今回はタイガー魔法瓶から、2023年2月に発売されたコーヒーメーカーSiphonysta(サイフォニスタ)をご紹介します。
デザイン性の良さを感じるインテリア家電としての完成度もさることながら、サイフォン式の抽出方法を採用することで、コーヒーの抽出時間を楽しませてくれる。そんなプロダクトになっていました。
どんな人に向いているか?
・オシャレなコーヒーメーカーが欲しい
・抽出方法に拘りたい
・コーヒーの抽出過程も楽しみたい
・全自動系のコーヒーメーカーが欲しい
基本スペック
品名:コーヒーメーカーSiphonysta(サイフォニスタ)
品番:ADS-A020
発売価格:66,000円/税込
消費電力:1225W
最大使用水量:0.29L(コーヒー1杯120cc程度)
サイズ:約32×24×37cm(横×奥行き×高さ)
重量:5kg
〜付属品〜
・本体
・シリンダースタンド
・計量スプーン(約1杯10g)
・パイプ洗浄用ブラシ
サイフォン式コーヒーとは?
フラスコ内の水を沸騰させ、気圧の変化を利用してお湯を移動させながらコーヒーを抽出していく方法です。ロートの中でコーヒーの粉とお湯を一定時間浸すため、「味がブレにくい」「抽出過程を楽しめる」などからカフェや喫茶店などでよく見かける人気の抽出方法です。
サイフォン式コーヒーの特徴
サイフォンで淹れるコーヒーは、コーヒー粉に一定量のお湯を浸してじっくりと抽出する『浸漬(しんし)法』を使って淹れていきます。
ロート内で粉とお湯を混ぜてコーヒーを抽出していくので、ロート内で、飽和状態になると、それ以上溶け出しません。そのためサイフォン式コーヒーで淹れたものは、柔らかくすっきりとした味わいが特徴です。
ルックスの良さ
デザインの構成は、「ステンレス」「ブラック」を基調としたベースに透明なカプセルが配置されているルックス。デザイン家電で重要な要素としては、「それが何であるか分からないこと」だと、私は考えています。
こちらのSiphonysta(サイフォニスタ)もまさにルックスだけではそれがコーヒーメーカーだと分からない見た目をしています。ミニマルでスタイリッシュなルックスは、カップボードに配置しただけでキッチンがワンランク上の上質さを得たような感覚になります。
〜操作部〜
操作部は電源が入っていない状態では、文字が見えない仕様になっています。この点も文字が見えるとデザインを損なったりする場合もある点を考慮したスタイリッシュなデザインとなっています。
acidic(酸味)〜Bitter(苦味)
Light(ライト)〜Strong(ストロング)
〜抽出バー〜
本体の右側には抽出バーが配置されており、それを引くことによりコーヒーが注がれます。この点も通常のコーヒーメーカーを使うのとは異なる感覚で特別感がありました。
操作が簡単
ボタン操作がとにかくシンプル。
好みの風味と濃さを選んでStartボタンを押すか、「Dual Temp」を選択してStartボタンを押すかの2パターンの操作しかないのでとてもシンプルでした。
サイフォン式は難しそうといった先入観を払拭してくれます。
良さ魅せる抽出
抽出されたコーヒーがまるで噴水のように噴きあがる美しい抽出過程を演出する透明シリンダー。上部シリンダーの空気を抜くことで、上下シリンダーに圧力差を発生させ、コーヒーのろ過と抽出を行います。
抽出過程をじっくり見れいたくなるような気持ちにさせられるコーヒーメーカーになっていました。
〜こだわりの抽出方法〜
“スチーム技術”と“熱制御技術”を駆使して、瞬時にコーヒー粉全体を蒸らすスチームを発生さます。シリンダーの上下に圧力差を発生させてコーヒーを減圧ろ過して、抽出を行う新しい浸漬方式。クリアーでかつ、豆本来の香りと旨みを最大限に引き出します。
好みに合わせてカスタマイズ
Siphonysta(サイフォニスタ)は、「風味3段階×濃さ3段階」で味を調整することが可能。
好みにや気分に合わせて自分のお気に入りの設定を探していける楽しみを感じました。
Dual Temp Brewing Method
抽出過程で温度を切り替えてコーヒー豆の本来の風味を引き出す、 Dual Temp(2段階温度抽出)機能のモードを搭載。 雑味を押さえ、よりコーヒー豆の風味を楽しんでいただける抽出方法となり、従来の抽出方法では実現しえなかった濃厚で革新的な味わいを実現します。
手順
〜1.シリンダーユニットを取り外す〜
シリンダーの横に配置されているシリンダーレバーを時計回りに回すことで、シリンダーユニットが取り外せます。
〜2.シリンダ下部にコーヒー粉を入れる〜
シリンダースタンドにシリンダーを乗せて、下シリンダーに陽水パイプをしっかりと押し込んでコーヒー粉を入れます。
〜3.シリンダー上部に水を注ぐ〜
上シリンダーには、1杯・2杯のメモリがあるのでそこに合わせて水を注ぎます。上シリンダーの蓋は回転することで取り外しができます。
〜4.シリンダーを本体にセット〜
シリンダーを手でしっかりと押して、ロックレバーを反時計回りに回すとシリンダーが固定されます。
〜5.好みの味を選択〜
風味・濃さを選択するか、Dual Tempキーを押した後にStartボタンを押します。
〜6.抽出レバーで注ぐ〜
抽出レバーを手前に引くことでコーヒーを注ぐことができます。
意外に簡単な操作
・紙フィルターを使わない
・お湯を沸かさない
・ボタンひとつで自動抽出
Siphonysta(サイフォニスタ)の操作は通常のコーヒーを淹れる動作より楽だと感じました。
シリンダースタンドが便利
Siphonysta(サイフォニスタ)でコーヒーを淹れる際には、シリンダーととりはず動作がマストです。シリンダースタンドはその際にとても便利だと感じました。
また、スタンドがスタイリッシュなデザインなので使っていてテンションが上がるのも嬉しい。
抽出の時間は?
抽出の時間は、2分30秒〜5分とされており、室内の気温やコーヒー粉の量で異なります。
夏の室内気温25度の環境で、コーヒーを淹れると約3分でコーヒーを淹れることができました。
まとめ
Siphonysta(サイフォニスタ)いかがだったでしょうか?YouTubeでは動画で解説しているので、そちらもチェックしてルックスや使い心地を確認いただければ嬉しいです。