付属されている
・シンプルでミニマルなデザイン
・どんなインテリアにも映えるオブジェのような存在感
〜まとめ〜
今回は「生活感の出ないインテリア」をテーマに以下のポイントをお伝えしました。日頃から気をつけることやアイテムを購入するときのポイントなど参考にしてみてはいかがでしょうか?
1.インテリアのテイストごとの生活感
2.収納量を意識した間取り
3.モノを飾りすぎない
4.玄関収納は特に重要
5.コード類を隠す・まとめる
6.テーブルの上をスッキリさせる
7.書類郵便物の整理
8.中身の見えないゴミ箱