今回は南海プライウッドの名古屋ショールームで、収納術についてお話を聞いてきましたのでその内容をご紹介します。収納のプロから学ぶアイディアや考え方はどれもかなり参考になりました。便利でおしゃれな収納のノウハウをご紹介します。
南海プライウッドとは?
「南海プライウッド」という名前はご存知でしょうか?
ウォークインクローゼットをはじめとして収納のメーカーを探したことがある方だと、結構知っている方も多いのでは?今回、ショールームに訪れて「収納と言えば南海プライウッド」と言っても良いのではと思えるメーカーさんでした。
商品展開
「南海プライウッド」の商品ラインナップとしては、主に以下の通りです。収納をはじめとして室内を「便利におしゃれにするアイテム」が揃います。
・収納
・壁、インテリア造作材
・天井
・床、フローリング
・階段
・室内ドア
商品を購入するには
現在、「南海プライウッド」の商品を採用しようと思うと、ハウスメーカーやリフォームメーカーから購入する形になります。
しかし、今後はECサイトで購入できる収納アイテムも発売予定らしく、手軽に購入して取り入れていける商品が発売されるのが楽しみですね!
ショールーム
「南海プライウッド」のショールームは、本社の香川県、あとは東京・大阪・名古屋にあります。
あとは、ホームページにはバーチャルショールームが用意されているので、足を運ぶことが難しい方は是非そちらでチェックしてみてください。
また、「南海プライウッド」はYouTubeやインスタにも力を入れているそうで、商品の紹介やショールームの動画を見たりできるので是非チェックを!!特にインスタのフォロワーは、6万人を超えており本当にためになる情報を発信してます。
どんな人にオススメのメーカー?
それでは、「南海プライウッド」がどんな方にオススメなのかご紹介します。
一言でいえば、「住宅を購入するなら絶対に知っておきたいメーカー」だと言えます。私は住宅を建てる時には、知らなかったので後悔していますw
おしゃれな収納が欲しい
ウォールゼットノエル3をはじめとして、「南海プライウッド」では”おしゃれな収納アイテム”がラインナップされています。収納をすっきりさせるだけではなく、「表面素材の質感」や「飾る」を意識したプロダクトが多く。「ウォークインクローゼット」や「リビングの箱物家具」などを探している方にはぴったりのメーカーです。
収納が足りなくて困っている
「南海プライウッド」では、収納を増やすアイテムも展示されていました。
アイディア一つで収納スペースを増やすことができるんだな感じさせられました。
〜壁面に有孔パネル〜
〜鏡裏にニッチを設置〜
収納のアイディアを知りたい
「南海プライウッド」のショールームでは、実際の生活を意識できるように以下のような仕様になっています。
・実際の生活をイメージできる「物が多さ」
・しかし、収納術が詰まっているので「物が溢れていない」
ショールームに行くと収納のアイディアがいろんなところに詰まっています。「住宅購入」「リフォーム」の際には、収納の勉強をするためだけにでもショールームを見ておく価値はあります。
家族構成をシミュレーションしたショールーム
南海プライウッドのショールームには、「表札」がかけられています。
今回の南海プライウッド名古屋ショールームでは、「Suzuki家」をシミュレーションしています。
両親と子供二人(小学生と幼稚園児)の生活を想定したリアルなショールームとなっていました。
生活感を出さない術
南海プライウッドのショールームでは、「家族構成を意識した物」をあえて多く配置しています。
実際の生活で物が多くても、しっかり収納仕切る術をショールームの中から学ぶことができる仕組みがありました。
シューズクロークの収納術
まずは、家の顔である玄関周りの収納から見ていきます。ここにも間取りの観点や細かな部分でいろんな仕組みがありました。
シューズクロークを配置
まずは、間取りの観点では、「ウォークスルーのウォークインクローゼット」を配置しているというポイントが挙げられます。
・帰宅動線の中で物を収納する
・土間収納にはキャンプ用品などを収納
・よく使う靴は玄関側の棚板の収納
そういった仕組みがとられていました。
耐水性のある玄関棚板
こちらは、「メラフィット」という素材を使った棚板です。機能的にもルックス的にも良い商品だと感じました。
・耐水性があり傘を置くのに最適
・シミや汚れに強く綺麗に保って使える
奥行きの浅い傘置き
こちらは傘などをかけて収納できるアイテムです。
・奥行きが浅く場所を取らない
・高さ調整ができるので傘以外の収納にも使える
基本的に浮かした収納にする
フロアの掃除などのメンテナンス性を考えて、南海プライウッドの玄関収納では、「浮いた収納」が採用されていました。玄関収納ではなるべく床に直置きしているアイテムを減らすことで、掃除がしやすくなります。
ショールームでは、ブーツも浮かせた収納になっていました。
玄関にもハンガーラック
玄関にはアウターを収納する場所として、ハンガーラックが設置されています。
・帰宅動線の中でアウターを収納
