
今回は高画質ポータブルプロジェクターの「BenQ GV50」をレビューします。「プロジェクターを手軽に持ち運んで使いたい」「コンパクトなプロジェクター」を探しているが「画質に妥協したくない」という方にピッタリの製品になっていました。
・省スペースで設置
・手軽に投影サイズを調整可能
・スリープタイマー
・レーザー光源(フルHD)の圧倒的鮮やかさ
・4W×2機、10Wウーハーの高出力スピーカー(Dolby AUDIO)
・バッテリー2.5時間
・手軽に天井投影できる(角度が自由に調整)
・Google TV(Netflix正式対応)
が特徴のプロジェクター。
「ポータブル&レーザー光源」「昼間でも使える明るいプロジェクターが欲しい」そういった方にオススメのプロジェクターです。今回は使ってみた感想・操作感を徹底レビューします。
実際の「音質・画質」はこちらのYouTube動画でチェックして見てください!
プロジェクター選びで大切な観点

今回のレビューを見る前にプロジェクター選びで、筆者が数々のプロジェクターを使ってきて感じた大切なポイントをご紹介します。
・映像のキレイさ(白飛び・黒ツブレは?)
・操作性
・静音性
・音質
・映像のズーム機能
・テンションが上がるデザイン
BenQ GV50があると生活はどう変わる?
「BenQ GV50」はポータブルプロジェクターでありながら、レーザー光源の高精細なモデルになります。今までポータブルのプロジェクターは、画質に妥協するしかないと考えていたのですが、「BenQ GV50」は画質にもこだわりたい方にオススメのプロジェクターです。

「BenQ GV50」はとても手軽なプロジェクターですが、実際に使ってみると
「何を見てもシネマ感がある」
「レーザー光源の鮮やかな映像」
「家族との楽しみ(サブスク・映画鑑賞)が一つ増えた」
プロジェクターのある生活を検討している方は、是非以下の記事でその素晴らしさをイメージしてみてください。
BENQについて
BenQ(ベンキュー)は、台湾に本拠地を置く電気機器メーカーです。液晶ディスプレイやイメージスキャナーなどの製造で知られています。
【BenQの製品】
パソコンゲームプレイに向いたモニター(ディスプレイ)
ゲーミングモニター
デジタルサイネージディスプレイ
LEDランプ
電子黒板(インタラクティブ・フラットパネル)
BenQ Board(学校や会議室などで情報を映す、書く、共有する、管理する製品)
世界130カ国以上に展開する60を超えるセールスおよびマーケティング拠点があります
〜Mac向けの構成のモニター〜

〜モバイルプロジェクター〜

〜USBドッグ〜

〜モニターライト〜

レーザー光源の実力は?
それでは、我が家にあるフルHDのプロジェクターとの比較をしてみたいと思いいます。
”BenQ GV50”は「フルHD&レーザー光源」なので、我が家の「フルHD&LCD光源」との違いがどの程度か見てみます。

レーザー光源の特徴
液晶方式よりもコントラストが高く、より鮮やかな映像が楽しめます。
特に画面を大きく引き伸ばした時に白飛びが少なく、よりモニターに近い視聴体験が得られます。

鮮やかさの違いが明らか
こちらが、我が家のプロジェクター「フルHD&LCD光源」「500ANSIルーメン」です。
このプロジェクターしか見たことがなければキレイに感じるレベルのクオリティーで、視聴の際に大きな物足りなさを感じることがないレベルだと思っています。

続いてこちらが、「フルHD&レーザー光源」「400ANSIルーメン」です。明らかに輝度が高くて発色が良いことがわかります。映像では暗所なので、映像自体にノイズが入り分かりずらいですが、圧倒的な違いを感じます。
”BenQ GV50”は、まるでそこに液晶モニターがあるのかと思うほど発色が良い印象です。
高精細ではないが見やすい
今回の”BenQ GV50”はレーザー光源ですが、「高精細」かと言われればフルHDのスペックなので、4Kの映像などには敵いません。
・80インチ程度までであれば十分な画素数
・高精細ではないが発色が美しくてモニター感がある

