インテリアにとってディスプレイはとても重要。
インテリアショップに行って家具を見ると、そこには必ずオブジェや照明、
グリーンが飾られている。
インテリアを「活かす」も「殺すも」ディスプレイにの良し悪しで決まるといっても良いほど。逆にしっかりディスプレイのコツを抑えておけば、今ある家具も一層良い物に感じられる。今回は部屋をオシャレに見せるディスプレイのコツを5つに絞ってご紹介。
この記事を見ればディスプレイに対しての
・苦手意識
・どうすればオシャレになるのか分からない
そう言った思いが多少なりともスッキリするはず。
〜飾る手順を守る〜
ディスプレイを考える上で最も重要なのは、「何を」「どのように」飾るのかを考える順番をルーティン化すること。
人は物事を考える時に、ゼロベースで考え始めるとヒントがなく混乱します。ディスプレイにおいても、考える順番を意識しないと。ただ、センスがないと諦めてしまいかねません。
飾る場所を決める
一つ目の手順は「飾る場所を決める」
飾る場所を意識知ることはとても重要。特に飾る場所について意識したいのは
・場所の大きさ
・場所の高さ
・自然光や照明が当たる場所か?
この3点をまず確認してすることが初めの一歩。例えば、飾る場所が床なのに小さな小物を置いても様にならないい。まずは、飾る場所を前提にして何を飾るか自ずとわかってくる。
また、「光が当たるか」「光が当たらない」場所かでも飾るモノが変わってくる。例えば、自然光が入らない場所にリアルの植物は置けない。
飾るモノを決める
飾る場所を決めたら次は何を飾るか決めていく。
何を飾るかについては、後に続く
・グリーンを飾る
・季節感を混ぜる
のルールも参考にしながら決めてもらいたい。
まず、初めの一歩として取り入れて頂きたいモノの基本が以下の点。
・花瓶(ガラス)
・木製のオブジェ
・グリーン
・真鍮や陶器でできたオブジェ
特にここで注目して頂きたいのが、飾る物の「素材」だ。私はディスプレイにおいては、飾る物の「形」よりも「素材」が印象を大きく変えると考える。この4つの素材を均等に、あるいは好みで偏りを持たせて選ぶことで「複雑さ」を増した映えるインテリアになる。
〜グリーンを飾る〜
観葉植物はインテリアに有機的な要素を加えてくれる貴重な存在。ぜひ、効果的に活用していくことがオススメ。なお、観葉植物はフェイクでも大丈夫。有機的な要素を加えるのにフェイクグリーンでも事が足りるし、日光の届かない場所に植物を置くことは避けるべきだから。
直置き
ディスプレイのおいて、結構使えるのがこちらの「直置きするタイプの観葉植物」だ。
特にオススメなのが「エアプランツ」。水をやることもほとんどなく成育できるため、メンテナンスの手間もだいぶん省ける。
飾り方のコツは、
・モノに添えて置く
・プレートorグラスにいてれ飾る
エアプランツは主役になりにくいので、他のオプジェと一緒に飾ったり、下の写真のように複数個まとめておくと見た目も映えるインテリアに仕上がる。
鉢植え・花瓶
「鉢植え」や「花瓶」もっともスタンダードな観葉植物の飾り方。
飾る際のポイントは
・質感の良いプランターを選ぶ(ex.モルタル・陶器)
・構図を意識したサイズ
〜質感の良いプランターを選ぶ〜
植物をオシャレに見せるにはプランターはプラスチックでありがちな物を避けるべき。
インナーはプラスチックのプランターでもカバーをして、素材感を主張するデザインを選ぶ。
オススメがこちら。
・モルタル
・木質
・陶器
・ガラス
〜モルタル〜
モルタルはコンクリート砂とセメントと水とを練り混ぜて作る建築材料。 セメントと砂とは重量比にして1:2 – 1:3の割合で混合されることが多い。
コンクリートのような質感。
〜木製〜
木製のプランターは有機的な雰囲気で植物との一体感が強い。少しラフな印象もあるのでカジュアルなテイストにマッチ。
〜陶器〜
陶器は焼き物。質感や素材感は様々。好みのお皿を選ぶように部屋に置いた時をイメージして質感を選ぶ。
〜ガラス〜
ガラスプランターには”ハイドロボール”など外から見て、土や泥が景観を損ねないか注意。
ボタニカルな雰囲気は他のプランターとは異なる雰囲気。
〜構図を意識したサイズ〜
観葉植物を選ぶ際に大切なもう一つのポイントが「大きさ」
例えば、卓上に大きな植物を配置すると圧迫感が出てしまう。植物の大きさを考える際には、以下の高さを意識することがオススメ。
〜床置き〜
床置きの観葉植物は目線に入りやすいのは、高さ”130cm以上”の物。また、天井から30cm程度は話すのが無難。
小さな植物を床に置きたい場合には、プランタースタンドで高さを調整するのがオススメ
〜卓上〜
卓上の植物は3号〜5号の鉢がオススメ
鉢の直径としては9〜15cm程度。高さは30cm程度までにすると圧迫感が出にくい。
〜枝物〜
枝物を卓上に飾る際には、ルールが異なる。
枝物は圧迫感が出にくいため、ある程度高さがあっても大丈夫。
天井から1m程度の高さまで許容範囲。
ハンギング
ハンギングで観葉植物を飾る場合、床のスペースを圧迫せず省スペースで設置できるのがメリット。他方、大きすぎる植物やプランターを吊るすと存在感がありすぎて逆に圧迫感がでてしまう。ハンギングにおいては、以下のパターンをオススメする。
・エアプランツ
・苔玉(こけだま)
・ドライフラワー
〜エアプランツ〜
土が要らないためハンギングに最適。
