今回は住宅・インテリアアドバイザーの私が定期的に巡回している主に都内近郊でインテリアショップをご紹介。
・家具・照明探しをしようと考えている方
・オシャレなインテリアショップが見つからない方
そんな方におすすめのインテリアショップとそれぞれのショップの特徴を詳しく深掘りして解説。今回ご紹介するインテリアショップはオンラインでも販売を行なっているショップばかりなので、近くに店舗がない方でもホームページでチェックすることができるのでご安心を。
ヴィンテージ系インテリアが充実
CRASH GATE|クラッシュゲート
ミッドセンチュリからヴィンテージ系インテリアあたりのジャンルの商品が数多くラインナップされている”クラッシュゲート”。エイジング感のある家具が好きな方だと特におすすめのブランド!
適度に使用感を感じられるレザーや古材、アイアンを多用した家具で、家具ブランドの関家具が運営するだけあって商品一つひとつの作りが上質だと言える。
店舗としては北は仙台から、関東と関西には店舗がとても多い。また、運営する関家具の本社である福岡を中心として九州や中国地方にも店舗を構えており全国的にまんべんなく店舗があるのも嬉しい。ぜひ、お近くの店舗を探してみて一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
代表的な商品としては、こちらの”オピアム3人掛け ソファ デニム L-25”
シェル状の形状が特徴的でクッションが専用の形をして体を包み込むようなゆったりした座り心地。ルックスはミッドセンチュリーを意識させる濃いめのブラウンで丸みを帯びたシルエット。
SOLID|ソリッド
SOLID|ソリッドは、横浜や福岡、愛知、大阪などに店舗を構える。ヴィンテージやナチュラル系の家具を得意とする家具店。一つひとつの製品が細かい部分をオーダーできる商品もあり、さらにコストパフォーマンスに優れている商品も多い。
特徴としてはオイル仕上げの商品が多く、木質を豊かに表現している。家具は職人の手で手作業で丁寧に作られていることがわかる風合い豊かな家具だ。雰囲気はモルタルやアイアンなどと相性のよい落ち着いたトーンのモノが多い。また、ウォルナットを使用した家具も多くモダン系であったり、アーバンスタイルなど近代的な雰囲気を演出したい場合にも使える家具もそろう。
私が気になる代表的な商品はこちらの”slc034-couchset”というソファ。シンプルな形状だが重厚感を感じられるロースタイルのソファだ。座面と背面のクッションが広くゆったりくつろげ、ファブリックの質感も楽しめる。
そして、ソリッドの特徴といってよい木質の美しさが感じられるバックレスト。表面の研磨や塗装の技術が高いので実際の商品を見るとその良さをさらに感じられるだろう。
北欧系インテリア
MOMO NATURAL|モモ ナチュラル
岡山に本社を構えるMOMO NATURAL|モモ ナチュラルは名前のとおり、ナチュラルな風合いの家具を多くラインアップしている。受注を受けてから生産を開始するオーダーメイドの家具も多くあり、工房で職人が丁寧に作り上げている雰囲気を製品から感じられる。
木質はオーク(ナラ材)を使っているものが多く耐久性があり木目がはっきりキレイに出ているのが特徴的。
また、日本人の体形に合わせたソファサイズをしっかり考えており、座りやすさと日本の住宅サイズを考慮した作りになっている。長く愛用していけることを考えたアフターケアが行き届いた製品が多いのもメイドインジャパンの信頼性を感じられる。
MOMO NATURAL|モモ ナチュラルからは特にダイニングテーブルに注目してもらいたい。こちらの”VENT CAB OVAL TOP”はオーク材を使用しており、木目の美しさが際立つ。モモナチュラルの製品の色合いは写真のように優しい色だが木の節の部分が色が濃いのが特徴。なんともインテリア映えするダイニングテーブルといった感じ。脚部のパターンが豊富でどの脚を合わせるかで印象が大きくことなるのも魅力的。
