今回は「生活感が出やすい場所」であるキッチンのインテリアについて。参考にしたい実例を8選と「何故おしゃれに見えるのか?」をプロ目線で徹底解説します。「賃貸」「戸建」の方、両方に参考になる情報なので是非チェックを!!
ナチュラルな素材感で勝負
まずは、こちらのナチュラルなインテリアで爽やかなキッチンの実例です。
こちらは我が家でも愛用しているWOODONE(ウッドワン)のsu:iji(スイージー)というシリーズのキッチンになります。
パイン材のキッチン
まずは、こちらの実例では「素材感でインテリアのオシャレ度をUP」させています。
・パイン材&ステンレスのシンプルな素材使い
・内装もキッチンと調和が取れた素材を選択
・三栄水栓のグースネックもスタイリッシュ
ステンレスの天板
キッチンの天板は清潔感があるステンレスとなっています。
・インテリアの中にステンレス素材が入り程よいアクセントの働き
・ヘアラインステンレスで傷が目立ちにくい
カップボード&棚板の素材感
キッチンシリーズと素材感を合わせた、「カップボード&棚板」を採用しているのも好印象。
・素材を揃えてシンプルで要素が少ないインテリアに仕上がっている
・ウッド&ブラックとカラーも統一されている
ホワイト&ウッドのシンプル内装
内装については、キッチンと調和が取れた内容となっています。
・天井は「ライトウッド」&「ブラックのダウンライト」
・木の面積が広くナチュラルな印象に仕上がっている
収納も充実
シンプルなインテリアにとって、「収納は特に大切」です。
・収納を確保して「隠す収納」を充実させる
・IHコンロを採用して収納力をUPしている
シンプル&無機質なキッチン
こちらは、とことんシンプルな内装の中に造作のキッチンを入れ込んだ実例です。
「引き算のインテリア」が活かされており、要素が少ないことで洗練された印象が出ています。まるで美術館のような雰囲気がある、生活感が削ぎ落とされたインテリアに仕上がっています。
外観もシンプルさを際立たせており、屋外と屋内の雰囲気がシームレスにつながっています。
曲線的なデザインを入れ込む
こちらの実例では、「曲線的なシルエット」の要素を所々で採用しており、シンプルで無機質な中に優しい雰囲気を織り交ぜています。
・ハイテーブルの円卓
・曲線的なシルエとのハイチェア
・通路の間口が曲線的
大容量の収納がポイント
物がこれだけ露出しないインテリアにおいては、見せない収納というのがとても大切です。こちらの実例では、「背の高いキャビネット収納」と「キッチン内部の収納」によって物を見せずに収納しているのがポイントです。
余剰のある広さ
なかなか、これほど贅沢な間取りを取ることは難しいかもしれませんが、こちらの実例では「広さ」がインテリアにおいて重要な要素となっています。
「シンプル」「余白」を基調とした空間に仕上がっています。
内装は「ホワイト」&「木」
こちらの実例では、要素もとてもシンプルで「アクセント無しのインテリア」といった印象があります。
全ての要素がホワイトベースの内装と調和をとったセレクトになっています。
・石目調のフロアタイル
・深い色の木の扉面材
ほんのりクールな印象のキッチン
こちらは、全体的に落ち着きのあるキッチンインテリアに仕上がった実例です。
「明度の低いカラーのキッチン」&「明るめの内装」と相反する組み合わせですが、とても上手くまとめている印象があります。
・優しい印象にするためカップボードはライトグレー
・全体的に明るい内装でキッチンのカラーが際立つ
・建築化照明によりキッチンのゾーニングがされている
外観は立方体の形状で塊かんのある無機質な印象です。
他方、窓が大きく室内から「生活」「暖色系の光」がこもれ出てきて温もりが感じられます。
キッチン前のスペースにはかなり余裕度があります。
こちらには将来的に大きなサイズのソファを置いたりするのでしょうか。その際にも個人的には、ホワイトの爽やかなソファをおいて、明るい内装と調和をとるのがイメージできます。
