今回はTicWatch Atlas & Home Treadmill Plusのスマートウォッチ&ルームランナーをレビューします。特徴は、「手軽に運動」「コンパクトなルームランナー」「有機EL高機能スマート」でコスパ最強なところでした。
Home Treadmill Plus〜超コンパクトルームランナー〜
まずは、こちらのルームランナーからご紹介していきます。
基本スペック
コンソールの機能と表示 | 速度 + – / ショートカット ボタン / スタート/ストップ 速度 / 運動時間 / 距離 / カロリー |
互換性 | Mobvoi トレッドミル アプリ、バーチャル トレーニング コミュニティと互換性があります |
動作電圧とモーター出力 | AC – 220V/110V、50/60Hz、DC 0.75HP |
色 | 黒 |
速度範囲と最高速度 | ランニングモード: 1.0 km/h – 12.0 km/h;時速 ウォーキングモード: 1.0 km/h – 6.0 km/h;時速 |
表示と制御方法 | LED、リモコン、コンソールボタン |
ウォーキング/ランニングエリア | 420mm×1,020mm |
正味重量と最大ユーザー体重 | 24.6kg & 120 kg |
商品のサイズ | 長さ1,239 mm x 幅642 mm x 高さ1126 mm |
折りたたみサイズ | 長さ1,379 mm x 幅642 mm x 高さ119 mm |
インテリア目線のルックス
ルックスとしては「シンプルで非常にコンパクト」なのがインテリア目線ではありがたいと感じました。ルームランナーを自宅に配置して、インテリアが崩れるのではないかと考えている方にも、とても隠しやすいルームランナーだと言えます。
パッケージ
パッケージはこのように結構大きなサイズ感でした。厚みはないですが、長さが140cm程度で重量が25kg程あるので決して軽いとは言えません。力に自信がない方だと2人で移動するのが良いかも。。
組み立て方法
組み立てはとても簡単で以下の工程のみ。
①コンソール部分を持ち上げ折りたたみハンドルをロックする
②携帯電話スタンドの取り付け
③電源コードを差し込んで電源スイッチをオン
④調整脚部が床面に密着しているか確認
〜ハンドルでワンタッチ組み立て〜
コンソール部分とベルト部分の本体を繋げる箇所にはハンドルがついています。これを使ってワンタッチで組み立てができるのはかなり簡単だと感じました。
安全装置
Home Treadmill Plusには、コンソール部分に「ストップボタン」があるだけではなく「安全ロック」が付いています。もしルームランナーから体が離れた場合には、停止する装置が付いているのは安心。
魅力に感じた部分
それでは実際に使ってみて感じた魅力をご紹介します。ちなみに、私はランニングが趣味で日々運動が習慣化されているので、そういった人にとってどのような魅力があったのかご紹介します。
自宅でランニングができるのは革命的
筆者は前述の通りランニングが習慣化されているのですが、今回のHome Treadmill Plusのおかげで以下の生活の変化をもたらしてくれました。
・雨の日でも運動できる
・快適な気温で運動できる(真夏の炎天下を避けて)
・子育てしながら運動できる
薄型設計でコンパクトに設計できる
Home Treadmill Plusのコンソール部分を収納した寸法は、「長さ1,379 mm x 幅642 mm x 高さ119 mm」です。特に高さがあまりないので、「ソファの下に収納」「立てかけて収納」などが可能です。
操作部がシンプル
Home Treadmill Plusのコンソール部分はこちらのようにシンプルです。特に以下の点がとても良いなと感じられました。
〜0.5km単位での速度設定〜
速度設定は細かすぎると操作が面倒です。この点は良い感じの刻みだと感じました。
〜速度ショートカットボタン〜
Home Treadmill Plusは2つのショートカットボタン(時速3km・6km)がついています。なので、「ゆっくり歩く」「ゆっくり走る」の2パターンまで一気に速度をあげられるのも便利でした。
〜リモコン操作が可能〜
付属のリモコンを使うことで加速・減速・停止の操作を行うことができます。
最大速度12km/hがちょうど良い
Home Treadmill Plusの最高速度は時速12kmです。これは、1kmあたり5分で、ルームランナーで走るには結構早く感じ始める速度でしょう。なので、ジョギング〜トレーニングまで幅広く対応しているのも良いポイントだと感じました。
ランニングスペースがちょうど良い
Home Treadmill Plusのベルトの有効寸法は約42×102cmです。他のブランドの安価なモデルでは、幅40cmのものがあったりするのでHome Treadmill Plusは一回り大きく使い勝手は良いと感じました。他方、本格的なジムのトレッドミルは幅が50cm程度なので、それよりは少し狭い点は注意。
スマホスタンドが便利
Home Treadmill Plusでは、スマホスタンドが付いています。ウォーキング中にドラマを見たいなど、「ながら運動」するのにも向いています。
他方、時速が8kmを超えてくるとスマホが振動し始めるのを感じますが、しっかりホールドしているので落下する危険性は感じなかったです。
