今回は、工事不要でどこにでも設置できる超コンパクト衣類乾燥機の【Morus C2】をレビューします。「コンパクト」「スタイリッシュ」「短時間乾燥」と、少量を素早く乾燥させたいという方には最適な商品になっていました。
【Morus C2】はどんか人に向いているか?
今回、【Morus C2】を使い込んでみて感じた、「どんな人に向いているのか?」をご紹介します。
・ドラム式洗濯乾燥機を置きたいけで場所がない
・乾燥は少量(〜2kg)で大丈夫(単身世帯にピッタリ)
・場所を取らないスタイリッシュな乾燥機が欲しい
・導入コスト(定価¥86,800)がドラム式洗濯乾燥機より安い
〜ドラム式洗濯乾燥機を置きたいけで場所がない〜
ドラム式洗濯乾燥機は、設置場所のスペースが大きくないと設置できないなどのデメリットがありますが。【Morus C2】では、こちらのように非常にコンパクトな設計になっています。
〜乾燥は少量(〜2kg)で大丈夫〜
〜場所を取らないスタイリッシュな乾燥機が欲しい〜
【Morus C2】の基本スペック
【Morus C2】は定価¥86,800となっており、時々キャンペーンでセールを行っています。スペックは以下の通り。
操作パネル
電源のON/OFFボタンは物理的なスイッチが本体の背面に設置されています。
操作パネルは本体全面の上部に配置されていました。
〜電源ボタンは操作パネルの左側〜
〜タッチ&スワイプの操作感は良好〜
〜モードを選択してスタートボタンを押す〜
操作は直感的でとても簡単でした。基本的にはモードを選択するだけ。その他に設定できるのは、「乾燥時間」「予約時間」「シワとり」「糸くずとり」という設定でした。
ちなみに、「シワとり」「糸くずとり」に関しては、そこまでの違いは感じませんでした。
乾燥モードの種類
乾燥もーどは8つ搭載されています。
①スマートモード:衣類の重量を計測して自動乾燥
②クイックモード:少量の衣類を素早く乾燥
③ナイトモード:動作音を最小限に抑える
④除菌モード:雑菌やダニを洗浄
⑤シルクモード:40℃以下で優しく乾燥
⑥静止モード:乾燥棚に置いた「靴やぬいぐるみ」を乾燥
⑦消臭モード:衣類の匂いを除去
⑧温めモード:一定の暖かさに保つ
Morus(モルス)とはどんなブランドか?
Morus(モルス)は、「スチームアイロン」「衣類乾燥機」を主に手掛けるデザイン家電ブランドです。デザインが先鋭的でスタイリッシュな製品は、世界的にも評価され、【Morus C2】は、今回の世界三大デザイン賞を受賞:「if design award」、「golden pin design award」、「muse design award」を受賞しています。
製品のコンセプトとしても、従来なかった「機能」「用途」を提案しており家電ブランドの革命児といった印象があります。
【Morus C2】とドラム式洗濯乾燥機の違いは?
我が家でも「ドラム式洗濯乾燥機」を使っているのですが、それとの違いを見ていきましょう。
サイズや乾燥容量が全く違います。あとは、【Morus C2】では靴も完走できるのは大きな違いでしょう。
ドラム式洗濯乾燥機 | 【Morus C2】 | |
サイズ(横×縦×奥行き) | 645×1060×750mm | 415×489×528mm |
重量 | 90kg | 13kg |
乾燥容量 | 7kg | 2kg |
乾燥できる物 | 衣類・タオル | 衣類・タオル・靴 |
【Morus C2】の用途
【Morus C2】は、従来の家電製品ではなかったコンセプトの製品です。その分、使い方のパターンもアイディア次第で様々だと感じました。
洗濯後の衣類を乾燥させる
まずは、通常の水洗いした衣類の乾燥です。
・乾燥機付き洗濯機を持っていない
・少量だけ素早く乾かしたい
そういった方にはピッタリな製品でした。
手洗いした物を乾燥
続いて、手洗いした物を手軽に乾燥させたいという方にもオススメ。
タオル、ワイシャツなど洗濯物が溜まる前に乾燥させてしまいたいという方にとっては、「ドラム式洗濯乾燥機」よりも手軽で良い選択肢かもしれません。
タオルをフカフカさせたい
続いて、タオルをフカフカに乾かしたいという方にもオススメ。
バスタオルを使う前に、フカフカにしてから使いたいという理想を叶えてくれます。「ドラム式洗濯乾燥機」では実現しない手軽さがMorus C2にはあると感じました。
【Morus C2】の乾燥力は?
実際の乾燥具合は、バッチリ乾燥がされていました。自動モードで運転すれば、生乾きということはなかったです。
クイックモード(15分)の実力は?
