今回は「インテリアの完成度」をワンランクUPさせる方法について共有します。ありがちな、インテリアではなく人から「オシャレな部屋」と思われるにはどうすれば良いのかポイントを簡単にまとめて解説します。
完成度の高いインテリアとは?
まずは、インテリアの完成度とはどういったものかのか解説します。 これには答えがないので、 YUKICH NO HOMEなりの限界をご紹介します。
真面目パターンのインテリア
まずこちらは原点がないパターンのインテリアになります。決して悪いインテリアでは無いのですが、どことなく面白さに欠けている印象があるのではないでしょうか?
人からオシャレんだと言われるようなクオリティ
続いてこちらの写真は先程の写真と違っておしゃれな印象があるのではないでしょうか。こちらはPinterestと言うサイトからの引用の画像です。このように誰が見てもそれを おしゃれだと思うにはしっかり理由が存在します。
完成度が高いポイントとは?
それではここからは本題に移ります。完成度が高いインテリアとはどういったインテリアなのかご紹介していきます。
複雑なインテリアの方がオシャレ?
まずこちらの写真を見てください。「素材感」「カラー」「 質感」が様々なものが入っています。しかし、このような複雑なインテリアを見ていただいて、少し「 ごちゃついている」印象があるのではないでしょうか?
シンプルなインテリアの方がオシャレ?
続いて、こちらはとてもシンプルなインテリアです。しかし、ミニマムすぎてあまりおしゃれだと言う印象は無いのではないでしょうか?つまり、シンプルすぎるインテリアも完成度が高いとは言えません。
ポイントは「垢抜け感」「小慣れ感」
YUKICH NO HOMEが考える「完成度の高いオシャレなインテリア」には、2つのキーワードがあります。
それは、「垢抜け感」「小慣れ感」です。
〜アクセントカラーが入っており垢抜け感がある〜
〜シャルフ&照明&音響など適度に配置され「小慣れ感」がある〜
インテリアの完成度を上げるポイント
それでは、この「垢抜け感」「小慣れ感」を出していくためのアイディアについて共有します。
遊び心のあるアイテムをプラス
まずは、遊び心感じさせるアイテムをプラスする用法です。これは、完成したインテリアに少し要素を加える感覚になります。
〜カラーがはっきりした照明を追加〜
こちらは、Artemide(アルテミデ)のNessino(ネシノ)
〜大きめのオブジェを配置してみる〜
〜余白を埋めるようにスツール&テーブルをプラス〜
インテリアの密度を意識する
テイストに合わせて適切な密度を考えることが重要です。この密度を意識しないと、例えば
「ものが多くて雑多な雰囲気」
「要素が足りなくてそっけない」ということになります。
〜密度が少なめがインテリアのテイスト(モダン・シンプル系)〜
〜中間的密度のインテリアのテイスト(ナチュラルモダン系)〜
〜高密度のインテリアのテイスト(ミッドセンチュリー系)〜
「カラートーン」の統一感を出す
カラートーンはインテリアにとって重要なポイントです。部屋全体を見てカラートーンが整っているかチェックしてみましょう。
カラートーン:「明度」「彩度」の組み合わせたカラーグループ
〜ディープトーンのインテリア〜
〜ソフトトーンのインテリア〜
離れた場所のカラーを統一する
インテリアにおいて、全体のカラーバランスを考えることが重要です。簡単に取り入れられるポイントはリンクカラーを作ること。
リンクカラー:異なる「場所」「アイテム」のカラーを揃える
光源を散りばめる
続いてのポイントは光を分散させること。空間全体を見た時に特に上下に高低差をつけて照明を配置するとより洗練された雰囲気を演出できます。
上部:シーリングライトをメインライトとして配置
中間部:アッパー気味のフロアライトを配置
下部:ポータブルライトを複数配置
同じ家具ブランドで揃えてみる
続いて、かなりシンプルな方法ですが同じ「ブランド」で、同じ「シリーズ」で家具を揃えるというのも良い方法です。
・「カラー」「テクスチャー(質感)」が統一される
〜天板のサイズや形状が異なっても脚部や天板の素材に統一感がある〜
〜同じ樹種の家具が揃って統一感がある〜
「有機的」「無機的」な素材感をプラス
続いて、インテリアの完成度を上げるために「空間の余白にアイテムを追加する方法」について解説します。
例えばこちらのインテリアですが、まだ余白があってアイテムを追加する余地があります。
〜有機的な要素をプラスする〜
Ex)観葉植物、ドライフラワー、しら枝、流木
〜無機的な要素をプラスする〜
Ex)オブジェ、フラワーベース、スツール
素材感のあるクロスを取り入れてみる
続いて壁紙です。少しハードルが高いかもしれませんが、最近だと「剥がせる壁紙」もかなりクオリティが高いものが出てきているのでおすすめです。
〜木目調の壁紙を一部に取り入れる〜