昼間のキッチンもまた良い雰囲気です。
キッチン周辺を見ていくと、「ビルドイン風の冷蔵庫」が目に入ります。壁面との一体感が出るのでその点は好印象です。
カップボードは「ロータイプ」&「上吊り棚」の組み合わせで収納力を確保しています。壁掛け時計の配置がユニークでかわいいですね。
ちなみに、キッチン以外のインテリアはこんな感じ、ブラック系のクールなキッチンでしたが、他の部分はナチュラル仕様で優しい印象にまとまっているようです。
タイル張りでカントリー風
続いての実例は、カントリー風の優しい雰囲気のキッチン実例です。
内装やインテリアの密度がとても優秀でお手本になる実例と言えるでしょう。
外観も素敵なこちらの住宅。まるで地中海地域にある住宅のような爽やかな印象です。
壁&床材がセンス抜群
まずは、内装からチェックしていきます。基本的にはシンプルにまとめており、色使いがとても上手な印象です。
・「ホワイトの壁紙」&「ホワイトタイル」で爽やかな印象を確保
・ミディアムブラウンの樹種で揃えた適度なメイド
・階段、壁面収納の扉面材など「小さな面積でブラックなどを採用」
ミディアムブラウンのキッチン
キッチンも内装と合わせてミディアムブラウンのウッドを採用することで統一感のある印象を演出しています。
見せる収納を活かした雰囲気作り
カップボード上にはあえて物を隠さずに配置しています。
一枚板の棚板はディスプレイの場所として活躍しています。均等配置でシンプルなディスプレイになっているのが雑多な雰囲気を除去しているポイント。
横からの光が差し込むキッチン
明るい雰囲気にふさわしい自然光の確保の仕方が上手です。
キッチンとカップボードの間には、勝手口があり大きなすりガラスを採用しています。これにより、横からの自然光が差し込んで明るい雰囲気のキッチンになっています。
細部までインテリアを象徴する素材
こちらの実例では、金属素材がいろんな場所で採用しています。
「リピテーション」といって、同じ素材を繰り返すことで、統一感を感じられる空間になっています。
クールでモダンなブラックキッチン
こちらは、サイズ感や間取りが贅沢なキッチンではありますが、参考になる部分が多数あります。雰囲気としては、引き締まったモダンテイストのキッチンインテリアといった印象です。
住宅の外観もキッチンとの印象とシームレスにつながっている印象があります。ブラックとホワイトの切り返しがシンプルで上質なエクステリアになっています。
引き締まり過ぎていない内装
こちらの実例では、ブラックのキッチンが印象的ですが、明度を調整することでトーンが落ち過ぎていないインテリアになっています。
・キッチン天板&床材がホワイト系
・天井は木目調で有機的な要素をプラス
天井高を活かしたアイテム
何気なく採用している照明は、101コペンハーゲンの照明で天井高がある程度ないと採用できないアイテムです。ダイニングエリアの上部は吹き抜けており開放的な空間に仕上がっています。
ペリンボーンの床材
ダイニングとキッチンで床材を切り替えた使用となっており空間を穏やかに仕切っている印象があります。ダイニング部分とリビングには、ミディアムブラウンのヘリンボーンのフローリングを採用することで、クールで落ち着きのある印象が与えられています。
「木」&「アイアン」で見せる収納を楽しむ
続いての実例は、少し雑多な雰囲気に見えるかもしれませんが、
「見せる収納を楽しんでいるインテリア」と言えるでしょう。生活感を一つの味として密度の高いインテリアとなっています。
一見、雑多に物をおいているように見えますが、実は見せる収納のコツがたくさん詰まっている上手なインテリアになっていると言えるでしょう。
・食器は種類・カラーごとに整理整頓されている
・調理・食事な物しか配置しない
・背面収納も「木」&「アイアン」で揃えている
天板は「ヘアラインステンレス」になっていることもキッチンインテリアのポイントです。
ステンレスにすることで、
・清潔感が出る
