今回はインテリアのNG集を10選ご紹介します。なんだか、「部屋がオシャレにならない」そんな方は是非こちらの記事を見ていただいて部屋のコーディネートの参考にしていただければと思います。家具・雑貨・照明選びもルールさえおさえれば意外に簡単です。「カラー」「サイズ」に悩んでる方も参考に。
インテリアを失敗しないルールとは?
インテリアには様々な着眼点があって、その分ルールもたくさんあります。インテリアの参考書に出てくるようなカラーのバランスであったり一般的なルールも数えきれないほどあります。
今回は「私自身が独自に考えるルール」や「大切にしている一般的なルール」を織り交ぜながら、ポイントを10選ご紹介します。
失敗しないためのポイント10選
それでは、今回のメインテーマであるインテリアを失敗しないためのポイントを10選ご紹介します。是非、これらのポイントとご自身の部屋を見比べていただいて、改善の方法などを考えてみていただければと思います。
1.家具が大きすぎる
家具の大きさはインテリアにとって重要な観点です。
家具が「大きすぎる」「小さすぎる」といった両方のパターンがNGと言えます。
例えば、
家具が大きすぎる:部屋に圧迫感を差してしまう
家具が小さしぎる:必要十分な用途を果たさない
家具のサイズを選ぶ際には以下の観点を大切にしましょう。
〜家具の占有率は1/3〜
部屋の面積に対する家具の面積は、1/3が目安だと言われています。
これはおおよそ、6〜15畳程度の部屋に当てはまってくる法則です。それ以上、広い空間では余剰スペースが増えて、この法則よりも家具の大きさの自由度が高くなります。
〜利用人数を考えたサイズ〜
ソファやダイニングテーブルでは、普段何人で利用するのかを考えて家具を購入しましょう。スペースに余裕がない場合には、来客時を想定して以下の方法を取るのもオススメ。
〜エクステンション機能付きテーブル〜
〜スツールをサブチェアとして活用〜
2.要素が多すぎる
インテリアにとって、「要素の多さ」も重要な観点と言えます。
要素が多すぎる:ごちゃついて生活感が出る
要素が少なすぎる:殺風景で物足りないインテリア
要素の数は感覚的なお話になりますが、主に意識してもらいたいのが内装と言われる床・壁以外に追加した要素を見てバランスを整えるという点です。主に「家具・アート・ラグ・ディスプレイアイテム」を中心に見て以下の要素をバランスよく取り入れるのがオススメです。
〜余白を意識してモノを配置する〜
〜要素の多さでインテリアの雰囲気が決まる〜
3.ディスプレイのアイテムの高さ
皆さんは「モノを飾る」となった時にどのようなモノを購入しているでしょう?
人の好みはあまり変わらない傾向があり、いつも同じ「素材」「サイズ」のモノを購入している方も多いのでは?
ディスプレイにおいては以下の観点を大切にしていただきたいと思います。
〜高低差をつける〜
アイテムを購入する時には高さの違いを意識してセレクトしましょう
〜カラートーンを統一〜
素材は「同じでも」「バラバラ」でもOK。カラートーンを統一するのがオススメです。
4.天然物&人工物のバランス
インテリアにとって「天然素材」と「人工的な物」のバランスを考慮することが重要です。
天然素材:石目調、植物、レザー、ラタン、無垢etc
人工的な物:樹脂系(メラミン)、モルタル、タイル、レンガ、ガラスetc
要素の数は感覚的なお話になりますが、主に意識してもらいたいのが内装と言われる床・壁以外に追加した要素を見てバランスを整えるという点です。主に「家具・アート・ラグ・ディスプレイアイテム」を中心に見て以下の要素をバランスよく取り入れるのがオススメです。
①素材系:石目調、植物、レザー、ラタン、無垢etc
②加工系:織物、畳
③人工物系:樹脂系(メラミン)、モルタル、タイル、レンガ、ガラス
素材系とは素材がそのまま露出しているアイテム、加工系とは素材が何かわかる加工品、人工物系とは素材が何か分からないほどに加工されたアイテムと私は定義しています。
5.樹種が異なりすぎる
家具や内装には木材が使われている部分がとても多いです。木材の樹種やカラーがたくさんありすぎると安定感のないインテリアになってしまいます。
木材の種類については、塗装などで色合いが変わってくるので「カラー」に注目して以下の3種類のうちどれに当てはまるのか確認してみましょう。
〜ウォールナット系〜
まずはカラーが濃いフォーマルな印象の樹種です。
〜オーク系〜
ミディアムブラウンで明るさがありながらある程度カラーが濃いカジュアルな樹種
〜パイン系〜
明度が高く明るい色で爽やかな印象の樹種
そして、内装・家具で守っていただきたいのが、色が近いモノをセレクトすることです。以下の組み合わせがカラーが浮かないのでオススメ。
「ウォールナット系&オーク系」
「オーク系&パイン系」
ここで注意したいのが「小物やディスプレイアイテム」に関しては上記のルールを意識する必要はありません。それらは、サイズが大きくなければ差し色感覚で異なるカラーの樹種をセレクトするのもありです。
6.植物がないインテリアはあり?