ポータブルプロジェクターとしての実力
続いては、”BenQ GV50”のポータブルプロジェクターとしての実力をご紹介します。
ポータブル&レーザー光源はかなり貴重
そもそも、「ポータブル&レーザー光源」のプロジェクターを探そうとすると、ほとんど選択肢はありません。それぐらい今回の、”BenQ GV50”は貴重な存在です。
数少ない選択肢の一つとはいっても、実際に使ってみて購入して幸せになれる選択肢の一つだと感じました。

ライバルとの比較

ライバルとなるのが、「Anker Nebula (ネビュラ) Capsule 3 Laser」です。
それ以外にで、現行発売している「ポータブル&レーザー光源」のプロジェクターはおそらくないのでは?こちらの両者のスペックを比較してみます。

価格はほぼ同じですが、「明るさ」「スピーカー」「投影サイズ」でBenQ GV50の方が優位だと言えます。他方、コンパクトさはAnkerの方が優位だと言えます。
BenQ GV50 | Anker Nebula Capsule 3 Laser | |
価格 | ¥119,800 | ¥119,900 |
解像度 | 1080P (1920×1080) | 1080P (1920×1080) |
明るさ | 500ANSI ルーメン | 300ANSI ルーメン |
光源 | レーザー | レーザー |
重量 | 2.1Kg | 約950g |
スピーカー | 4W×2機、10Wウーハー | 8W |
投影サイズ | 30〜120インチ | 60〜120インチ |
バッテリー | 2.5時間 | 2.5時間 |
OS | Google TV | Google TV |
可愛らしいルックス
BenQ GV50の良さはプロダクトデザインだと感じます。
従来のプロジェクターは箱型が多いですが、BenQ GV50は少し個性的で丸い円盤のような形状が特徴です。プロジェクターして使わない時にも見える場所において支障のないデザインなのが魅力です。
ただ、自立式ではいので常にスタンドも一緒に持ち歩かないといけないところは注意が必要です。

十分なバッテリー持ち
BenQ GV50のバッテリー持ちは、2.5時間です。映画は余裕で一本見れます。
また、モバイルバッテリーから充電も可能なので、アウトドアシーンでも使い勝手の良いプロジェクターになっています。
ポータブルプロジェクターのバッテリー持続は2時間のものが多いので、2.5時間であることは安心ポイントです。

映像調整の手軽さ
BenQ GV50は、専用の台がありこれによって垂直方向の角度を調整することができます。
しかも、専用のスタンドは設置面積「約13×12.5㎝」とベッドサイドに配置してもスペースを取らないのが魅力です。


・専用スタンドのおかげで天井投影も簡単
・スタンドに本体を載せると円盤が回転するように角度調整ができる
・天井投影の際に便利なスタンドに傾斜をつける機構もある

”BenQ GV50”は買いか?

結論は「ポータブル&レーザー光源」としては買いだと思います。
・OS搭載でNetflix対応
・レーザー光源
・本体スピーカーが高出力
上記のようなプロジェクターを探そうとするとAnkerにしか存在しないですし、コンパクトさ以外にはBenQ GV50に優位性があるからです。
LED光源のプロジェクターと比べてどう?
今回の”BenQ GV50”は、価格は12万円程度でレーザー光源のプロジェクターとしては価格は落ち着いています。筆者は今までレーザー光源プロジェクターを何台も使ってきました。その経験からの比較としては、今回の”BenQ GV50”の「レーザー光源&フルHD」の映像は十分な映像クオリティだと感じました。

