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今回はインテリア目線での家具選び・配置を中心にインテリアが上達するポイントを10選ご紹介します。
「部屋を広く見せたい」「部屋をおしゃれに見せたい」。そういった観点をどのように実現するかポイントを押さえてご紹介します。
目標のインテリアの密度をチェック
インテリアはそのスタイルによって、「物の多さ」が変わります。
そのため、一言で「家具選び・配置の正解」と言っても目標とするインテリアスタイルによって異なります。まずは、ご自身の好みのインテリアのスタイルを見つけて、どれほどのアイテムを配置しているのかよく観察してみましょう。
要素の多いインテリアスタイル
こちらはミッドセンチュリー系のインテリアです。比較的、要素が多い方が様になるインテリアのスタイルと言えるでしょう。
・家具同士の距離が近い
・壁面にも照明やオブジェが配置されていて要素が多い
・家具のサイズはコンパクトで数が多いのが特徴
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標準的なインテリアスタイル
こちらはナチュラルモダン系のインテリアです。標準的な要素の量となっていて現代のインテリアのスタンダードなスタイルと言えるでしょう。
・家具は標準的なサイズ感で余白を持たせた配置
・ディスプレイプレイスには小柄物を余白を持たせて配置
・壁面にも厳選した物を配置して密度を抑えている
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ミニマルなインテリアスタイル
殺風景な雰囲気が一つの個性になっているインテリアです。要素を最大限まで削ぎ落として、個々の家具・照明・風景などが強調されるスタイルを作っています。
・要素が少なくても様になるスタイル
・内装は至ってシンプルなのがポイント
・収納計画を入念に練る必要がある
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![愛知県名古屋市の郊外、まだ自然が残るのどかな地域に建つ住まいです。<br />角地の特性を生かした『閉じながらも開く』郊外型の平屋コートハウス。<br />中庭を一体として大きなワンルーム空間と考え、戸扉を開け放し生活することを想定しました。各スペースは折れ曲がりにより回遊性、連続性を持たせつつも、お互いの気配を感じる事の出来る程よい距離を保ちながら柔らかく配置しています。](https://i.pinimg.com/236x/a7/b5/11/a7b511a071bc141420f86a42374447f2.jpg)
視界が開けていること
続いてのポイントが「視界が開けている」ことです。先ほどの要素の多さに関わらず、空間に圧迫感を出さないために見通しの良いアイテムの配置は必ず必要だと言えます。
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窓を塞がない
まずは、大前提として窓を塞がないことが大切です。これは、「窓の前に家具を配置しない」という意味です。
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・窓を遮るような家具を配置しない
・窓の前に観葉植物やオブジェを配置するのはGood
遠い位置の壁を塞がない
続いて入り口に入った時の印象として、圧迫感を出さないために「入り口から一番遠い壁は見せておく」というのが空間を広く感じさせるポイントになります。
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・入り口からの視線を広げるために一番遠い壁を見せる
・ソファなど長時間いる場所から遠い壁を見せる
家具選びの観点
続いて家具選びの観点を共有します。個々の家具の選び方というよりは、インテリア全体を俯瞰して家具選びをするためのポイントを紹介します。
家具の数は厳選する
まずは、家具の家具は厳選するのがセオリーです。必要以上に多くの家具を配置すると「床が見える面積が限定され圧迫感が生まれる」ためです。
このようなパターンだと、内装という観点で床材の質感が活きてきません。以下の2パターンを意識して家具をセレクトすると良いでしょう。
・十分なサイズ感の家具を厳選して配置
・ミニマルなサイズの家具を多めに配置
〜十分なサイズ感の家具を厳選〜
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〜ミニマルなサイズの家具を多めに配置〜
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パーツが細身の家具を選択
続いて、パーツが細い家具を選択するということで、家具には「脚・フレーム」など線で構成されている部分があります。その部分が太い家具ばかりで配置されていると軽快感がないインテリアになります。
・線の細い家具を中心に構成する
・重厚感のある家具(テーブルなど)には細身のラインの家具(チェア)を組み合わせる
〜線の細い家具を中心に構成する〜
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〜重厚感のある家具には細身のチェア〜
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〜カントリー系インテリアは例外〜
カントリー系など一部のインテリアスタイルでは、線の太い家具が多く占めているスタイルもあります。このようなスタイルを好む方だと、パーツの細さにこだわる必要はありません。
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抜け感のある家具を選択
これも部屋を広々と見せる工夫になります。線の細い家具を選択するのと同じ観点で抜け感のある家具を選択することで部屋の圧迫感が軽減されます。
〜ガラス素材を使った家具〜
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〜パンチング加工されたアイテム〜
![64d8957f808e2c5f708dc624](https://imagedelivery.net/QondspN4HIUvB_R16-ddAQ/5e4f594fc78a53332c417f9f/7e4af60eb31d27e7c878.jpeg/fit=cover,w=920,h=920)
〜ワイヤーで構成されたアイテム〜
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扉のない家具を選択する
続いて「扉のない収納家具」を選択することで抜け感のある雰囲気を演出することができます。
他方、扉がないことで中に配置した物が見えてしまうので、収納計画をしっかり考える必要があるでしょう。
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〜オープンシャルフを間仕切りにする〜
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〜オープンシェルフにボックス収納を配置する〜
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〜背板がないタイプで壁紙を見せる〜
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ロースタイルを選択する
続いて、家具選びでよく話題になる「ロースタイル」についてです。
これは、”単にロースタイルは空間に圧迫感を出さないからオススメ”ということではなく、家具の高さは意図しない限りはロースタイルにするのがオススメということです。意図としては、空間に抜け感を演出してスッキリした印象を作るためです。
