今回は南海プライウッドの「ノエル3」を半年間使ってみた感想をレビューします。寝室リフォームの際に、採用しましたが「良かった点」「イマイチな点」を全て正直にご紹介していきます。
南海プライウッドとは?
「南海プライウッド」という名前はご存知でしょうか?
ウォークインクローゼットをはじめとして収納のメーカーを探したことがある方だと、結構知っている方も多いのでは?今回、ショールームに訪れて「収納と言えば南海プライウッド」と言っても良いのではと思えるメーカーさんでした。
商品展開
「南海プライウッド」の商品ラインナップとしては、主に以下の通りです。収納をはじめとして室内を「便利におしゃれにするアイテム」が揃います。
・収納
・壁、インテリア造作材
・天井
・床、フローリング
・階段
・室内ドア
商品を購入するには
現在、「南海プライウッド」の商品を採用しようと思うと、ハウスメーカーやリフォームメーカーから購入する形になります。
しかし、今後はECサイトで購入できる収納アイテムも発売予定らしく、手軽に購入して取り入れていける商品が発売されるのが楽しみですね!
ショールーム
「南海プライウッド」のショールームは、本社の香川県、あとは東京・大阪・名古屋にあります。
あとは、ホームページにはバーチャルショールームが用意されているので、足を運ぶことが難しい方は是非そちらでチェックしてみてください。
また、「南海プライウッド」はYouTubeやインスタにも力を入れているそうで、商品の紹介やショールームの動画を見たりできるので是非チェックを!!特にインスタのフォロワーは、6万人を超えており本当にためになる情報を発信してます。
ウォールゼットノエル3をセレクトした理由
今回のウォークインクローゼットは、ウォールゼットノエル3でなければ実現できなかったと感じています。
・カラー
・拡張性、デスク
・ギャラリーケース
・奥行きの浅い棚板
「ウォールゼットノエル3」は南海プライウッドというメーカーが発売している、ウォークインクローゼット用の建材になります。今回は我が家の寝室リフォームでそちらを採用することになりました。
海外風なクローゼットの雰囲気は唯一無二
ウォールゼットノエル3の良さはリッチな雰囲気にあります。
「ジュエリートレイが採用できる」
「スラックスハンガー」
「奥行きの浅い棚」などなど良さがたくさんあるブランドになっています。
アッシュウォールナット
今回採用したのが、こちらも一目惚れした「アッシュウォールナット」というカラーになります。
プレーンな木質でもなく、無彩色でもなく、絶妙なカラーリングが好印象なモノになっていました。
ウォークインクローゼットの配置・仕様
棚板・ブラケット
ワークスペースに隣には、棚板を設置しています。こちらはウォールゼットノエル3と同じからの、亜ッシュウォールナットを採用しました。アートランバーシリーズの棚板で現場施工で自由に大きさを変更できる良さを感じました。
引き出しとシームレスに繋がったデスク
今回のリノベーションでも、ひときは満足している点がワークスペースです。南海プライウッドさんのキャビネットの隣に、アートランバーシリーズの同系色の板を使って造作のデスクを作りました。
奥行き45cm、ワイド120cmと大きなワークスペースに満足しています。
作業台として活用できるキャビネット
こちらは、4段×3列の引き出しです。ワイドが約190cmあるのでデスクアイロンをかける台として十分な余裕があります。
ロングコート&ギャラリーケース
こちらは、コートをかけるエリアになっています。夫婦で左右に分かれて半分ずつ使っています。
それぞれのハンガーパイプの長さは90cmなので、我が家ではコートスペースとしては十分なサイズになっています。
中央には、ギャラリーケースが設置されています。こちらは、80cm幅と60cmの奥行きなのでジュエリーを平置きしても十分なサイズ感になっています。
上段には3段のアルミラックを配置しました。使い勝手が良いように奥行き29cmのものをセレクトしました。これはマフラーや帽子を置くのに最適なモノになっています。
ギャラリーケースの下には引き出しを5段配置して、私(夫)が使っています。
引き出し&ハンガーパイプエリア
こちらは、引き出しが6段×2列を配置しており私(夫)が使っています。
上部にはハンガーパイプがあり、この部分は夫婦で半分ずつ使っています。ここのポイントは奥行きが浅い棚板を2段配置していること。引き出しに収納しづらいような、厚手のニットや帽子などを収納するのに最適なスペースになっています。
使用してみて感じた「良かった点」
拡張性の高さ&デザイン
今回のウォークインクローゼットは、ウォールゼットノエル3でなければ実現できなかったと感じています。
フレームタイプの収納ではなく、上部&側面が板なのがデザイン的にも高級感があって一目惚れしました。
アッシュウォールナットのカラーが最高
ギャラリーケースのマットの質感が良い
どこにでも下地が効く素材
他のアートランバーシリーズと同じカラーがある
ディスプレイの場所としても最適
通気性の良さがGood
他のアートランバーシリーズと同じカラーがある
使用してみて感じた「イマイチな点」
引き出しの開閉音
残念な点の一つ目が引き出しの開閉音です。我が家ではダイソーで小さなクッションを購入して引き出しの裏に貼っています。