水やりも頻繁にする必要もなく手間がかからない。品種は”ウスネオイデス”など多種あるので好みで選ぶことができる。
〜苔玉(こけだま)〜
植物の根を用土で球状に包み、そのまわりにコケ植物を張り付け糸で固定したもの。中に糸があるためハンギングに適している。
〜ドライフラワー〜
枝物のドライフラワーはエイジング感があり、飾るだけで垢抜けた印象となる。
水やりが不要で長期的に活用できる。
〜自然光を活用する〜
インテリアにとって自然光はなくてはならない物。
特に植物や家具に横からの自然光が当たると、一段とインテリアが洗練された印象となる効果がある。室内で上手く自然光を見つけて活用することがインテリアコーディネート上達のキーポイントの一つ。
窓辺に飾る
家の中で自然光を得るのに一番適しているのは「窓辺」
窓からの光が当たる位置に物を配置してディスプレイに自然光が当たるようにすると、光の陰影が生まれる。光と影があることでメリハリのあるインテリアに仕上がる。
照明をさりげなく当てる
ディスプレイと照明は相性が良い。
しかし、飾るものが主役なので照明は脇役として使うことが前提。小さな灯りを数箇所に照ても良いし、スタンドライトをスポットライトのように使ってディスプレイを照らすのも有効。
照明があることで、光と影が生まれ、より深みのある雰囲気に仕上がる。
〜スポットライト〜
照明をディスプレイに直接あてた例
ほんのり当たった照明が小物を引き立てる。
〜卓上ライト〜
オブジェを配置する一環としてボールライトを添えるのも趣がある。
〜配置のポイント〜
ディスプレイの配置について考えてみる。大前提として、構図を考える際に重要なのは
”センスではなく配置パターンを理解すること””
今回は配置パターンをいくつか挙げてみる。これを覚えてあとは実際に飾った時に、しっくりくるように微調整するだけ。
余白を作る
一つ目のパターンが「余白を作る」
このパターンはいくつか例がある。いずれにしろ、ディスプレイは「物を敷き詰める」感覚で配置すると様になりにくい。余白を持たせてメリハリをつけることを意識することが重要。
〜片側に余白を集める〜
卓上・シェルフの上のスペースを敢えて片側だけ空けておく。そうすることでメリハリがつく。
背の高いアイテムがある際に使いやすいパターン。
〜均等配置〜
卓上・シェルフの上のスペースを敢えて空けておく。
そうすることによって、物を「収納」している印象ではなく「飾っている」印象になるのでオススメ。
三角構図を意識する
二つ目のパターンが「三角構図」
こちらは王道のパターンなので、これ一つ覚えていればなんとかなるぐらい効果は大きい。インテリアショップの定員さんも、よく用いている。私が考える三角構図のポイントをご紹介する。
〜等分配置の三角形〜
こちらのパターンは三角形の頂点がセンターに配置されている。
特に主役を目立たせたい場合に有効となる。背の高い枝物など主役にしたい場合にオススメ。
〜直角三角形〜
こちらのパターンは三角形の頂点が片方に寄っており、直角三角形に近い配置となっている。
最もスタンダードで用いられることも多いパターン。背の高さが異なるアイテムを揃えておくことがポイント。
奥行きを出して物を配置する
3つ目のパターンが前後に物を配置して奥行きを意識させる配置。
特にアートフレーム&小物であったり高さの異なるアイテムがあると配置しやすい。ある程度横幅のあるスペースで用いると様になるスタイル。
〜季節感を混ぜる〜
普遍的なインテリアを愛する人もいるだろう。
しかし、インテリアにとっては四季を取り入れることも有意義とされる。理由としてはいくつか考えられるが、「飽きがこない」「ディスプレイのパターンが増える」などが挙げられる。
そうすることで、単純にインテリアが楽しくなるという効果が一番ではないだろうか。
季節感を感じるアイテムを入れる
〜オーナメント〜
オーナメントは特に冬・クリスマスを感じさせるアイテム。植物にハンギングするだけではなく。
卓上やシェルフの上にまとめて配置するだけでも様になる。
形・カラーによっては、他の季節を象徴するアイテムになるだろう。
〜グラス〜
ブルー系の清涼感のあるグラスは夏を感じさせる。
特にリゾートスタイル・韓国インテリアに配置すると、まとまりのあるディスプレイになる。
カラーを暖色系のグラスにすれば、「秋」を感じさせるインテリアにもなるだろう。
植物で季節感を作る
〜コットンフラワー〜
コットンフラワーのドライフラワーは長く使え、秋〜冬を連想させるアイテム。
ワタのように見える部分は実は果実。なので、ワタの花ではない。
〜白枝〜
白枝も秋〜冬を感じさせるアイテム。
こちらもドライ状態であれば、かなり長く使っていける。クリスマスにはオーナメントなどをぶら下げることでディスプレイの幅が広がる。単体でもハンギングを一緒にしても様になるアイテム。
〜ドウダンツツジ〜
清涼感があり、春&夏を感じさせるアイテム
枝物は「チェストの上」「床置き」「キッチンの天板」など、適度な高さがあるため、様々な場所で活躍する。
また、普通の生花と比較して長く楽しむことができるのが特徴。一般的に枝物をキレイに楽しめるのは「2週間〜1ヶ月」と言われている。
〜まとめ〜
今回は、「インテリアの完成度を上げるポイント」をご紹介しました。ぜひ、YouTubeやインスタの方でも情報をまとめてご紹介しているのでチェックしてみてください!