購入前に知っておきたいポイント
続いて実際に使ってみて感じた「購入前に知っておきたいポイント」をご紹介します。これは、全体的にはルームランナーの抱える宿命的な物が多いのかもしれません。
騒音問題
ルームランナーの稼働時には、「時速4kmで60db程度」「時速8キロで70db近く」の騒音になっていました。少し離れたランニングしている一で計測すると、10db程度音量が下がりました。これは決して「静か」という体幹ではなかったです。例えるならば、60dbは「車の車内」「ロボット掃除機」などと同じぐらいのボリュームだと考えて貰えば分かりやすいでしょう。
我が家では大丈夫ですが、「静かな環境を保つ必要がある方」にとっては注意が必要です。
床の耐荷重問題
一般的な住宅の設計では「床の積載荷重(その床に置く物の重量)」として「㎡あたり約180kgに耐えられる」ことが、建築基準法で定められています。
今回のHome Treadmill Plusは、仮に約1㎡の面積と考えると、耐荷重は180kgです。
本体重量が25kgなので、残り155kg
ランニングの衝撃は仮に時速10kmで体重の3倍と言われているので、体重60kgの方で合計180+25=205kgとなり床の耐荷重を超えます。なので、ウォーキングでは心配ないと思いますが、ランニングでは床の補強などが必要になるかもしれません。
重量が結構重い(約25kg)
Home Treadmill Plusの重量や約25kg程度あり、車輪が付いているのでそこまで重量感は感じないですが、力に自信がない方では結構重く感じるだろうなと感じました。
また、床が「ラグ」「段差」があると、車輪の意味が激減してしまうので、使用環境をよくチェックして購入検討することをお勧めします。
電源コードの長さ
Home Treadmill Plusのコードは実際の計測で、約150cmです。使用環境によっていは、延長コードが必要な方もいるでしょう。
TicWatch Atlas〜有機ELスマートウォッチ〜
まずは、こちらのスマートウォッチからご紹介していきます。
基本スペック
サイズ | 52.2(H) x 47.8(L) x 12.05(D)mm |
重量 | 47.2 g |
カラー | Black & Silver |
バッテーリ | 90時間稼働(628mAh) |
OS | Wear OS by Google (Wear OS 4) |
メモリー | RAM: 2GB / ROM: 32GB |
ディスプレイ | AMOLED + 省電力ULPディスプレイ |
通信 | Bluetooth 5.2, Wi-Fi: 2.4GHz |
センサー | 心拍、モーション、高度計、気圧計、コンパス |
同梱物
同梱物はシンプルで以下の通り。
本体・充電ケーブル・説明書
ルックス
TicWatch Atlasのルックスは、スポーティで登山などアクティブな生活を好む印象があります。ウォッチファイスも大きく、有機ELやサファイヤガラスの恩恵で見た目はかなり高級感があります。
〜操作部はシンプルに2箇所〜
ディスプレイがタッチスクリーンのため、ボタンは「サイドボタン(プッシュ式)」と「回転クラウン」が一つずつのシンプルな作りになっています。サイドボタンは押し感がはっきりしており操作感もよかったです。
〜艶消しスチールのボディ〜
本体部分はマット加工されたステンレススチールです。この部分も高級感があり良好でした。
TicWatch Atlas &ルームランナー
TicWatch Atlasとルームランナーを接続するのは以下の手順になります。この設定はとてもシンプルでよかったです。
①TicWatch Atlasのアプリストアで、「Mobvoi Treadmill」「Mobvoi Account」の両方をダウンロードしてアカウントを作成します。
②トレッドミルがBlutoothモードで電源が入っていることを確認
③「Mobvoi Treadmill」を開いて「デバイス接続」を選択してペアリング完了
ペアリングが成功すると「Mobvoi Treadmill」から心拍データ、運動時間、速度、カロリーなどをチェックできます。
使えるなと感じたアプリ
基本的にアプリをダウンロードするには、Google Playのアプリをウォッチ側で開きます。音声検索でアプリを探せるのも便利なポイント。
〜天気アプリ〜
携帯を取り出して天気予報をチェックするのが面倒といった場合にも手元で当日の天気をチェックできるのは便利。
〜地図アプリ〜
地図アプリの感想としては、「GPS精度はかなり高い」「地図はざっくり」でした。しかし、現在地をチェックするという点では、街歩きなどで使えるなと感じました。
出かけたくなるようなデザイン
・速度や心拍数を正確に測定できる
・通常のラインイングウォッチの加速度センサーだと精度がイマイチ
TicWatch Atlasの魅力
それでは、TicWatch Atlasを実際に使ってみて感じた魅力をご紹介します。
操作性が抜群
TicWatch Atlasの操作は、「ボタン操作」「タッチパネル」の2パターンで行う形になっています。この部分の操作性は申し分ないと感じました。
・物理スイッチのクリック間やトルク感は良好
