「インテリアコーディネートを始めたい」「新生活でおしゃれな部屋を作りたい」そういった方に、「モノ選びのポイント3つ」を今回はご紹介します。家具・照明・雑貨を選ぶ際にこのポイントを意識すると部屋がグッとオシャレになるはず。
・これからインテリアコーディネートを始めたい
・正解が分からず迷走している
そういった方にオススメの記事です!
アイテム選びのポイントはこの3つ
まず早速今回の結論から。
インテリアにのアイテム選びで押さえておきたいポイントは以下の3点です。
・共通点を意識する
・光を飾る・取り入れる
・有機的な要素を活用する
皆さんのインテリア選びにこれらの要素はあったでしょうか?
今回はこれらの観点について、深掘りして解説していきます。
共通点を意識する
インテリアの4要素と言われるのがこちら
色・質感・素材・光
これらの要素が統一されていると一般的にまとまりのあるインテリアになります。しかし、ここがまた難しいポイントです。。
今回は住宅インテリアアドバイザーとして普段から意識しているポイントをご紹介します。
「色」の統一感を出す
まずは、カラー選び。これはこちらの動画”【インテリアを学ぶ】家具・内装のカラー選び|失敗しない3パターン|実は全部このパターンになる”でもご紹介していますが、大きく分けて3パターンに落ち着かせることが失敗しないインテリアコーディネートになります。
〜モノトーンで揃える〜
モノトーンとはホワイトからブラックまでのカラーを意味します。
つまり、グレーなども含みます。
部屋全体をモノトーンで構成することによって、最もシンプルに
・洗練された雰囲気
・まとまりのあるカラーコーディネート
を実現することができます。
〜3色コーディネート〜
3色コーディネートは「最もメジャーなカラーコーディネート」でありながら「最も難しいコーディネート」と言えます。
原因は壁紙・床材などの面積が広い部分のカラーをどのように捉えるか曖昧だから。。そう私は認識しています。
このコーディネートの王道のルールは以下の通り
・「メイン、アソート、アクセント」カラーで構成する
・王道の比率は”7:2:1”
〜多くの色を取り入れる〜
3つ目のパターンは多くのカラーをとりいれる方法です。このパターンも難しそうですが、以下のポイントを押さえれば意外に簡単に取り入れられます。
・複数のカラーを取り入れたアイテムを採用する
・カラートーンを統一する
・”壁紙or床材”の一部にもカラーを取り入れる
〜最も重要なのはカラートーン〜
上記の3つのカラーコーディネートに共通している概念としては
”カラートーンを統一する”
ということです。
カラートーンとは「明度&彩度で構成されたマトリックス上のグループ」
モノを選ぶときにカラートーンが同じモノを集めると統一感のあるインテリアになります。
これがインテリアのアイテム選びの「色」にとって重要なポイント
新しいアイテムを取り入れる際には、既存のアイテムのカラートーンと同じ、もしくは隣のカラートーンのモノを選択しましょう。
「質感」は全体的な印象を統一する
”質感”もインテリアにとって重要な要素です。
家具・照明・雑貨を選ぶときにはこの点も注意しましょう。例えば質感は以下のようなものがあります
・ツルツル(光沢感)
・マット(光沢のない質感)
・起毛&天然素材
さらに、インテリアアイテムを選ぶときには以下のポイントを意識しましょう。
・壁紙、床材の質感と家具の質感を揃える
・厳密ではなく印象を統一するのが重要
〜壁紙、床材の質感と家具の質感を揃える〜
壁紙と床材は面積が大きくインテリアの印象を大きく変えます。
つまり、家具や照明を選ぶときにも壁紙&床材は額縁のような存在。
床材が光沢感がある場合には、家具も光沢感があるモノをチョイスするのがベタです。
〜厳密ではなく印象を統一するのが重要〜
質感というのは曖昧な概念。。
一つのアイテムでも異なる質感の素材で構成されていることも多々あります。
ということで、質感は空間を全体視してみて第一印象でどう感じるか?ぐらいの大まかな部分で統一感があれば十分です。
「素材」は多くの種類を使う
”素材”は前のトピックで解説した”質感と関係の深い概念”です。
質感は統一した方が良いと言いましたが、素材は多くの種類を取り入れましょう。
インテリアにおいては、家具では「木材・ファブリック・ガラス・樹脂」など様々な素材が用いられます。家具の素材はわざとバラバラで揃える必要はないですが、
・ディスプレイのアイテムは特に多くの素材を用いると良いでしょう
