【モーダ・エン・カーサ】日本で出会える|本格派の北欧モダン家具ブランド

今回は「moda en casa(モーダ・エン・カーサ)」の家具をショールームの実際の展示品を見てレビューしていきます。本格派の北欧モダンな家具達が一堂に並び空間は洗練された雰囲気となっていました。「デザイン」「コスパ」ともに最高のブランドとなっていました。

公式サイト

moda en casaはどんな人に向いている?

moda en casaは、独自デザインのオリジナル家具を中心に北欧モダンな家具を発信しているブランドです。今回ショールームに行って感じた「どんな人に向いているか?」については、以下のとおりです。

・日本の住宅にマッチする北欧モダン家具が欲しい
・ある程度価格が落ち着いた本格派の家具が欲しい
・適度な個性のあるデザインの家具が好き

詳細については、各家具の紹介の中で解説します。

moda en casaはどんなブランド?

続いて、2004年に産声を上げた「moda en casa」について、どんなブランドなのかご紹介します。

ブランドのコンセプト

moda en casaのブランドの特徴やコンセプトについて、ホームページやスタッフの方のお話を聞いてポイントは以下の点だと感じました。
・日本をよく理解した海外デザイナーによる作品
・他の日本ブランドとは一線を画すデザイン性
・日本の住宅に溶け込む北欧モダンな家具

ブランドのコンセプト(引用)

2004年の発売以来、ヨーロピアンモダンをベースにしたmoda en casaオリジナルコレクション。デンマーク人オーナーが中心となり、日本在住20年以上のヨーロッパ人が企画デザインを手掛ける家具は、ベーシックで日本向けに構成されており、永くお使いいただけるデザインです。根強い人気のウォールナットと落ち着いたトーンのライトウェンゲ色を中心に、シンプルで合わせやすいデザインと色調でまとめたソファやダイニングは10年を超えるベストセラーが並ぶ定番コレクションとなりました。またコンクリート、メタル、テラゾーなど異素材ミックスのトレンドを押さえた遊び心あふれるサイドアイテムも必見です  by moda en casa

ブランドの印象

それでは、今回実際にショールームへお伺いして、現場ラインナップされている製品をほぼ全て見てきたのでブランドの印象をいくつかご紹介します。

シルエットで個性を出したデザイン

まずは、シルエットが特徴的な家具が多い印象がありました。日本ブランドでは多くが「木」で構成されているパターンが多いですが、moda en casaではさまざまな素材使いをしている恩恵で、「華奢なシルエット」「曲線美」を感じるデザインが多くラインナップされていました。

〜華奢なフレーム〜

〜曲線を活かしたシルエット〜

〜個性的なシルエットのチェア達〜

日本ブランドではない素材使い

moda en casaでは、「北欧デザイン」「スカンジナビアン」といったキーワードが連想されるような素材使いの家具が多い印象でした。
こちらも日本のネイティブブランドでは、類似するものが内容なブランドになっている印象でした。

〜テラゾー柄のテーブル〜
石材を小さくくだいて混ぜ込んだデザイン

〜ブークレ生地の可愛らしい質感〜
布地の表面に糸の輪っかが浮かび上がるように加工された織物や編地

〜大胆なガラス素材使い〜

円卓のラインナップが豊富

続いての特徴が円卓のラインナップの豊富さです。筆者も以前、円卓を色々探したことがありますが、日本ブランドではなかなか種類が少なかったりします。モーダ・エン・カーサでは個性豊かなデザインの円卓がラインナップされています。

ショールームや商品購入方法は?

現在、ショールームは「東京」「福岡」の2ヶ所に構えています。
こちらのショールームは、エンドユーザーの方も利用できるので事前に予約を取って行くことができます。

また、家具の購入は「FLYME(フライミー)」からも可能になっています。

セミスタンダードなソファ

ソファのデザインは比較的スタンダードな物が多い印象でした。
他方、よく見ると個性豊かな「デザイン」「素材」の家具が多かったので注目したソファをご紹介します。

PENNY SOFA(ペニーソファ)

まずは、ブランド中でも注目していた家具の「PENNY SOFA(ペニーソファ)」です。
曲線的で可愛らしいシルエットなのが特徴。シルエットで個性を演出しているモーダ・エン・カーサらしい家具だと感じました。
・曲線的なシルエットのセンターテーブルと相性がGood