公式サイトに「最短15分で乾燥」ということを謳ってたいので、どの程度の量が15分で乾燥できるのか試してみました。
結果、水洗いした後の衣類では、薄手のシャツ1枚程度であれば乾燥ができました。これも、衣類の厚さによって変わってくるので、正直この「最短15分で乾燥」を多用していくのは現実的ではないかと感じました。
乾燥できる2kgとはどの程度の量?
これは、公式サイトでは「フェイスタオル8〜10枚程度」となっていました。実際に何度か洗濯物を乾かしてみましたが、この程度の量であれば乾燥できそうな感覚はあります。
実際の乾燥時間は?
例えば、「バスタオル1枚、フェイスタオル1枚、ワイシャツ2枚」を乾燥させたところ、約90分でしっかり乾燥させることができました。スマートモードでは、最初に20分と乾燥時間が表じされるのですが、20分経過後に乾燥されていなければ、さらに長い時間が表示される仕様のようです。
【Morus C2】の特徴
それでは、実際に【Morus C2】を使用してみて感じた特徴をご紹介します。
15分でのスピード乾燥
「最短15分乾燥」を売りにしている【Morus C2】ですが、どの程度の量を乾燥できるのか試してみました。我が家で試したケースだと、「薄手のワイシャツ1枚」だとかろうじて乾かすことができました。
コンパクトで設置場所の自由度が高いのか?
【Morus C2】の寸法は、「415×489×528mm」となっています。
設置場所で一番ネックになってくるのが奥行きではないでしょうか。チェストなどはは奥行き30cmや45cm弱で作られることが多いので、設置場所は選ぶ家電なのかなと感じました。
例えば、我が家の奥行き60cmの棚板の上に配置した時にはしっくりくるサイズ感になっていました。
設置の際には後方に10cmの隙間が必要だと考えると、最低60cm程度の奥行きの設置場所が必要だと言えるでしょう。
タッチパネルの操作感がGood
操作部は本体全面扉の上部についています。タッチパネル式で操作感も良好でした。
物理スイッチではなくタッチパネルということで、スワイプ操作もできるので、この点は先進的な印象の家電といった印象です。
メンテナンス(埃取り)が簡単
乾燥機のメンテナンスにおいて主になてくるのが、「埃取り」です。
【Morus C2】では、埃は本体下部にフィルターがついていました。ここは一回の感想では少し埃がついている程度でした。他方、埃が蓄積すると乾燥時間も長くなったりするかもしれないので、毎回除去するのが良いでしょう。
フィルターは取り外しも簡単でメンテナンス性は抜群でした。
〜本体背面のフィルター〜
ここは湿った熱気が排気される部分です。こちらは数回の乾燥では、ほとんど埃がついていませんでした。目安としては、3〜4回の運転につき掃除が進められているようです。
どこに設置しても映える見た目
【Morus C2】は、洗練されたミニマルなルックスでどこに配置しても景観を損なわない印象がありました。
〜サイズ感的に床おきのGood〜
ドラム洗濯機と比べるとこのように小さいのですが、サイズ的には床おきもGood
〜ランドリーの棚板〜
ランドリーにこのようなキャビネットで奥行き60cmのスペースがあれば一番しっくりくるサイズ感だと感じました。ビルドインチックに使えるルックスで、高級感も増します。
靴用の乾燥も可能
【Morus C2】は、固定の網棚で乾燥を行うことができます。なので、このようにランニングシューズ、ぬいぐるみなどを、「型崩れすることなく乾燥」できるのが魅力だと感じました。
タオルの仕上がりがGood
特に「タオルがふんわり仕上がるのか?」を気にされる方も多いのでは?
実際に乾燥させてみた感想としては、しっかり乾いている分、タオルの繊維もしっかり立っているといった印象。なので「ふんわり仕上がる」といって良いでしょう。
他方、乾燥がしっかりされる分、柔軟剤などを使って保湿する要素があった方がより上質な乾燥の仕上がりになると感じました。
使ってみた注意点は?
続いて実際に使ってみて感じた中点をご紹介します。
動作音はまあまあ気になる
体感としては、ドラム式洗濯乾燥機より少し静かといった音量だと感じました。
実際に騒音指数を測ったところ、【Morus C2】の近くで60db台。これは静かな乗用車の中と同じぐらいの音量だと言えます。
熱風が排出される
運転中に注意点が必要なのは、後方からの湿った熱風です。
後方は壁から10cm程度離して設置する必要がありますが、しっかり換気が取れた部屋に設置しないと湿気が凄いことになりそうだと感じました。
扉が左開き限定
背面から壁の距離に注意
15〜30cm程度離す必要がある。
乾燥後のシワは?
衣類の素材によってシワのつき方は様々
私が持っている衣類は比較的、化学繊維系が多いのでシワになりにくいなと感じました。
まとめ
Morus C2はいかがだったでしょうか?
大きなドラム式乾燥機とは違った、サイズ・デザインともに、「ちょうど良い乾燥機」という方もいるのかなと思います。製品が気になる方は、以下の公式サイトからチェックしてみてください。