・花粉などを室内に持ち込まない
ニッチを使った収納
南海プライウッドのショールームでは、ニッチがよく登場します。「アドキューブ」というアイテムらしいですが、玄関ではミラーの背面に収納を設置していました。
・スペースを有効活用するニッチ
・ミラー(姿見)が玄関にあるのが便利
・玄関で収納しくい小物を隠せる収納
スーツケースを配置
南海プライウッドのショールームでは、スーツケースも玄関に収納されていました。
・キャスターなどの汚れを室内に持ち込まない
・家族で共有する物を玄関(共有)スペースに配置
玄関に壁面収納を配置
玄関には約1畳程度の壁面収納が配置されていました。ちなみに、扉は「グッドア」というアイテムで壁との一体感がありスッキリした印象になっていました。
・季節家電を収納
・シーズン物のクリスマスツリーを収納
・防災グッズを玄関先に収納して避難しやすい備え
「家族の共有アイテム」「シーズン系アイテム」「防災グッズ」を玄関にしまうアイディアが詰まっていました。
ランドリー&バスの収納術
ショールームでは、ランドリー&バスが一緒の場所に配置されており「家事動線」が良い間取りになっていました。
お風呂動線を考えた収納配置
まずは、お風呂に入る際の動線を考えた収納の配置が印象的でした。
〜バスタオル&パジャマはランドリーに収納〜
入浴前の準備をスムーズにする収納の配置になっています。
〜ランドリーバスケットを配置できるフック〜
入浴後の衣類をすぐに入られてるバスケット置き場がありました。
〜ランドリーバスケットはすぐに洗濯機へ〜
衣類はすぐに洗濯できるように洗濯機もバスルームの近くに配置しています。
〜洗濯後にすぐに干せる場所を〜
洗濯を終えると室内干しができるようにハンガーパイプが洗濯機の上に設置されていました。
ランドリーに作業場所を設置
ランドリーでは、小さな作業スペースが用意されておりアイロンをかけたり刺繍をしたりできます。
〜コンセントを配置〜
作業台にはコンセントが配置されています。アイロンや電化製品を使うときにも便利な配線計画となっていました。
〜ハンガーパイプを配置〜
作業台の上にはハンガーパイプが設置されておりアイロン台などをハンギングして省スペースで設置できるようにしてあります。
ウォークインクローゼットの収納術
続いて、ウォークインクローゼットです。
ショールームでは「ノエル3」というアイテムの「アッシュウォールナット」が展示されていました。こちらは我が家でも採用しようと考えているので、その際には別記事で詳しくレビューします。
ジュエリートレー
ノエル3の魅力の一つである、ジュエリートレーは「宝飾品」だけではなく、「時計」「メガネ」など身につける小物を収納するのに最適な場所になっています。
〜ルックスの良さ〜
天板がアクリル板になっておりジュエリーが上から透けて見えるルックスはやっぱり良いですね。底板にはスエード調の生地が貼ってあり「滑り止め」「傷防止」などの役割があります。
〜フルオープンの使いやすさ〜
引き出しはかなり奥まで開くので、奥にある物を取り出しやすい仕組みが取られています。
奥行き60cmか45cmの違い
クローゼットの奥行きの永遠のテーマである「奥行き60cmか45cmの違い」について、紹介します。
以下のような特徴があるので、「通路幅の確保」「」
・ハンガーにかけた衣類の収まりが良い(右側写真)
・引き出し部分も奥行きが揃うので大容量になる
・ハンガーにかけた衣類が少し飛び出す(左側写真)
・奥行きが浅いので通路を圧迫しない
通気性の良い引き出し
ノエル3は扉の同士の隙間が数センチあいています。これにより、内部の換気が保たれて空気がこもることが避けれます。
スラックスハンガー
こちらはスラックスハンガーです。
太めの滑り止めのついたハンガーで掛けやすく、シワを伸ばしてくれます。奥行き60cmであれば前後に2着かけることもできます。
バスケット
ウォークインクローゼットには、バスケットが配置されていました。こちらはルックス的にも好印象でした。便利なポイントは以下の通り。
・通気性のある引き出しで「帽子やニット」など厚手の物に最適
・中に収納した物を視認しやすく子供に優しい
・着てすぐには洗わないニットなどを収納する
ワークスペース
今回のショールームではウォークインクローゼット内にワークスペースが設けられていました。
奥行きが60cmあるノエル3なので、ワークスペースとしてのサイズとしても最適です。
〜十分な板厚〜
こちらの部分の板厚は収納部よりも厚い仕様になっておりデスクとしてもつける重厚な作りでした。
〜天板下のコンセント〜
デスクの下にはコンセントが設置されています。ノエル3はこのように側面にコンセントを出すこともできます。また、テーブルの天板には配線孔を設置しているのも使い勝手の良さを感じます。
天板スペースを有効活用
ウォークインクローゼットのデッドスペースになりやすいのが「天板の上」です。
オススメの使い方は「ボックス収納を配置」したり、「バッグを置くスペース」として活用する使い方だそうです。「飾る」と「隠す」をうまく組み合わせた収納となっていました。