そうすることによって、インテリアに複雑性が増してより洗練された印象となります。
「光」はインテリアにとって重要
光はインテリアにとって、スパイスのような存在です。
どんなに、”家具・内装”が良いものでも、光が当たっていないとその良さは発揮されません。
光の種類としては以下の3種類
・自然光
・直接照明
・間接照明
照明や自然光を当てるポイントについては、以下のトピックでご紹介します。
共通点を意識する
先ほどご紹介したインテリアの4要素の内、「色・質感・素材」と「形」については、共通点を意識することが重要です。
部屋の中を構成するアイテム(家具・壁・床材・ラグ・ディスプレイ)の「色・質感・素材・形」をまずはチェックしてみましょう。ポイントは以下の通り、
・共通点は2つまで
例えばこちらの写真のインテリアで考えてみましょう。
「素材」という要素に注目したときに、「水草系」「起毛系生地」が共通点と言えるでしょう。
あまり多くの要素が入り込むと混沌とした印象となるので、「色・質感・素材・形」のそれぞれの要素の共通点は2つまでとするとまとまりのあるインテリアになるでしょう。
なお、インテリアには要素がとても多いです。実際に上記の写真にも「水草系」「起毛系生地」以外の要素があります。それ以外の「素材」を選択する際にも「色・質感・形」の部分で共通点があるアイテムを選ぶと良いでしょう。
光を飾る・取り入れる
インテリアにとっては光がとても重要です。
光はインテリアにとって、スパイスのような存在。
どんなに、”家具・内装”が良いものでも、光が当たっていないとその良さは発揮されません。
光の種類としては以下の3種類。この違いを意識しながらコーディネートすることがポイントです。
・自然光
・直接照明
・間接照明
自然光は最高の光
例えば、窓辺に植物やオブジェを配置して写真をとってみましょう。
すると、自然と「映えて洗練された雰囲気」に感じないでしょうか?
つまり、”窓辺はインテリア映えする空間”と言えるでしょう。なので、基本的には室内になるべく多く自然光を取り入れるために、
・窓枠に干渉するようにモノを家具を配置しない
・窓の前には植物やオブジェを飾る
というのがオススメのポイントです。
〜窓枠に干渉するようにモノを家具を配置しない〜
〜窓の前には植物やオブジェを飾る〜
間接光を飾る
間接照明とは、直接照明と異なり
「壁や床、モノに光を当てて拡散する照明」
を意味します。これはムードが出てとてもオススメな照明。特に夜間は自然光が室内に入ることはないので、
・昼間はオブジェとして飾れる
・夜間は柔らかい光を演出する
そんな、間接照明を選ぶことが大切なポイントです。
〜昼間はオブジェとして飾れる〜
〜夜間は柔らかい光を演出する〜
間接光は最低2つがオススメ
間接照明をこれから取り入れる場合には、以下の2つをまずは導入しましょう。
・デスクライト
・スタンドライトorフロアライト
例えば、部屋の直接照明(シーリングライト)を常夜灯にして、デスクライト一つを灯していても
「部屋が少し暗い」
「光の演出が物足りない」
そんな印象を抱くでしょう。
なので、まずは間接照明を2つ以上導入するようにしてみてください。特にデスクライトはデザイン性が高く昼間でもオブジェのように飾っておけるモノが多いのでオススメ。
有機的な要素を活用する
インテリアにとって”有機的な要素”を取り入れることは重要です。
無機質でシンプルなインテリアがお好きな方は別として、素材感を感じられるコーディネートはインテリアの幅を広げてくれる役割があります。
有機的な要素があると、、
・インテリアコーディネートの幅を広げる
・居心地の良い空間となる
・視覚的にも癒しの効果がある
有機的な要素とは
「有機的」という言葉は、「無機的(生きる力を感じられない)」という言葉と対比して使われます。インテリアにおいては、その意味は主に
・天然素材
・観葉植物
・生命力を感じらえる形
を形容する際に使われます。今回の有機的な要素とは、主に「天然素材」のことを意味する言葉として使っています。
観葉植物を取り入れる
有機的な要素を取り入れる最も簡単な方法としては、「観葉植物」を取り入れる方法です。植物があるだけで、空間は一気に表情を変えます。
観葉植物の飾り方でいくつか事例を見ていきましょう。
〜床おきでシンボルツリー風〜
一つで部屋の印象を大きく変えるのがこの飾り方。植物を飾るスペースがあまりない方はまずは大きな植物を購入するのも良いでしょう。
〜卓上サイズ〜
