【DEEBOT T50 OMNI】超薄型&フルスペック|ロボット掃除機レビュー

今回はDEEBOT T50 OMNIをレビュします。「給水タンク」「モップリフト」「15000Pa吸引力」「毛が絡まない」「81mmの超薄型」など最新の技術が詰め込まれたフルスペックの実力をご紹介します。

【DEEBOT T50 OMNI】の主な機能

まずは、DEEBOT T50 OMNIの主な機能から紹介します。特徴としては以下の通りです。ほぼ、全部盛りの製品になっていて、現状のDEEBOTシリーズの上位機種となっています。

主な特徴

・70℃の温水モップ洗浄
・可動式のモップ洗浄
・カーペットでの9mmモップリフト機能
・15,000Paの強力吸引力
・モップが可動して隅々まで洗浄
・GoogleアシスタントやAlexaとも連携

仕様してみた感想としては、「カーペットがある部屋だけど隅々まで水拭き・乾拭きをしたい方」にはピッタリの製品でした。
詳細は後述で紹介します。

Tシリーズの違い

現在、DEEBOTのTシリーズには、以下の機種が現在ラインナップされています。

DEEBOT T50 PRO OMNI
DEEBOT T50 OMNI
DEEBOT T30 PRO OMNI
DEEBOT T30 OMNI


「DEEBOT T50 PRO OMNI」という最上位機種があり今回の「DEEBOT T50 OMNI」と名前がとても似ています。主な違いは以下の点にあります。

DEEBOT T50 PRO OMNIの違い

・価格:159,800円(129,800円より高い)
・AIインスタント再モップ
・YIKO音声アシストのバージョン
・自動洗浄液補充
・リアルタイムビデオ通話
※正直なところ、上述のスペックにこだわりがない限りは、実際に使ってみて感じる違いはほとんどないのかなと感じます。

ちなみに、2つの機種の見た目の違いはこちらのようにほとんど無いようです。

基本スペック

基本スペック

・吸引力:15,000Pa
・ダストボックス容量 (ml):ロボット本体:260mL;ステーション:3L
・自動ゴミ収集機:あり
・ビデオマネージャー:なし
・自動給水・モップ温水洗浄・乾燥:あり
・マッピング機能:あり
・水タンクタイプ:本体:55ml;ステーション:4L上水/4L下水
・サイズ(WxDxH)ステーション:幅350*奥477*高さ533
・清掃音 (dB ):70
・最大稼働時間:225min/約200㎡(静音モード)

DEEBOTシリーズの中での立ち位置

DEEBOTシリーズには現在、たくさんの種類の製品が販売されています。主な違いは以下の通り。

主なシリーズ

Xシリーズ(最上位のスペック)
Tシリーズ(基本的な機能が備わったシリーズ)
Nシリーズ(機能を厳選したコスパ重視なシリーズ)
Yシリーズ(水拭き無しのミニマルなシリーズ)

・吸引力(Pa)の違い
・水拭きはできるのか?
・モップ&ブラシが可動するか?
・障害物の検知能力

DEEBOTT50 OMNIは、以下の点が特徴です。

主な特徴

・スタイリッシュで清潔感のあるステーション設計
・可動式のサイドブラシ&モップ洗浄
・カーペットでの9mmモップリフト機能
・15,000Paの強力吸引力
・温水モップ洗浄

DEEBOTシリーズは、上位機種になると価格が20万円近くするので、比較的低価格の物であれば5万円程度から揃っています。その点を考えるとDEEBOT T50 OMNI(129,800円)は価格的・スペック的に上位機種の一つ下の部類に入ります。

DEEBOT T30 OMNIからの進化ポイント

・コード回避能力が向上
・音声操作で細かな指示を出せる
・マップに3D機能&家具を追加する機能が追加
・回転ブラシが可動式で隅まで清掃
・タンクの配置がこちなる(取り出しやすい)

インテリア目線のデザイン性

まずはデザイン性です。
本体はホワイトで清潔感のあるデザインで、とてもシンプルな印象です。無彩色なのがインテリアの邪魔をしないという点で好印象。

給水タンクは残量がわかるように「半透明」になっています。これも使い勝手が良い部分です。また、汚水が目立たないというのも清潔感があって良いです。
ステーションサイズは幅350mm×奥477mm×高さ533なっており、これは従来のDEEBOTシリーズのサイズ感を踏襲しています。

実際に使って感じた特徴

それでは、DEEBOT T50 OMNIを実際に使い込んでみて感じた感想をご紹介します。

本体が81mmと薄型設計

他の機種では、本体の上部に出っ張りがありそれによって高さが増していました。
DEEBOT T50 OMNIはフラットな形状なので、高さが81mmと他の機種では10cm程度の物が多い中で薄型設計だと言えます。これによってローソファの下なども清掃できる良さがあります。 

水タンクが大容量

タンク容量は清水4L/汚水4Lとなっており、我が家では週に2回LDKの掃除をしているのですが、月に1度水を交換する程度で済みます。大容量のタンクが搭載されているのはとても良い点です。

ステーションの大きさは?