店舗は関東や大阪、名古屋、兵庫にあり近くに店舗がある方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。また、オンラインショップも充実しているので、そちらを活用するのもオススメ。
greeniche |グリニッチ
米子に工房を構える本格派の北欧家具店。有名どころのブランドを取り揃えている他、オリジナルの家具の製造も手掛ける。
取り扱いブランドの有名どころとしてはこちら。どれも北欧家具の代名詞といえる。
特にFDBモブラーの正規取扱店は国内では、かなり珍しい。人と違う北欧家具店を探している方には一番オススメなショップかもしれない。
・カリモク60
・Stringシェルフ
・FDBモブラー
「FDBモブラー」はこちらの商品
北欧チェアによく用いられるペーパーコードの存在感と表面のカラーとの対比が絶妙なデザイン。カラー塗装されているものは少し個性派な印象。表面塗装はとても厚くて上質な印象がある。
また、カラー塗装がされていないモノはスタンダードな北欧インテリアでこちらも好印象。
greeniche |グリニッチで注目している商品はこちらの”Luu Sofa dop tambourine”というオリジナルのソファ。Luuとは”骨”を意味する言葉だが、それを連想させるような絶妙な太さのフレーム。すこし湾曲した形状がよりLuuを連想させる。
ファブリックにはminä perhonen(ミナポルホネン)という日本人デザイナーが手掛けた格式高いモノを採用しているところが上質な印象を醸し出す。
モダン系インテリア
LIVING HOUSE. |リビングハウス
LIVING HOUSE. |リビングハウスはモダンやアーバンスタイルなど都会的でシンプルなデザインの家具が数多く揃う。店舗は関東と関西を中心に、北海道~九州まで全国的に店舗が多いことが特徴。
オリジナルの家具と一緒にインポート系の家具もラインアップされており。身近なところでモダン系のインポート家具を購入したい方・実物を見てみたい方にもおすすめ。
また、店舗にはTOWERシリーズで有名な山崎実業の商品をはじめとした生活雑貨が多く並んでおり、店舗にいって雑貨を見るだけでも楽しい店舗なのも魅力的。
LIVING HOUSE. |リビングハウスで注目してもらいたいのが、やはりインポート系の家具だ。
こちらはCalligaris connubia NEW YORK(カリガリス コヌビア ニューヨーク)というイタリアのブランドの商品。モダン系インテリアの先進国のイタリア製の家具が実際に見られるのがリビングハウスの魅力といえる。
BoConcept |ボーコンセプト
八村塁が愛用していることでも有名なBoConcept(ボーコンセプト)
上質なモンダ系家具を購入したい方におすすめなショップ。価格帯は高いイメージが強いと思うが、今回紹介するショップと同価格帯のモノからラインナップされいているので、案外気軽に入れる店舗だといえる。
他方、セレブが愛用するようなソファ・ダイニングテーブルもあるので、そういった家具を一目見てみたいという気持ちで訪れるのも面白いのでは。
BoConcept(ボーコンセプト)で注目する商品は”MODENA”
同ショップの中では圧倒的に手を出しやすい価格帯というのが一番の理由(笑)
比較的安価といっても20万円台なので品質は抜群だ。ファブリックもモダンな印象にピッタリな、起毛感の少ないものがラインナップされている。
ジャンルレスで万能なショップ
ACTUS|アクタス
おしゃれなインテリアショップといえば、ACTUS(アクタス)を思い浮かべる方が一番多いのではないだろうか?