ポータブルにこだわりがない方でも、レーザー光源のプロジェクターをコスパよく購入したい方にもオススメです。
”BenQ GV50”の基本スペック
”BenQ GV50”の基本スペックは以下の通り
明るさ (ANSI ルーメン):500
解像度:フルHD 1920×1080
光源:レーザー
台形補正:対応
入出力方式:HDMI×1・USB×1・USB type-c×1
スピーカー:4W×2+ウーファー10W
オーディオ出力(3.5mm ミニ端子)
内蔵OS: Google TV
Bluetooth: Bluetooth 5.0
WI-FI6:対応
本体サイズ(W×H×D) :130.0 x 211.2 x 191.4(mm)
重量:2.1(kg)

騒音はどうか?
”BenQ GV50”には、ファンが搭載されていて起動時には強く回転されている感じです。その際には少し音を感じますが、視聴中はほとんど気にならないレベルです。今まで、いろんなプロジェクターを使ってきましたが、最も静かな部類だと感じています。
「静かなプロジェクター」と言えるでしょう。

画面サイズのズームが便利
”BenQ GV50”の使い勝手の良さが、ズーム域の広さと細かさです。
他のプロジェクターでは、数段階にしか分かれていない場合もありますが、”BenQ GV50”画面サイズを小さくする調整が細かくできます。
しかも、ズーム専用のつまみが本体上部に付いていますこれは直感的でとても便利な仕様です。
・壁から離して視聴する方だとこれはかなり便利
・限られたスペースに投影したい時に便利
※ちなみに、起動してもズーム域は引き継がれる仕様になっていました。

利用可能アプリ
”BenQ GV50”は、リモコンに「Netflix」「YouTube」「Amazonプライム」のショートカットが存在します。これも個人的によく使うアプリの3つなのでとても使いやすかったです。
その他、GoogleTV対応のアプリはストアで購入できるようなのでアプリがなくて困るということは個人的になかったです。

”BenQ GV50”は昼間でも使える?
”BenQ GV50”を昼間使うと以下のように感じです。
画像では分かりにくいですが、「明るい部屋でなければ使える」といった印象。プロジェクターの永遠の課題だと思いますが、暗い部屋の方が見やすいのは絶対。
「昼間に光が多く入る部屋ではプロジェクターの使用は厳しい」が結論です。

現状、最善の選択肢となるプロジェクター
他方で、”BenQ GV50”は昼間にプロジェクターを使いたくて予算が10万円程度であれば、「ポータブル」「レーザー光源」という点で、現状の最善の選択肢の一つだと言えます。
ポータブルのプロジェクターでの映像クオリティーは筆者が今まで使ってきたプロジェクターの中で一番だと感じました。

プロジェクターのある生活とは?
我が家はここ数年、毎日プロジェクターを使って生活をしています。テレビも使っている部屋があるのですが、「プロジェクターのある生活」とはどのようなものなのかご紹介します。
視聴の準備が楽しい
プロジェクターはテレビと異なり、「スクリーンを下ろす」「角度の微調整」「0秒起動でない」など、一見すると手間に感じられる動画が必要です。
他方、私の場合にはそれも楽しく感じています。「これからアニメや映画をダイスクリーンで見るぞ」と言った楽しみが増えた感覚があります。

スピーカーは良いものを
今回の”BenQ GV50”は、4Wのスピーカーが2機、10Wウーファー搭載されています。こちらの音質は申し分ないのです。
特にポータブルのプロジェクターにウーファーが搭載されているのは画期的だと感じました。重低音の響きは素晴らしいです。
他方、「スクリーン近くに音源が欲しい」「プロジェクターから離れた位置で視聴」「より高音質・重低音を楽しみたい」と言った方には外付けのスピーカーがおすすめです。

どこにでも設置できる
我が家では、時々中庭でBBQを楽しんでいます。
小型のプロジェクターでは、場所を取らない設置面積「約13×12.5㎝」で手軽に場所を変えて楽しめるのがポイントです。
「どこにでも省スペースで設置できる」のが”BenQ GV50の魅力の一つです。