〜センターテーブルをロースタイルにすると〜
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〜テレビボードをローボードへ〜
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〜ハイタイプの家具は細身のものを選択〜
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光を意識した家具配置
家具やインテリアをより充実した物にするのに、「光の演出」は大切です。
特に以下のポイントを押さえて、家具やディスプレイの場所を選ぶことがオススメです。
〜窓からの光を横から受ける配置〜
私は横から当たる光が一番インテリアを美しく演出してくれると考えています。特に窓をうまく使うことがインテリア上達のポイントです。
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〜照明を壁やディスプレイの近くに配置〜
照明を例えばチェクトの上のディスプレイを照らす位置に配置するとアイキャッチな部分ができてオススメです。
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動線を意識する
家具の配置において「動線の確保」は生活のしやすさに関わってくるので重要な部分だと言えます。以下は、動線の確保の目安になります。これをミニマムな動線幅だと考えて家具を配置するように心がけましょう。
〜人がすれ違う場合には110cm〜
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〜家具の周囲のどこが動線になるのか意識する〜
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家具の占有率
家具の占有率とは、「延ゆかに締める家具の面積」を意味します。
これは一般的に、6畳程度の部屋で「3分の1」と言われています。これはたたみ2畳という広さです。
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他方、部屋が広くなれなるほど、余剰スペースが広くなるので、この「3分の1」を意識しなくても良くなります。家具を新規に配置する場合には、この家具の占有率をチェックしてみると良いでしょう。
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使用する人数をイメージする
続いて、家具は「何人で使うかがとても重要」だと言えます。
大人数で使っているのに窮屈な場合には、「ルックス」「使い勝手」の両面で勿体無いと言えます。
〜使用する人数を考えて適正サイズを購入〜
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〜使用する人数を限定しないような家具を選択〜
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〜サブのスツール&折りたたみ家具〜
![カルーセルの画像 0](https://i.pinimg.com/564x/ce/01/38/ce01382bce41ff1137cf29136ab4b3aa.jpg)
体積が大きな家具はロータイプ
続いて、「体積が大きな家具」についてです。
これは、「収納家具」や「ソファ」がそれにあたります。先ほど家具の占有率は3分の1とお話ししましたが、これはそれを守った上で気をつけていただきたい部分です。
特に部屋に十分な余剰スペースがない場合には、ロータイプの家具を中心にコーディネートすることをオススメします。
〜抜け感がない家具でもロータイプだと圧迫感が出にくい〜
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〜背もたれの無いソファもオススメ〜
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〜収納家具はロータイプを基本に考える〜
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オススメ壁面収納
最後のトピックとして、「壁面に配置する家具」です。
家具といえば床おきと思う方が多いと思いますが、「壁面を制する者が、インテリアを制する」と言っても過言ではありません。
・物が散らかるのは、床や卓上
・壁面に物を飾る余裕をプラスするのがオススメ
1.V-TISS LIGHT
V-TISS LIGHTは、複数台を縦・横自由に好きな形に組み合わせたり、暮らしの変化に合わせて増やす・分けることが可能なので、多彩な配置ができるウォールキャビネットです。
連結部品を使用せずに自由に配置でき、 付属の連結金具を使用することで、背面でユニット同士を固定することができます。
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「キャビネット内にモノを置く」
「キャビネットの上にモノを置く」自由度が高い収納家具と言えるでしょう。
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株式会社トーマが生み出した薄さとシンプルさを実現する画期的な加工方法「Vカット工法」により、どこから見てもネジや穴がなく、シャープな角部を持った端正な外観の収納です。
板の厚さは、わずか8mmの薄さながら、板の中に補強材(アルミ製)を内包することで(※1)、実用に耐える10kg(※2)の耐荷重を実現しています。
ブランド:TOMA(トーマ)
価格:11,000円〜
公式サイト:https://toma-v-tiss.com
2.String Shelf(ストリング シェルフ)
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String Furnitureは北欧を代表する名作家具の一つ。
タイムレスな見た目であることは、シンプルさと機能美から作られているルックスと言えるでしょう。
「シンブルぱフレーム」と「棚板」で構成されたデザインですが、不朽の名作と言えるでしょう。
正面から見たミニマルなルックスと、側面から見たときのフレームの配列の美しさを感じます。モノを飾る、奥のに最適な場所になるでしょう。
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特にオススメしたいのが、「ストリング ポケット」のシリーズです。
通常のストリングシステムとは異なり、奥行きが15cmとコンパクトに設計されているのが特徴的です。
パーツがセットになって販売されているので、どのパーツをいくつ購入するのか考えなくて良いという手頃さがあります。また、価格もその分抑えられているのが魅力。
ブランド:String Shelf(ストリング シェルフ)
価格:約20,000円〜
公式サイト:https://stringfurniture.com/jp
3.DRAW A LINE(ドロウ ア ライン)
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DRAW A LINE(ドロウ ア ライン)は従来の突っ張り棒の概念を覆したプロダクトだと言えます。
シリーズには、
「天井と床」
「壁と壁」
「自立型」と縦にも横にも伸びるラインを配置することができます。
〜まとめ〜
今回は、「家具選び」「家具の配置」について、インテリア目線と使い勝手目線で解説させていただきました。気になるポイントは是非覚えていただいて今後のインテリアコーディネートを楽しんでいただければと思います。
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