ワークスペースの高さが80cm程度になった
引き出しの深さ
ウォールゼットノエル3には、引き出しが14cmと20cmの深さの2種類があります。我が家では、引き出しを多くしたかったので、深さ14cmの浅型の引き出しを主に採用しました。
使い慣れると支障はないかなとも感じていたのですが、17cmぐらいの深さが使いやすいのではないかと感じました。
ギャラリーケースの仕切り
我が家ではギャラリーケースの仕切りは使わずに、ジュエリーを平置きして、時計のケースを一緒に入れています。この部分は仕切りではない、「重ねられるような指輪を立てるようなトレイ」や「大理石・真鍮トレイ」の方がデザインとして使いやすいのでは?と感じました。
奥行きの浅い棚板
デフォルトでは29cmの奥行きになっています。そのことによってハンガーパイプがかなり前方に出てきています。衣類を前面に出さないためには、奥行き20cm程度でも棚板を設置できるようになればと感じました。
側面に設置できるようなフックや棚板
ウォールゼットノエル3の特徴
アッシュウォールナットがルックス最高
「ウォールゼットノエル3」には以下のカラーが用意されています。
・アッシュウォールナット
・ブライトウォールナット
・シェルホワイト
特に注目したのが、「アッシュウォールナット」です。ウォールナットと書いてあるので深い色を想像するかと思いますが、こちらのカラーは「グレー寄りのブラウン」といった印象。
実物を見て感じた点は以下の通り。他のブランドにはない質感とカラーでした。
・テカリを抑えたマット系の高級感
・垢抜けた海外風のクローゼット
・アクセントクロスと合わせやすい
・引き出しの内側がブラックでスタイリッシュ
可動棚のダボ穴が目立たない
ルックスでかなり優秀な「ウォールゼットノエル3」ですが、細部にまでしっかり拘られています。
例えば”ダボ穴が超小さい”ちょっと離れるとほぼ存在に気づきませんでした。可動棚が固定だなのように見える感覚になって、”壁との一体感が生まれて”より”作り付けの家具の良さ”を感じます
全面下地で拡張性がある
南海プライウッドの商品のほとんどに言えるようなのですが、全面下地になっており後から「自分でフックなどを壁に取り付けしやすく」なっています。他のメーカーでは、部材の中が空洞だったりしてボルトを固定できなかったりするので、これはありがたいポイント。
内部構造はこんな感じです。地味ですが他のブランドより優れている点です。
・板が重なり合った合板
・ウッドチップよりも軽い
〜カット面がキレイに整う〜
「ウォールゼットノエル3」は現場施工で、壁から壁にピッタリ収めることを前提とした商品です。現場でパーツの長さを調整するためにカットをするのですが、その際にも特殊な合板の構造によってカット面がキレイに整う点もルックスに好影響です。
スタイリッシュなパーツ
「ウォールゼットノエル3」には、いろんなオプションパーツがあるんですが、どれもルックスも重視した設計になっています。ウォークインクローゼットを南海プライウッドにするなら”どれか選んでおいた方が満足度が高くなる”と感じます。
〜ギャラリーケース〜
ネクタイやアクセサリー、時計を飾るように収納できるパーツです。海外風のクローゼット感が演出できます。
〜スラックスハンガー〜
太めの滑り止めのついたハンガーで掛けやすく、シワを伸ばしてくれます。奥行き60cmであれば前後に2着かけることもできます。
〜バスケット〜
通気性のある引き出しで、「帽子やニット」など厚手の物や重ねることを避けたい物に最適。
〜コーナー棚板〜
L型・U型プランのコーナー部分に設置することができる。バックや帽子を配置したりすることもでき、ルックスとしては抜け感ができてオススメ。
〜チェスト(引き出し)〜
「ウォールゼットノエル3」には独立型のチェストも用意されています。なので、クローゼットに窓がある場合などには、チェストだけ並べて配置するゾーンも作れます。
耐久性のあるハンガーパイプ
ハンガーパイプといえば円柱型の物をイメージするかもしれないですが、「ウォールゼットノエル3」はオーバル型のパイプになっています。これにより以下のような特徴があります。
・耐久性が増す
・ハンガーが揺れにくい
・コンパクトでスタイリッシュ
様々なサイズ・形状の部屋に採用できる
「ウォールゼットノエル3」では、横幅がカット調整可能なので「横幅数十センチ」〜「3メートル以上」でも自在に組み合わせて延長することができます。
また、以下のように様々な形状パターンが用意されているので、形状が複雑な部屋でも採用しやすいのが特徴。
奥行き60cmか45cmの違い
クローゼットの奥行きの永遠のテーマである「奥行き60cmか45cmの違い」について、紹介します。
以下のような特徴があるので、「通路幅の確保」「」
・ハンガーにかけた衣類の収まりが良い(右側写真)
・引き出し部分も奥行きが揃うので大容量になる
・ハンガーにかけた衣類が少し飛び出す(左側写真)
・奥行きが浅いので通路を圧迫しない
まとめ
今回は南海プライウッドをご紹介させていただきました。
インテリア目線の商品が多く、揃っていました。
・収納のアイディアを活かして住宅をスッキリ見せる
・インテリアが華やかになる「カラー」「質感」の物が多い
ぜひ、これから住宅購入やリフォームを考えている方、ホームページやショールームをチェックしてみてはいかがでしょうか?