〜質感の良いグリーンのファブリック〜
「PENNY SOFA(ペニーソファ)」は2色展開となっており、シルバーとグリーンのラインナップです。グリーンのファブリックは、モスグリーンのような落ち着いたカラーでシンプルモダンなインテリアに溶け込みそうな雰囲気でした。

〜背面からのシルエット〜
「PENNY SOFA(ペニーソファ)」のシルエットは、丸みを帯びているのと、横に迫り出す部分があるのが特徴。どの角度から見ても印象の変わらないシルエットの家具に仕上がっています。

〜張り感のある座り心地〜
「ウレタンフォーム+張り感のある生地」の影響で座り心地は「適度に反発してくる」といった印象でした。「姿勢よくソファに座りたい、沈み込みが苦手」という方にはフィットする座り心地だと感じました。

スペック

価格:¥220,000(+tax)~
サイズ:W229 D94/143 H69.5 SH40 cm
※サイズは1枚目の写真の家具

JAVA BENCH(ジャバベンチ)

JAVA BENCH(ジャバベンチ)は、ラウンジチェアのカテゴリーで展開している家具で、印象としてはミニマルなサイズのソファといった感じでした。
・曲線的なシルエット&華奢な脚部
・体を包み込むようなデザイン

・センターテーブルと相性が良い座面高

〜艶感のあるベロア調ファブリック〜
JAVA BENCH(ジャバベンチ)のファブリックは艶感があり、高級感のある印象です。
単調になりがちなモダンインテリアの中にアクセントを加えてくれるアイテムになりそうです。
カラーは発色がよく、存在感のある家具という立ち位置で購入されるのがオススメです。

〜背面からのシルエット〜
背面からのシルエットも曲線的で、どの角度から見てもJAVA BENCH(ジャバベンチ)の良さを感じます。ファブリックの均質感がとても好印象です。

スペック

価格:¥77,000(+tax)/¥81,000(+tax)
サイズ:W740 D720 H730 SH430 / W1330 D710 H710 SH440 cm
※サイズは1枚目の写真の家具

BAKER SOFA(ベーカーシリーズ)

ベーカーシリーズは塊感のあるブロックが寄せ集まったようなデザインのソファです。
・肉厚な形状が余裕度の高いインテリアを演出する
・様々なサイズを組み合わせてレイアウトできる

〜ファブリックが豊富〜
モーダ・エン・カーサの家具は特にソファで多くのファブリックを用意されているようです。こちらのベーカーシリーズのソファにおいても、様々なカラー・質感の物が用意されていたので、様々なインテリアのテイストに対応できそう。

〜アクセントクッションが映える〜
形状がシンプルなソファなので、無彩色系のファブリックを選択した場合には、クッションなどでアクセントを出す楽しみ方も良さそう。

〜BAKER DAYBED〜
こちらは、ベーカーシリーズのソファの中でも一番ミニマルなサイズのものです。
印象はそのままで、アームレストが片方ない形状なので、横になってリラックスしたり、よりカジュアルなライフスタイルにマッチしたソファだと言えます。
・W190でゆったり横になれる

スペック

価格:¥225,000(+tax)~
サイズ例:

ファブリックサンプルが優秀

こちらは、ファブリックのサンプルですが、「サイズの大きさ」にビックリしました。
生地が大きいと色の面積効果も和らいで、より「リアルなカラー・質感」を体感できます。

海外風のデザインのキャビネット

モーダ・エン・カーサでは、収納家具も充実していました。
主に「飾る」を重視したデザインのキャビネットで、日本のブランドではなかなかラインナップされないような展開のデザインとなっていました。

HUMLA(フムラ)シリーズ SHELF

まずはこちらのシェルフからご紹介します。
HUMLA(フムラ)と名付けられたシェルフのシリーズで、サイズ感も様々な物がラインナップされています。
・「細身のスポーク」と「肉厚の木の棚板」で構成されたデザイン
・見た目に反して剛性が高く作りの良さを感じる

〜フチが立ち上がった棚板〜
棚板のエッジは立ち上がったデザインとなっており曲木が使われています。この辺りの作りはかなり拘られていました。
曲線を活かした優しいデザインだとも言えます。