・厨房的な雰囲気で物が多くても違和感がない
という効果があります。
天吊り収納は、アイアンと「オーク材」で作られており、木目やミディアムブラウンのカラーが内装と近しく統一感が演出されています。
物が多く密度の高いインテリアは、常に整理整頓するような習慣をつけないと、雑多な雰囲気が出てしまうので、インテリア上級者の方にしかおすすめできないインテリアといえます。
ブラック&ウォールナットで上質なインテリア
こちらの実例では、「オールブラックのキッチン」&「ウォールナット扉面材」が印象的なインテリアになっています。他方内装は明るい壁紙中心で、爽やかさも感じられる印象に仕上がっています。
外観は至ってシンプルに仕上がっています。室内がこんなにスタイリッシュに仕上がっていることが想像しにくい、ギャップを感じる外観だといえます。
バランスが取れた明度調整
こちらのインテリアでは、色の濃淡がはっきりしています。
・キッチン周辺は「ブラック」「ウォールナット」で引き締まった印象
・「床材」「ソファ」は中間的なグレー
・壁紙は基本的にホワイト
室内が爽やかな印象で包まれているのは内装をコントロールしているからだといえます。
異なるカラーの樹種が混在
こちらのインテリでは、「ライトブラウン」と「ダークブラウン」とカラーが異なる樹種が混在しています。
「これはNG?」と聞かれたら、回答としては「Good」になります。
それぞれの樹種は「扉」「テーブル」で採用されており、共に面積が大きいのでハッキリとしたインテリアになっています。
アイランド型の配置
キッチンはアイランド型になっており、回遊動線が取られています。
スペースに余裕があってこそできる間取りですが空間に余裕度を演出しているといえます。
また、バルコニーと逆側の壁から「多くの光」「外への視界」を提供していることで開放感も演出しています。
ダウンライトによる照明演出
こちらの実例では、照明はダウンライトを中心としています。
・キッチン側は埋め込み型の照明ですっきりした印象
・「窓際」「壁際」に照明を配置することで陰影のある空間
・暖色系の光量を落とした照明で大人な空間演出
バーカウンター風のキッチンスタイル
こちらは、全体的に「ホワイト」&「ゴールド」のカラーが印象的な、明るくエレガントな海外風のキッチンスタイルになっています。色使いにも注目ですが、こちらの実例では「ハイチェア」を配置してバーカウンターのようにも使えるようになっています。
外観はこのように室内とは逆の漆黒な塗り壁でした。室内のインテリアとのギャップを作るパターンも、より室内の明るさを感じる演出につながっています。
大容量の収納でスッキリした印象
「ハイキャビネット」を配置することで十分な収納を確保しています。おそらく、間取り的にパントリーがないためなのかもしれません。キッチンをスッキリ見せたい場合には、「見せない収納」がとても重要だといえます。
エレガントな色使い
こちらの実例では、「ホワイト」&「ゴールド」を中心としたカラー使いとなっています。これによって、「高級感」「爽やかな印象」が両立しているインテリアになっています。
キッチン部分に天窓があることも明るい空間になっている要因です。
観葉植物が雰囲気を作る
こちらの実例では、観葉植物が多く飾られています。
・大きめの植物がリッチな印象を演出
・植物の数は少なく大きな樹種をセレクト
・植物があることで優しい有機的な雰囲気
照明演出もお手本的
こちらの実例では、「ダウンライト」をメインとして、デザインが印象的なペンダントライトがダイニング&キッチンで採用されています。
ペンダントライトのデザインはいずれもエレガントな印象でインテリアを象徴しています。
ちなみに、こちらの住宅の浴室です。バスとトイレが一緒になっている海外仕様で、やはり海外風インテリアが好みなのかなといった印象があります。
〜まとめ〜
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