「観葉植物がないインテリアはあり??」と私が聞かれたら答えは、
「もったいない」と答えます。
インテリアには無機質なモノを中心に集めるスタイルもありますが、有機的な要素がそこに入ることで大きく印象が異なります。
植物があった方が、「ルックスとしても見やすく」「心理的にも安らげる空間」となるでしょう。なので、人間が住む「居住空間には植物があった方が良い」と私は考えます。
〜無機質な中にも植物を飾るスタイル〜
〜無機質なモノだけのスタイル〜
クールでモダンなスタイルになりますが、居住空間らしさがない空間。これも好きな方にとっては「あり」
7.壁面の要素が何もない。。
インテリアにとって結構難しいのが、「壁をどのように使うのか?」
オススメは少しずつアイテムを増やしていき、壁のどの程度にモノを飾るのがしっくりくるか確認するという方法です。その際には以下のポイントをおさえて飾るようにしましょう。
〜メインのアートは少し大きめに〜
ここでもよくある失敗は、アートが小さすぎるというパターン。部屋の大きさにもよりますが、メインのアートは「A1やA2」サイズのように圧迫感が出ない程度の大きなサイズを選ぶのがオススメ。
〜ディスプレイは散らさない〜
飾る場所は集中させて部屋の多くても3箇所程度におさえましょう。あまりに広範囲にモノを散らすと目線のいき場所が安定しないので注意
〜ウォールシェルフを追加〜
無印良品・ストリングシェルフなど後付けでシェルクを追加してモノを飾る場所を追加するのもオススメ。
8.窓を活用できてないインテリア
「窓は自然光が唯一部屋に入る場所」
自然光を意識してインテリアコーディネートをするとワンランク上の空間を演出することができます。意識して欲しいのが以下のポイント。
〜床おきの植物を飾る〜
床おきの植物にしっかり日光を浴びさせる観点や窓枠の無機質な印象を和らげるという意味で植物を飾るのもオススメ。
〜横からの光を意識してモノを配置〜
自然光が横から当たる場所は、光の陰影ができて「映える場所」と言えます。窓辺に「スツール&植物」「お気に入りの家具」を配置するのもオススメです。
9.照明器具がインテリアの邪魔をする
インテリアショップに行くといろんな照明が展示されていますよね。
それぐらい、「照明」と「インテリア」は切ってもきれない大切な関係にあります。
照明を選ぶ際には、家具と同じような感覚で選ぶことが大切です。ポイントは以下の通り。
〜ありがちなシーリングはNG〜
ホームセンターでよく見るようなこちらのシーリングライト。安価で調光調色できたりと機能的には良いのですが、インテリア目線では正直ダサい。。
〜無機質な照明〜
どのような照明を購入するか迷った場合には、無機質なモノを選択しましょう。「幾何学的な形状」で「マットな無彩色」の物がオススメです。
〜木質が感じられる照明〜
素材感を感じられる照明はインテリアの一部としてオススメ。木部がパーツに組み込まれているものは、「家具」「内装」と同系色のモノを選ぶのがセオリー。
〜デザイン重視はNG〜
照明器具をデザイン重視で選ぶと、「光量が足りない」「調光調色ができない」など使い勝手が悪区なることもあるので注意しましょう。
〜間接照明を積極的に取り入れる〜
間接照明があることで、「光源が増えて」「光に立体感」が生まれます。スタンドライトやデスクライトは特に取り入れやすいのでオススメです。
10.隠す収納がインテリアの要
「収納が足りない」という悩みはインテリアにとって最も多い悩みの一つです。
住宅選び・家具選びの際には、まずは必要な収納量が足りているかを優先して選ぶことが重要です。
〜住宅選びは収納から〜
賃貸や持ち家でこれから物件を探そうとしている方は、収納に注目して物件選びをすることをお勧めします。自分が持っているモノをリスト化して、「何をどこに収納」するのかシミュレーションしてみましょう。
〜収納家具の選び方〜
隠す収納が足りない場合には、シェルフ・チェストを選ぶ時には、以下の点に注意しましょう。
・扉が付いている家具は中身を隠せる
・オープンシェルフはボックス収納を活用
〜飾ると隠すが両立した家具〜
収納家具を選ぶ時には、「飾る」という要素も入っているものがオススメです。隠す収納だけを意識していると要素が少ないインテリアになってしまいます。収納家具の「天板」「棚板の一部」をディスプレイの場所として活用するとインテリアもワンランク上になります。
まとめ
今回はインテリアがダサくならないためのポイントを10選ご紹介させていただきました。今回のポイントは住宅インテリアアドバイザーとして独自に考えている観点となります。ぜひ、参考にしていただいてインテリアコーディネートを楽しんでいただければ嬉しいです。