〜飾ることに適した奥行き〜
奥行きは345mmあり前後の奥行きを活かしたディスプレイが楽しめるサイズ感になっています。

カラーは「オーク・ウォールナット・ブラック」の3色展開になっており、どれを選ぶかで印象が全く異なります。ちなみに、ブラックはオーク材に塗装をした物になっており、木の節が感じられるような塗装になっています。

スペック

価格:¥102,000(+tax)~

GRILLO(グリロ) SHELF

続いては、GRILLO(グリロ) SHELFです。こちらもサイズが異なる3種類が販売されています。
デザインとしてはとてもシンプルで飾る物を活かしてくれるデザインになっています。

〜細身のスポークが互い違いになったデザイン〜
デザインとしては、スポークが細身に作られており、上下の段で異なる位置にスポークが配置されています。
少し遊び心を感じるデザインですし、シンプルすぎないところも好印象でした。

〜マットな質感〜
棚板とスポークはいずれも「マットブラック」となっており、安っぽさを感じない質感になっています。質感へのこだわりもデザイナーズ家具ならではではないでしょうか。

こちらも奥行きが300mmあり、ディスプレイの「前後」「高さ」の奥行きを出して物が飾れるサイズ感になっているのも好印象でした。

スペック

価格:¥87,000(+tax)~
サイズ:W229 D94/143 H69.5 cm
※サイズは1枚目の写真の家具

GALILEO CONSOLE(ガリレオ コンソール)

GALILEO CONSOLE(ガリレオ コンソール)は、コンソールというカテゴリーで分類されている家具になります。壁に沿わせて配置する「飾る」機能をプラスしているれるアイテムとして好印象でした。

〜マーブル柄〜
天板は大理石調のマーブル柄になっています。
「高級感」や「エレガント」さを感じる素材使いとなっています。また、ディスプレイの一部しても素材感をプラスしてくれるのは、インテリアの複雑性を演出したり、リピテーションと言ってディスプレイのアイテムと素材を揃えるのも良いでしょう。

〜凹凸感のあるガラス素材〜
下段のガラスは、アンバー色の凹凸感のあるガラスになっています。
単調ではないその素材が絶妙なアクセントになっています。半透明なので軽快感も演出している効果も感じられました。

スペック

価格:¥78,000(+tax)
サイズ:W1195 D340 H760 mm

他にないデザインのダイニングテーブル

モーダ・エン・カーサのダイニングテーブル達は、それぞれ個性豊かなデザインが特徴的な家具に仕上がっていました。

PIPA TABLE / CERAMIC TOP

まずはこちらのPIPA TABLE / CERAMIC TOPです。
実はこちらの製品はYUKICH NO HOMEが、モーダ・エン・カーサを知るきっかけになったアイテムでもあります。一眼見ただけで従来の製品にはないような魅力を感じました。
・ミニマルな薄さの天板&細身のラインの脚部
・モダンな佇まいが空間を洗練させる

〜テーブルトップ〜
こちらのテーブルトップは「セラミック&強化ガラス」を採用することによって極限まで薄く作られています。
・ミニマルな薄さがスタイリッシュさを際立たせる
・天板の柄は石目調になっており抑揚のある印象

〜可動式の脚部〜
T字型の脚部に天板がのるシンプルな作りなので、フレキシブルの脚部を移動できます。
・使用人数によって脚部の位置を変更できる

スペック

価格:¥130,000(+tax)~
サイズ:W1400 D800 H720 cm
※W1600 / 1800の製品もあり

ROTUNDA(ロトゥンダ) 120 TABLE

モーダ・エン・カーサでは、円卓が豊富にラインナップされています。
それぞれのプロダクトは、デザインや雰囲気が異なりしっかりと差別化されている印象でした。
こちらのROTUNDA(ロトゥンダ) 120 TABLEもナチュラルで素材使いが上手な家具だと感じました。
・ナチュラル系・韓国インテリアなどソフトな印象に馴染む
・Φ120cmと4人で余裕を持って使える贅沢なサイズ

〜脚部の意匠が素晴らしい〜
脚部の面材はラウンドしている突板になっており立体感があるデザインになっています。
また、下部にはテラゾー柄の素材が配置されており、ナチュラルな雰囲気の異素材ミックスとなっています。