主な利点・メリット
”BenQ GV50”を実際に使い込んでみて感じたメリットは以下の通り。
筆者は以前、Amazonで格安プロジェクターを購入したが、以下の理由ですぐに使わなくなりました。それも踏まえての使用感をお伝えできればと思います。
【Amazon格安プロジェクターの場合】
・操作が不安定
・起動が遅い
・画面の発色が薄い
・Android TV非搭載
かつて、安物を買って総じて使っている際のストレスが凄かったです。。
サイズ感はどうか?
”BenQ GV50”は重さ2.1kgと小さなサイズのプロジェクターです。
そのため、場所を変えて使うのにも最適な選択肢だと言えます。

ちなみに、サイドテール部に載せるとこのサイズ感です。
多少、大きな印象はありますが、サイドテーブルに置けないサイズではないといった程度。
我が家で使ってみての感想としては、
・普段、本棚などにしまっておくのもアリ
・リビング、寝室など場所を変えて使うのも楽
・コンパクトでサイドテーブルにものりやすい

・底面には1/4インチのボルト取り付けがあり「天吊り」「三脚設置」もできる
台形補正&オートフォーカス
プロジェクターの設置で毎回設定する必要があるとストレスを感じるのが、「台形補正」「オートフォーカス」です。特に設置場所を変えることがある人にとっては、重要な機能と言えます。
”BenQ GV50”の台形補正&オートフォーカスは高速でストレスを感じることは、全くなかったです。
レーザー光線による圧倒的コントラスト比
”BenQ GV50は強力でまとまりのあるレーザー光線によって、暗い部分をより暗く、明るい部分をさらに明るく投影し、100,000:1という圧倒的なコントラスト比を実現しました。
プロジェクターの光源には以下の3種類があります。
・ランプ光源
・LED光源
・レーザー光源
レーザープロジェクターはこの中でも、「色が濃くて見やすい」特徴があります。
普段から地上波やバラエティなどもプロジェクターで見る方は、レーザープロジェクターを選ぶことをオススメします。

〜実際の投影画像もコントラスト比が高い〜

起動速度・操作感は?
〜起動は早い〜
”BenQ GV50”には「スリープモード」が搭載されており、普段からよくプロジェクターを使う方にはオススメ。リモコンで電源ボタンをONにしてから数秒で起動するのでストレスは感じません。ちなみに、シャットダウンしてからの起動は1分程度でした。。これはたのプロジェクターが約45秒程度で起動するケースが多いので少し時間がかかるといった印象でした。
〜操作感〜
操作感は”BenQ GV50”ではAndroid TVにだったので正直、「アプリの起動に少し難があり」と言った感想でした。しかし、今回の”BenQ GV50”では、Google TVが搭載されているので、起動は本当に早いです。携帯のアプリを操作している感覚に近くなったと感じました。

購入の際の注意点
ここからは、総じてオススメの”BenQ GV50”ですが、購入する前に知っておきたいポイントをご紹介します。実際に使ってみての実体験を踏まえての意見になります。
スピーカーのボリューム
スピーカーの評価としては、「8畳程度の部屋までは十分なクオリティ」と言ったことろ。
狭い部屋では十分な迫力・ボリュームですが、我が家のような20畳近いLDKでは物足りなさを感じました。我が家の場合にはBluetoothでホームシアターと接続させることで音質・迫力をカバーしました。

〜まとめ〜
いかがでしたでしょうか?”BenQ GV50”予算10万円台後半でポータブル&レーザープロジェクターを探している方にとっては以下の理由で、現状かなり有力な選択肢といえます。実際の映像や音質は以下の動画で是非チェックして見てください!
・小型でオシャレなプロジェクター
・レーザー光源で「明るく・色鮮やか」
・Google TVでアプリが充実
・ウーファー付きの高音質スピーカー