〜モルタル調の壁紙でクールな印象〜
〜マットカラーで垢抜けモダンな印象を作る〜
シミュレーションサイトを活用する
続いてのコツとしては、シミュレーションサイトを活用するというポイントです。
特に重視していただきたいのが、「サイズ感」です。
サイズ感がわかると、「家具を何人で使えるのか?」「生活動線の邪魔にならないか?」などの疑問を解消することができます。
・間取りに対する「家具」「ラグ」の大きさのイメージをつける
・「カラーは忠実再現は難しい」ので参考程度にする
私も個人的に活用してオススメなシミュレーションサイト(無料)はこちら
〜マイホームクラウド〜
こちらは特に戸建てを購入するときに使いました。間取りを細かく変更できたり、サンプルの家具も多いのでオススメ。
〜カリモク60シミュレーションサイト〜
こちらは同様のソフトが各インテリアブランドさんで使いまわされているソフトですが、一つの部屋のレイアウトを決めたい時に操作が簡単でオススメ。
unico、Re:CENOなどでも同じソフトを提供しているので、自分が好きなブランドのサイトを使うのが良いでしょう。
サイズ感の異なる物を飾る
最後のポイントは特にディスプレイに関するコツです。「モノを飾るコツを知るとインテリアが一気に上達」します。
〜自然光を活用する〜
インテリアにとって自然光はなくてはならない物。
特に植物や家具に横からの自然光が当たると、一段とインテリアが洗練された印象となる効果がある。室内で上手く自然光を見つけて活用することがインテリアコーディネート上達のキーポイントの一つ。
窓辺に飾る
家の中で自然光を得るのに一番適しているのは「窓辺」
窓からの光が当たる位置に物を配置してディスプレイに自然光が当たるようにすると、光の陰影が生まれる。光と影があることでメリハリのあるインテリアに仕上がる。
照明をさりげなく当てる
ディスプレイと照明は相性が良い。
しかし、飾るものが主役なので照明は脇役として使うことが前提。小さな灯りを数箇所に照ても良いし、スタンドライトをスポットライトのように使ってディスプレイを照らすのも有効。
照明があることで、光と影が生まれ、より深みのある雰囲気に仕上がる。
〜スポットライト〜
照明をディスプレイに直接あてた例
ほんのり当たった照明が小物を引き立てる。
〜卓上ライト〜
オブジェを配置する一環としてボールライトを添えるのも趣がある。
〜配置のポイント〜
ディスプレイの配置について考えてみる。大前提として、構図を考える際に重要なのは
”センスではなく配置パターンを理解すること””
今回は配置パターンをいくつか挙げてみる。これを覚えてあとは実際に飾った時に、しっくりくるように微調整するだけ。
余白を作る
一つ目のパターンが「余白を作る」
このパターンはいくつか例がある。いずれにしろ、ディスプレイは「物を敷き詰める」感覚で配置すると様になりにくい。余白を持たせてメリハリをつけることを意識することが重要。
〜片側に余白を集める〜
卓上・シェルフの上のスペースを敢えて片側だけ空けておく。そうすることでメリハリがつく。
背の高いアイテムがある際に使いやすいパターン。
〜均等配置〜
卓上・シェルフの上のスペースを敢えて空けておく。
そうすることによって、物を「収納」している印象ではなく「飾っている」印象になるのでオススメ。
三角構図を意識する
二つ目のパターンが「三角構図」
こちらは王道のパターンなので、これ一つ覚えていればなんとかなるぐらい効果は大きい。インテリアショップの定員さんも、よく用いている。私が考える三角構図のポイントをご紹介する。
〜等分配置の三角形〜
こちらのパターンは三角形の頂点がセンターに配置されている。
特に主役を目立たせたい場合に有効となる。背の高い枝物など主役にしたい場合にオススメ。
〜直角三角形〜
こちらのパターンは三角形の頂点が片方に寄っており、直角三角形に近い配置となっている。
最もスタンダードで用いられることも多いパターン。背の高さが異なるアイテムを揃えておくことがポイント。
奥行きを出して物を配置する
3つ目のパターンが前後に物を配置して奥行きを意識させる配置。
特にアートフレーム&小物であったり高さの異なるアイテムがあると配置しやすい。ある程度横幅のあるスペースで用いると様になるスタイル。
〜季節感を混ぜる〜
普遍的なインテリアを愛する人もいるだろう。
しかし、インテリアにとっては四季を取り入れることも有意義とされる。理由としてはいくつか考えられるが、「飽きがこない」「ディスプレイのパターンが増える」などが挙げられる。
そうすることで、単純にインテリアが楽しくなるという効果が一番ではないだろうか。
〜まとめ〜
今回は、「インテリアの完成度を上げるポイント」をご紹介しました。ぜひ、YouTubeやインスタの方でも情報をまとめてご紹介しているのでチェックしてみてください!