最もスタンダードな飾り方で、卓上サイズの植物は数100円からと手頃な値段で購入できるものが多いです。複数の種類を購入してみていろんな場所で飾るのもオススメ。
〜ハンギング〜
天井から吊るすことができるので植物を空中で眺めることができます。カーテンレールや突っ張り棒にS字フックをかけて吊り下げるのもおすすめ
〜トレーの上に佇む〜
エアプランツはプランターなしで飾れるのが特徴。
ガラスのコップやトレーと一緒に飾るとボタニカルな雰囲気が出ます。
複数の箇所で活躍する素材
天然素材をインテリアに取り入れる場合、以下のポイントを意識しましょう。
・複数箇所で同じ素材を使う
理由としては、素材に関しても”共通点を探すことが重要だから”
同じ素材を複数箇所で使うことで、まとまりのある空間になります。
〜ラタン〜
ラタンとは”水草”の一種で耐水性・耐久性のある素材として、家具で多く用いれます。
例えば、
・チェアに用いることで可愛らしさのある雰囲気
・扉面材に使うことでアクセントに
〜レザー〜
レザーも家具や雑貨でよく使われる天然素材で統一感がはかりやすいモノになります。レザーはフンあいによって「高級感」「ヴィンテージ感」「カジュアル感」を演出し様々な表情を持っているのが特徴。
・ソファーにキャメルのレザーを使いカジュアルな雰囲気
・レザーは小物でも取り入れらえる
家具&飾りで素材を整える
天然素材を複数取り入れる方法として、「家具」「ディスプレイアイテム」で素材感を統一する方法がオススメです。事例を見ていきましょう
〜ラタンチェア&バスケット〜
ラタン素材の統一感を出すために、バスケットやプランターカバーが同じ系統の素材で統一されています。ナチュラルな雰囲気がグッと深まります。
〜レザーソファ&ラグ〜
こちらのソファではクールな印象のレザー素材を使っており、垢抜けた空間になっています。ラグの形状はレザーの大判のような形状をしており、それがまた統一感を生んでいます。
「まずはこれを購入」オススメアイテム
ここまでは、オシャレな部屋の家具・雑貨選びのポイントをご紹介しました。
ここからは「手軽に取り入れられるインテリアアイテム」をご紹介します。これからインテリアを頑張ってみたい、そういった方にまず挑戦してもらいたいアイテムをご紹介します。
スツール
〜シューメーカーチェア〜
スツールには主に以下の役割があると私は考えています。
・オブジェとして飾る
・サブチェアとして来客時に使う
・モノを飾るスペース
多目的で使えるアイテムなので、「部屋が広くない」「一人暮らし」の場合に特にオススメです。
〜スツール60〜
卓上照明
卓上のスタンドライトは、デザイン性の高いモノが多く、広いスペースを必要としないことが特徴的です。最近では、バッテリー式のモノも多くあり、コードレスでスタイリッシュに楽しめるモノが主流になりつつあります。
Bliss mini-desk lamp
ガラスグローブを使用しコンテンポラリーな雰囲気に仕上げた『Bliss』シリーズ
BALMUDA The Lantern / バルミューダ ザ ランタン L02A
エアプランツ
エアプランツもインテリア初心者の方にオススメ。
価格的にも手軽に購入できますし、水やりの頻度も多くなくて済むので手軽に導入できるインテリアアイテムです。
オブジェ
オブジェは、「何を変えばいいのか分からない」という方も多いのでは?
まずは、「木・ガラス・真鍮・陶器」など素材感の異なるアテイムを集めましょう。複数の素材を一緒に飾ることでインテリアに複雑性がまして洗練された印象になります。
〜ART OF BLACKフラワーベース〜
〜ART OF BLACKキャンドルホルダー〜
チェア
少し予算がある方だと、以下のチェアがオススメ。名作チェアは「座り心地が抜群」「オブジェとして活躍」します。それがあるだけで、インテリアにこだわりを持っていることをアピールできるアイテムになるでしょう。
〜ハイバックチェア〜
KOTONA(コトナ)ハイバックチェア unico
〜北欧チェア〜
Yチェア ソフト CH24
セブンチェア / アルネ・ヤコブセン(フリッツ・ハンセン)
J39 / ボーエ・モーエンセン(フレデリシア)
〜まとめ〜
今回はインテリア初心者の方に意識してもらいたい、「モノ選びのポイント」をご紹介しました。全ては意識できなくても、今回の心に響いたポイントを覚えていただいて、今後のインテリアアイテム選びの参考にしてみてください。
アイテムを選ぶポイントはこの3つ
1.「色」「質感」「素材」「光」共有点を意識する
2.光を飾る・取り入れる
3.有機的な要素を活用する