・タッチパネルのスワイプも機敏
・アプリの切り替えや画面展開がスムーズ
優秀なバッテリーライフ
この手のスマートウォッチはバッテリーが超寿命なのかかなり重要。TicWatch Atlasの場合には連続で最大90時間稼働が可能。さらに、急速充電が可能で30分の充電時間で約二日間使用することが可能となっています。
2層ディスプレイ
TicWatch Atlasはかなり高性能なディスプレイを搭載しています。2層ディスプレイになっており、AMOLED + 省電力ULPディスプレイとすることで、バッテリーライフもかなり良くなっています。
スマートモードでアプリ操作をする場合には、鮮やかなAMOLEDディスプレイ。
常時、時間を確認する場合には、省電力ULPディスプレイと自動で切り替わるのもすごい。
〜AMOLEDディスプレイの鮮やかさ〜
こちらのディスプレイは発色が素晴らしく、色鮮やかで高精細、日中でもかなり見やすい画面になっています。
Google Payが使える
TicWatch AtlasはGoogle Payにも対応しています。私は個人的にGoogle Payを利用していないので使えませんでしたが、タッチレス決済が必ず欲しいと言う方にもピッタリなスマートウォッチになっていました。
アプリが充実
Wear OS by Googleを搭載しており、さまざまなアプリをダウンロードできます。アプリの管理はウォッチ本体からも、スマホのアプリからも追加と削除ができるのが便利。
〜スマートフォンをかざすだけで設定ができる〜
例えば、カレンダーを同期する場合などスマートフォンをウォッチにかざすだけで設定ができたりと、設定自体の操作感もとても先進的で快適なものになっていました。
各種アプリと連携可能
TicWatch Atlasは、ワークアウト系のアプリと連携が可能。例えば、「Strava」、「adidas Running」、「Nike Run Club」の使用者が多いアプリと連携していけるのが便利。
すでに、ワークアウトアプリを使っている方にとってはデータを継続して保持できるのはかなり嬉しい。
TicHealthアプリで健康管理
TicWatch Atlasは、ヘルス系のアプリがあり心拍数、睡眠、ストレス、などを計測してくれます。これは健康管理を本格的にやってみたい方にとっては、良いおまけの機能になるのではないでしょうか?
GPSの精度
TicWatch Atlasは、複数の種類の衛星システム(GPS, GLONASS, Galileo, QZSS、Beidou)を組み合わせることにより精度が高い位置情報を取得しています。これは外でのワークアウトの際に、気になる方も多いと思います。
感想としては、「高精度なランニングウォッチと同程度」の十分な精度になっていました。
ワークアウトの種類
TicWatch Atlasのワークアウトの種類は現在110種類もあります。これにより様々なスポーツの記録を残せるので、運動の記録を残すという点でも、「正確性」「総合的な運動管理」が可能になっています。
1.43インチの大画面
TicWatch Atlasは、1.43インチとアップルウォッチと並べても結構大きいのがわかります。
これにより運動中もウォッチの表示が見やすく、視認性も抜群だと感じました。
あとは個人的には大きなウォッチフェイスの方が好みなので、その点でも好印象でした。
しかも、大画面であることでたくさんの情報を一つの画面で確認できることも便利だと感じました。例えば、「日時」「心拍」「歩数」「気温」「天気予報」など、様々な情報を見えるウォッチフェイスが用意されています。
購入前に知っておきたいポイント
それでは、実際にTicWatch Atlasを使い込んでみて感じた「購入前に知っておきたいポイント」をご紹介します。
重量感やサイズは男性向き
ウォッチのサイズ感や重量は男性向きかなと感じました。特にバンド込みの重量は80グラム程度とスマートウォッチ界では結構大きい方です。画面が見やすくなるというメリットはありますが、大きなスマートウォッチであることを意識して購入されることをオススメします。
なので、寝ている最中にもつける場合にも、大きさが少し邪魔だと感じる方もいるかもしれません。
専用充電器
TicWatch Atlasには専用の充電器が付属しています。
ワイヤレス充電に対応していないのは少し残念だと感じました。例えば、旅行の際に数日間家を離れる場合に、ワークアウトをすると充電はマストだと思うので、ケーブルを持参するのを忘れないように注意が必要です。
5ATM防水
TicWatch Atlasには、防水機能が備わっています。これもスペックが高くスイミングなどでも使えるレベルになっています。他方、「浅い場所」には対応していますが、ダイビングなどには使うことはできないスペックです。
〜まとめ〜
今回は「TicWatch Atlas & Home Treadmill Plus」のスマートウォッチ&ルームランナーをレビューしました。インテリア目線でも景観を損なわないルームランナーで家での過ごし方を変えてくれる製品だと感じました。
また、スマートウォッチは、ルームランナーとの連携だけでなく単体でも「AMOLEDの高精細ディスプレイ」「アプリ充実」「操作性抜群」など、これも生活を豊かにしてくれる製品だと感じました。