S字フックの活用
ショールームのハンバーパイプには「S字フック」が多様されていました。
・子供がズボンをかけるのに簡単で便利
・バックなどをハンギングして
クロスとのコーディネート
ノエル3は背板が無いタイプを選べるので、ショールームではクロスとのコーディネートがされていました。ウォークインクローゼットでもインテリアを妥協したく無い方にはこのようなパターンもオススメです。
キッチンの収納術
キッチンのルックスは「収納が命」だと言えます。
ショールームでは、「ルックの良いキッチン」「使い勝手の良いキッチン」になるような仕組みがたくさんありましたのでご紹介します。
網棚の使い方
まずは、「網棚」について。
こちらはレンジの上部に配置されていました。これも使い勝手が良い点がたくさんあります。
・レンジで使って熱くなったトレーを置ける
・水気が切れていない物を置ける
ステンレス製の棚板
南海プライウッドのキッチン収納では、ステンレス製の棚板を選択することができます。これには以下のメリットがあります。
・熱をもつ物を配置しやすい
・蒸気や湿気も気になりにくい
室内建具(ぐっドア)が優秀
キッチンを隠すように「グッドア」が配置されていました。これがあることでキッチン部分を全て隠すことができます。家電や食器といった生活感がで安い部分を隠せて、来客時に活躍しそうなプロダクトだといえます。
リビングの収納術
リビングは家族が集う場所。
リビングの収納術には家族構成が多く影響します。南海プライウッドならではの仕組みが詰まっていたのでご紹介していきます。
奥行きの浅い壁面収納
リビングで便利と感じたのが、「奥行きの浅い壁面収納」です。
この手の収納は間取りの関係で奥行きを深くして作ってしまう傾向がありますが、奥行きが浅いことでたくさんのメリットがあります。
・中に仕切りを置きやすい
・吊るす収納を使いやすい
・奥にある物を取り出しにくいことが少ない
子供の絵をアートに変える
続いて、お子さんがいる家庭での工夫ですが、「子供の描いた絵を抽象画と一緒に飾る」アイディアがとられていました。こうすることで、アートの一部として絵を飾ることができます。
子供のおもちゃを簡単にしまえる仕組み
子供が収納することを覚えやすい仕組みがとられていました。
ショールームでは、「大きめのボックスに物を入れる」ことができる場所が何箇所かありました。これは大人にとっても「バッグを収納するのに便利」な側面もあるのでオススメの仕組みです。
思い出は近場に収納する
これは我が家でも取り入れている仕組みですが、「思い出のアルバムなどは取り出しやすい場所に収納」するのもオススメです。せっかくアルバムに写真を閉じても数年に一度しか見ないのは勿体無いので、この仕組みも結構オススメです。
見えない場所にはタグをつける
「無機質な収納場所は何をどこに収納したか分かりにくい」という悩みを解消するテクニックがこれです。特に収納内の小分けしている引き出しなどは、タグをつけることで中に何が入っているか分かりやすいのでオススメ。
オシャレ便利な有孔ボード
南海プライウッドには「有孔パネル」という商品があり、従来のホームセンターで販売されているような有孔ボードの印象を一新している商品だと感じました。
ルックスが好印象
南海プライウッドの「有孔パネル」には、カラーが4種類ありインテリアの雰囲気に合わせてカラーを選択できます。特に「アッシュウォールナット」「ダークグレー」は質感がよくインテリア目線でも部屋の景観を損なわないデザインになっています。
〜エッジテープにより断面も綺麗〜
企画化されたモジュールで使いやすい
有孔ボードは穴のピッチが企画化されているので、拡張性が高いこともオススメのポイント。
フックだけではなくトレーなども追加できます。現在では、100円ショップでも有効ボードにぴったりの収納アイテムも揃うので、低価格でパーツを追加することができます。
掛ける収納は長さがある物を収納
ショールームで学んだアイディアとしては、ランドリーや玄関では長さのある物が多いこと。
そして、それを引っ掛けて収納する方法が有効であること。ホウキやモップがけのスティックは、こちらの写真のように壁にかけて収納すると見た目もスッキリします。
安全面を考慮した設計
南海プライウッドの収納には安全面を考えた仕組みがたくさんありましたのでご紹介します。
Rをかけた建材
「カウンター」「キャビネット」などの板や箱物はどうしても「角」が出てしまいます。
南海プライウッドではそういった部分を「R加工」することで丸くしていました。印象としても曲線が優しい印象になります。小さなお子さんがいる家庭ですと安全面も考慮した商品選択が重要だと言えます。
まとめ
今回は南海プライウッドの名古屋ショールームで学んだ、収納のアイディアをまとめてみました。YouTube動画でも実際の案内を受けた様子を投稿しているので是非チェックしてみてください!
※サイトで紹介している価格・商品URLは投稿時点での物になります。変更が生じることもありますので詳細は各公式サイトでご確認ください。