ACTUS(アクタス)はモダン系~ナチュラル系~ヴィンテージ系まで幅広いテイストの家具を取りそろえる万能ショップといえる。国内外の家具ブランドから幅広く仕入れている一方で、オリジナル家具も魅力的なモノが多い。特にオリジナル家具はサイズ・レイアウトがオーダー可能なモノがあるのもありがたいポイント。
また、ACTUS(アクタス)はディフューザーをはじめとした雑貨が充実している。特にディスプレイ用のオブジェや花瓶が欲しい場合には、確実に良いモノが手に入るのでおすすめ。
ACTUS(アクタス)で注目している商品は、こちらの”BUILD WOODARM SOFA”
ナチュアルな印象があり、アクタスではこのようなテイストも充実させていると初めて見たときには意外性を感じた。サイドテーブルが一体型になっているレイアウトなど、オリジナル家具であるからこそ様々なパターンをオーダー感覚で選べる。
unico|ウニコ
unico(ウニコ)は我が家でも愛用している家具店。北欧をイメージする家具が注目されるが、幅広いテイストにマッチするインテリアがコストパフォーマンスよく購入できるのが魅力的なブランド。unico(ウニコ)はの特徴としてはオリジナルの家具が充実していること。シリーズごとに異なる個性のインテリアを作ることができる。
カジュアルな雰囲気の店舗が多く、家具はシリーズごとに展示されている。ゾーニングされた店舗内を巡るだけでもunico(ウニコ)のシリーズの雰囲気の多様性を感じられる。
また、雑貨・食器が充実しているのも魅力的。さりげなくディスプレイされているアイテムも売り物だったりするので、購入してイメージ通りに自宅に飾ることもできる。
unico(ウニコ)で注目したいのは”ADDAY(アディ)シリーズ”の家具。オーク材をしようしており
・木目の美しさ
・濃いめのアッシュ系の色合い
が特徴的なシリーズだ。オイル塗装なので表面の風合いが変わっていくのを楽しむことができる。
ADDAY(アディ)シリーズにはデスク以外にもミラーやチェストなどラインナップされている。こちらは我が家でも愛用しているミラーだ。フレームが幅がありオークの美しさを存分に感じられる。
オンラインが充実しているショップ
Re:CENO|リセノ
Re:CENO(リセノ)は東京・京都・福岡に店舗を構えるショップで、特にナチュラル系のテイストに強みを感じるショップ。北欧系のチェアをセレクトし販売する一方でオリジナル家具も充実している。北欧系の家具との馴染みがよく、どれがオリジナル家具か一見すると分からないほど。
Re:CENO(リセノ)は実店舗だけではなく、オンラインショップが充実している。特に写真の掲載数が多く、家具の雰囲気をイメージしやすい。ECサイトで家具を買うハードルを下げてくれる。
また、ECサイトでは見た目は良くても、自宅に届くと”残念”、、みたいな家具が多々あるが、Re:CENO(リセノ)は決してそんなことはない。実店舗で本物を見たイメージと近い写真がECサイトで掲載されている印象がある。
Re:CENO(リセノ)で注目したいのがAGRA(アグラ)というこちらのソファ。
名前のごとく座面が広くて、アグラをかいて座ることができる。クッションはフェザーを多く使っておりリラックスした印象が感ざられるソファだ。
Rigna|リグナ
Rigna(リグナ)は東京にショールームを構えるインテリアショップ。東京のショールームはショップになっており3Fまである広いフロアにセンスよく家具が配置されている。雑貨も多く見ているだけで楽しい店舗の一つ。
また、Rigna(リグナ)のECサイトが充実している。取り扱いブランドは国内外の有名どころをしっかりと押さえている印象。Rigna(リグナ)がオススメしていれば間違いない感を感じられる。
また、価格帯の幅が広いところがありがたい。予算に合わせて高価格帯から低価格でコスパの良い商品まで揃っている。
Rigna(リグナ)はオリジナルの家具ブランドも用意しており、私が注目するのは、REMBASSY(レンバシー)のマニソファだ。重厚感のある佇まいと広い座面が特徴的。ゆったりしたラフな空間からモダンで洗練された空間まで幅広く相性が良い。オリジナル家具なだけあって形状のパターンが豊富で部屋の大きさやニーズに合わせてレイアウトを構築できるのが魅力。
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したショップの多くはYouTubeのYUKICH NO HOMEでも詳しくVLOG形式でご紹介しているので、より雰囲気が伝わると思います。良ければチェックしてみてください!