〜質感の良いオーク材〜
こちらの家具はオーク材がふんだんに使われており、木目がとても美しい仕上がりになっています。
・ウレタン塗装の天板は「実用性」「節の美しさ」を両立している

ちなみに、カラーは「light Oak & Black」の2色展開です。
ショールームではブラックの展示はなかったですが、どんな雰囲気なのかとても気になりました。

スペック

価格:¥205,000(+tax)~
サイズ:Dia.1200 H720

異素材&変形型のローテーブル

続いては、ローテーブルのカテゴリーです。
モーダ・エン・カーサでは、商品ラインナップが豊富なだけではなく、それぞれのアイテムが個性豊かなデザインとなっていました。「デザイナーズ家具」といった言い方がとてもしっくりきそうな雰囲気ではないでしょうか。

GEMINI(ジェミニ) TABLE

GEMINI(ジェミニ) TABLEは、モダンな佇まいと機能美が魅力的なアイテムです。
こちらのアイテムは2つセットで販売されており、組み合わせることで様々な配置で活用することが可能です。
・セラミックの天板と華奢な脚部がモダンな印象を作るデザイン

〜オーバル型〜
こちらのように1つのオーバル型のテーブルのように配置して広く使うことができます。

また、テーブルが小さくて良いタイミングでは、こちらのように小さい方のテーブルを収納してコンパクトに使うことができます。

〜上質な質感の天板〜
天板は石目調のセラミックとなっています。代償で色の濃さが異なる仕様となっており、抑揚のあるカラー使いとなっています。

スペック

価格:¥84,000(+tax)~
サイズ:W625 D450 H390 / W650 D500 H420mm

GION TABLE(ギオン テーブル)

こちらの京都・祇園の茶室から着想を得て生まれたデザインのテーブルとなっています。
日本の文化がこういった海外のデザイナーに刺激を与えているというのは、一人の日本人としてとても嬉しく感じます。

デザインとしては、「テラゾー柄の天板」と「立体感のある土台」が印象的で、ソフトで優しい印象があるのではないでしょうか。
・天板の厚みがあることで高級感が生まれる

スペック

価格:¥114,000(+tax)~
サイズ:W700 D700 H390 mm

モダンな空間にマッチするチェア

最後のカテゴリーとしてはチェアです。
チェアに関しては、オブジェ感の強い個性のある形状の物が多くモダンな空間にマッチしそうな無駄のないデザインの物が多くラインナップされていました。

COBRA CHAIR(コブラ チェア)

こちらのCOBRA CHAIR(コブラ チェア)はショールームの入り口に展示されていてブランドの中でもかなり推しのアイテムなのかなという印象がありした。
北欧モダンな空間作りに活躍しそうなモーダ・エン・カーサの家具ですが、こちらのCOBRA CHAIR(コブラ チェア)も北欧モダンな雰囲気を感じるチェアになっています。

〜背面からのシルエット〜
背面からみると上部に向かって幅広になっているのが、名前の由来だそうです。一見シンプルですが、あまり見ないようなシルエットです。

〜レザー調の素材〜
表面素材は人工素材となっており質感としてはレザー調になっています。リアルレザーよりも扱いやすいですし、質感もかなり高級感があって好印象でした。

スペック

価格:¥31,000(+tax)~
サイズ:W530 D600 H830 SH450mm

MALIBU CHAIR(マリブ チェア)

こちらは可愛らしいデザインのチェアで印象的でした。モーダ・エン・カーサはクールなイメージでしたが、このようなキュートな家具もラインナップされているのは好印象でした。

〜ブークレの生地感〜
こちらの家具の特徴でもあるファブリックの起毛感。ブークレと言って、表面に輪状の糸(ループ)が出るように加工することで独特の表情となっています。体あたりも優しく座りやすいチェアとなっていました。

スペック

価格:¥31,000(+tax)~
サイズ:W520 D560 H730 SH460mm

〜まとめ〜

今回はモーダ・エン・カーサのショールームにて、ブランドの家具をチェックしてきました。
本格派の海外デザインの家具が欲しい方にとっては、日本で出会える貴重な北欧デザインの家具ブランドだと言えます。ぜひ、気になる家具があった方は公式サイトやショールームからチェックしてみてください。

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