我が家では現在、「DEEBOT T30 OMNI」を使っているのですが、今回のDEEBOT T50 OMNIは高さが5cm程度高くなっています。ステーションは大きくなりましたが、上部に障害物がない限り不自由は感じないですし、見た目の圧迫感もないというのが印象です。

カーペット時のモップリフト機能

しっかり検知して、モップが9mm上昇する。我が家のLDKでは、現在子供がいるので、クッションマットを使っています。高さはおおよそ1.5cmとなっていますが、しっかりカーペットを検知してモップリフト機能が作動します。
ちなみに、クッションマットは水拭き対応なので、通常時はここも水拭きしてもらっています。

モップが可動式で隅まで清掃

毛がブラシに絡まない

本体のメインブラシは、毛の硬さが異なる2種類のブラシが交互に配置されています。
また、ブラシがV字になっている「トリプルV字構造」のおかげで、
実際に掃除後に見てみたところ、毛が絡まっている様子がなかたったです。数十回掃除を繰り返すとどうなるか分かりませんが、毛が絡みくいことは間違いなさそうです。

15000Paの強力吸引力

DEEBOTシリーズの最高機種のでは、「18000Pa(パスカル)」なのですが、DEEBOT T50 OMNIは、15000Paとなっています。
このクラスの吸引力になると、軽いゴミを取り損ねるということはほとんど無いに感じます。コーヒー豆のような、少し重さがあるゴミもしっかり吸引することができました。

吸引&水拭き

DEEBOT T50 OMNI「ゴミの吸引」と「水拭き」を同時に行うことができます。
また、「それぞれの掃除を順番に行う」、「吸引と水拭きを単独で行う」といった細かい調整も可能です。
この辺りはスケジューリングと連携させることができるので、毎回水拭きは不要というパターンの掃除にも対応しています。

アプリの充実具合

アプリでは以下の操作が可能になっています。
DEEBOTシリーズは5年程度使ってきましたが、年々アプリのインターフェイスがわかりやすくなっており進化を感じています。

・掃除のスケジューリング(部屋ごと、水拭きの有無)
・モップ掛け、吸引モード切り替え
・吸引力を4段階
・水拭き水量を3段階
・清掃回数(1回or2回)
・侵入禁止エリアを設定
・モップのリフト機能のON・OFF

可動化の時間や対応可能面積は?

DEEBOT N20 PRO PLUSのスペックとしては以下のようになっています。
長時間稼働しますし、水拭きもかなりの面積を一度にこなせることがわかります。

最大稼働時間:225min/約200㎡

障害物の回避能力は?

今回試してみた障害物感知の能力はかなり優秀になっていました。

階段もしっかり感知

階段の認識能力はかなり高いなと感じました。段差をしっかりと感知して、落ちそうになることはなかったです。

電源コードの回避

今回の機種では、「AIVI 3D 3.0 OMNIアプローチングテクノロジー」が搭載されています。これには以下の特徴があります。

・障害物を検知して避ける
・障害物の近くギリギリまで掃除する

DEEBOT T50 OMNIは、ケーブルなどをしっかり検知して避けることができますし、その周辺をギリギリまで掃除する能力がかなり優秀でした。これは従来機では実現していなかったレベルです。

メンテナンス性が優秀

メンテナンス性についてもみていきます。こちらは、「分解のしやすさ」を感じました。

ステーション下部プレートも丸ごと外れる

DEEBOT T50 OMNIは、ステーション下部のトレーが丸洗いができます。この部分は結構、洗浄しにくい場所なのでありがたいポイントになります。

回転ブラシの取り外し

回転ブラシはもちろん外れて、「丸洗い」「髪の毛の絡みをとる」といったメンテナンスを簡単に行えます。

短時間で掃除を完了するマッピング技術

初回の動作では、基本的にマッピング運転が開始されます。
約25畳程度の広さのマッピングは5分程度で終わりみるみる内にマップが完成していきました。これは本体に内蔵されているカメラ・センサーの制度が良いことを感じます。
・まずは隅を掃除する
・その後、部屋の内部を往復して掃除する
空間の把握能力が高く、無駄な動作を感じない掃除機になっていました。

一方で「複雑な構造の壁際」「机の下」は何度も何度も丁寧に清掃がされていました。この部分は効率的な動きには見えなかったですが、丁寧さを感じました。

マッピングのカスタマイズ性

DEEBOT N20 PRO PLUSはアプリを使用して、エリアをカスタマイズすることができます。

侵入禁止エリア

まずは、侵入禁止エリアを「長方形」「直線」で設定することができます。
階段を避けたりカーペットを避けたり、幅広い使い方が想像できますが、とても便利な部分だと言えます。

〜まとめ〜

DEEBOT T50 OMNIのレビューいかがだったでしょうか?
「水拭き&吸引」「モップリフト」などスペック的に凄いですが、年々DEEBOTの製品はアプリ・メンテナンス性が向上して使いやすい製品になっていました。

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